コロナ禍においても20校、2,000名を超える未来のIT人材を育成 CompTIAスカラーシップ・プログラム アクセンチュアとの連携により学生のITスキル育成に貢献
ワールドワイドで100ヵ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供するCompTIA日本支局(本部:米国イリノイ州/日本支局長 Graham Hunter)は、「CompTIAスカラーシップ・プログラム」によるアクセンチュア株式会社との支援プログラムを実施。2,000名以上の学生のスキルアップを支援したことを発表しました。
CompTIAスカラーシップ・プログラムは、CompTIAがワールドワイドで展開する学校機関向けのプログラム「CAPP Academic Partner」に対し、受験料の支援や学習機会やリソースを提供いただき、未来のIT人材を育成するための学習や受験の機会を創出するプログラムです。
CompTIAは、アクセンチュアとの連携により、日本国内におけるセキュリティ人材の質・量の不足を解決するため、本プログラムを通して、年間で20校以上の学校機関でのセキュリティ授業を行い、次世代のセキュリティ分野を担う学生への支援を続けています。
2020年には、コロナ禍においても、オンラインでの開催を中心に、20校(3大学、16専門学校、1高等専門学校)、2,000名以上の学生にセキュリティ授業を実施しました。
実施校の1つである学校法人穴吹学園 穴吹カレッジグループ 穴吹コンピュータカレッジでは、2020年11月に「サイバーセキュリティの最前線の特別講演」の授業を実施しました。
穴吹コンピュータカレッジで、AIテクノロジー学科を担当されている榎本 靖之様は、下記のようにお話されています。
「穴吹カレッジグループである穴吹コンピュータカレッジ高松、徳島穴吹カレッジ、穴吹ビジネス専門学校(福山校)の3校のコンピュータ/情報系学科120名の学生に対し、CompTIAスカラーシップ・プログラムを活用したサイバーセキュリティの最前線の特別講演をアクセンチュア様に実施いただきました。
コロナ禍のオンライン授業にもかかわらず、ワークショップでディスカッションの場や、ツールを使い学生が興味の沸く話題をタイムリーに提供、チャット機能を使い学生に考えさせ、カメラ越しに意見を述べる機会を与えるなど、対面授業で実現する内容と遜色ない展開にて授業を実施いただきました。
昨年と今年はいつもと違う環境の中で、企業との接点をオンラインにもかかわらずスムーズに実現できたことを大変嬉しく思います。また、最新のセキュリティ事象を学べることは学生にとっても大変有意義な経験になったに違いありません。
今年も8月末を目途に上記3校100名を超える新1年生へお話いただけると聞いており、アクセンチュア様の支援にてCompTIA Security+認定試験、CompTIA Labs for Security+を学生に提供できることを楽しみにしております。」
また、2020年内には、アクセンチュアの支援により、全国で150名以上の学生がCompTIA Security+の取得を目指しました。
その中の一校である学校法人三橋学園 船橋情報ビジネス専門学校では、既に70%を超える学生がCompTIA Security+を取得されています。
船橋情報ビジネス専門学校でITエンジニア科4年制を担当されている野本 修平様は、以下のようにお話されています。
「本校では、セキュリティ専業の専門家を育てるより、従来から当校で学んでいるSEやNE志向の学生にセキュリティを学ばせる必要があるのではないかと考え、2019年春より、ITエンジニア科4年制の3年次にCompTIA Security+を学ばせることにしました。
一方で、学年が上がるにつれ学生のレベル差が大きくなりセキュリティ分野の適切な目標設定が困難なことや、情報セキュリティマネジメント資格などの日程が合わない、ベンダー資格等の国家資格以外の資格は受験料が高く、学生の費用負担が思うように進まