【あごうさとし(演出家)×能政夕介(アナウンサー)が手掛けた演劇『フリー/アナウンサー』の公演終了】
2021年6月23日から25日までの3日間、京都の小劇場THEATRE E9 KYOTOにて上演された『フリー/アナウンサー』が盛況のうちに幕を閉じた。
京都の小劇場THEATRE E9 KYOTOにて上演された「フリー/アナウンサー」3日間の公演が無事終了
2021年6月23日から3日間かけて作品「フリー/アナウンサー」が合計3回京都の小劇場THEATRE E9 KYOTOにて上演され、盛況の中終了した。
演出|あごうさとし
作・出演|能政夕介
出演した能政夕介にとっては初の舞台であり、フリーアナウンサーという仕事の枠を超えた取り組みとなった。
演出|あごうさとし
作・出演|能政夕介
出演した能政夕介にとっては初の舞台であり、フリーアナウンサーという仕事の枠を超えた取り組みとなった。
アナウンサーの歴史の変遷を辿り、言葉についての意味を問う作品
今回上演された「フリー/アナウンサー」では、出演者である能政夕介が約60分間、アナウンサーの歴史や言葉の変遷に加え、アナウンサーとしての自身と一人の人間としての自身への苦悩や、周辺地域である東九条の歴史や街並みを実況する等、言葉を軸にしながらも様々な角度からの言葉という表現に対して挑戦した作品となった。
「アナウンサー」という職業のイメージを問いかけた際に皆さんはどのような印象を持つだろうか?
「真面目で、正確な情報を、責任感を持って正しく伝える人」劇中ではアナウンサーに対して抱いていた印象について吐露する場面もあった。
1925年3月22日、仮設スタジオから、京田武男アナウンサーが発した第一声「JOAK JOAK、こちらは東京放送局であります。」これが日本の放送も幕開けと言われている。
約100年の歴史が流れようとしている中で、アナウンサーの使う言葉も、求められる事も大きく変遷してきた。
作品の中では1930年代のニュースから2020年代のニュースまでを10年区切りで読み上げる場面もあり、アナウンサーの言葉遣いやアクセント等時代と共に変わる変化を体現した。
普段何気なく使っている「言葉」に対して、役割や町、個人に焦点を当てながらその歴史や背景についても深堀をしていく中で考える機会を劇中で投げかけていった。
「アナウンサー」という職業のイメージを問いかけた際に皆さんはどのような印象を持つだろうか?
「真面目で、正確な情報を、責任感を持って正しく伝える人」劇中ではアナウンサーに対して抱いていた印象について吐露する場面もあった。
1925年3月22日、仮設スタジオから、京田武男アナウンサーが発した第一声「JOAK JOAK、こちらは東京放送局であります。」これが日本の放送も幕開けと言われている。
約100年の歴史が流れようとしている中で、アナウンサーの使う言葉も、求められる事も大きく変遷してきた。
作品の中では1930年代のニュースから2020年代のニュースまでを10年区切りで読み上げる場面もあり、アナウンサーの言葉遣いやアクセント等時代と共に変わる変化を体現した。
普段何気なく使っている「言葉」に対して、役割や町、個人に焦点を当てながらその歴史や背景についても深堀をしていく中で考える機会を劇中で投げかけていった。
観劇したお客さんからの声
実際に観劇したお客さんからは様々な声が挙がっていた。
・整える事が大事ではあるが、どこにも歯が立たないようにすると印象に残らない。そんな矛盾が共感できました
・劇を通して地域の文化、歴史、現在を伝えることに感動しました
・色んな意味で分かるなぁと思う事が多かったです。自分にも問い直してみたいと思います
・肩書って何だろうとまで考えさせられました。最後はなぜか泣けてきました
・日常の解像度が上がるそんな演劇でした
等3日間で100を超える公演に対する感想を寄せていただきました。
・整える事が大事ではあるが、どこにも歯が立たないようにすると印象に残らない。そんな矛盾が共感できました
・劇を通して地域の文化、歴史、現在を伝えることに感動しました
・色んな意味で分かるなぁと思う事が多かったです。自分にも問い直してみたいと思います
・肩書って何だろうとまで考えさせられました。最後はなぜか泣けてきました
・日常の解像度が上がるそんな演劇でした
等3日間で100を超える公演に対する感想を寄せていただきました。
演出を手掛けたあごうさとし氏の声
近くにいる違う世界で生きている人と、対話を深めたい。
世界の広がりが、日常になる。能政さんと創作した演劇は、間違いなく演劇でした。
トークイベントではなく、一人芝居です。能政さんの演技には、アナウンサーとして、そして一人の社会人としての矜持があり、技術があり、リアルがある。
それらが、言語の歴史的変遷とあいまって、観客の心にも私の心にも届きました。
つくづく演劇はみんなのものだとも思いました。新しい演劇の言葉、それを探して長い時間が過ぎています。
芸術の一筋縄ではいかない刺激的な課題もありますが、私はこの近くの他者との取り組みを小さな波紋として表現し続けていくと思います。
世界の広がりが、日常になる。能政さんと創作した演劇は、間違いなく演劇でした。
トークイベントではなく、一人芝居です。能政さんの演技には、アナウンサーとして、そして一人の社会人としての矜持があり、技術があり、リアルがある。
それらが、言語の歴史的変遷とあいまって、観客の心にも私の心にも届きました。
つくづく演劇はみんなのものだとも思いました。新しい演劇の言葉、それを探して長い時間が過ぎています。
芸術の一筋縄ではいかない刺激的な課題もありますが、私はこの近くの他者との取り組みを小さな波紋として表現し続けていくと思います。
出演・作 能政夕介の声
フリーアナウンサーという表現者としても、1人のビジネスパーソンとしても有意義な体験ができました。
声をかけていただいた時は半信半疑でもありました。
「本当に自分が、あの場に立って人前で表現をするのだろうか?」しかしながら、実際に準備をしていく中でアナウンサーの歴史や言葉の語源について、アートとエンタメの違いについてなど多くの事を学ぶきっかけになりました。
改めてあごうさんをはじめ、関わってくださった皆さんに感謝を伝えたいと思います。
言葉を発する行為自体は私たちにとっては当たり前の行為です。
ただその中で、学んできた事が「正しい」という価値観でこれまでを過ごしてきたように今回の演劇を通して感じました
なぜ、こうした発話なのか?
それがどのような経過をたどって今に変遷してきて、今後どのようなコミュニケーションや表現が求められていくのか?
何気なく使ってしまっていた言葉に対しての認識を大きく変えるきっかけになったように思います。
大学卒業後に楽天株式会社で務め、そこから起業しフリーアナウンサーというキャリアを選択しました。
現在はこうしたキャリアの選択も決して珍しいことではないかもしれません。自分が選択した表現者としてのアナウンサーという職業ですが、今回を機にまた深く「言葉」と向き合い、関わる人たちへ貢献していきたいと思います。
声をかけていただいた時は半信半疑でもありました。
「本当に自分が、あの場に立って人前で表現をするのだろうか?」しかしながら、実際に準備をしていく中でアナウンサーの歴史や言葉の語源について、アートとエンタメの違いについてなど多くの事を学ぶきっかけになりました。
改めてあごうさんをはじめ、関わってくださった皆さんに感謝を伝えたいと思います。
言葉を発する行為自体は私たちにとっては当たり前の行為です。
ただその中で、学んできた事が「正しい」という価値観でこれまでを過ごしてきたように今回の演劇を通して感じました
なぜ、こうした発話なのか?
それがどのような経過をたどって今に変遷してきて、今後どのようなコミュニケーションや表現が求められていくのか?
何気なく使ってしまっていた言葉に対しての認識を大きく変えるきっかけになったように思います。
大学卒業後に楽天株式会社で務め、そこから起業しフリーアナウンサーというキャリアを選択しました。
現在はこうしたキャリアの選択も決して珍しいことではないかもしれません。自分が選択した表現者としてのアナウンサーという職業ですが、今回を機にまた深く「言葉」と向き合い、関わる人たちへ貢献していきたいと思います。
公演前に取材いただいた記事
京都にある小劇場THEATRE E9 KYOTOでは様々な演目が下半期も上演予定
「京都で生まれた舞台芸術の灯火を守りたい」という想いから生まれた、THEATRE E9 KYOTOは"作品をつくる・地域をつくる劇場"として様々な演目が下半期も予定されている。
今回の「フリー/アナウンサー」も併設するコワーキングスペースの会員である能政夕介とのタッグでもあった。こうした演劇にゆかりのないビジネスパーソンや地域の方との連携など幅広い取り組みを実行している。
劇場内はブラックボックスになっており、収容人数は決して多くないが照明や演出等もこだわり、地域と芸術の結びつきを強固にするための趣向を凝らしている。
京都駅や京阪東福寺からも徒歩圏内にある新たな小劇場の取り組みに是非注目してみて欲しい。
今回の「フリー/アナウンサー」も併設するコワーキングスペースの会員である能政夕介とのタッグでもあった。こうした演劇にゆかりのないビジネスパーソンや地域の方との連携など幅広い取り組みを実行している。
劇場内はブラックボックスになっており、収容人数は決して多くないが照明や演出等もこだわり、地域と芸術の結びつきを強固にするための趣向を凝らしている。
京都駅や京阪東福寺からも徒歩圏内にある新たな小劇場の取り組みに是非注目してみて欲しい。
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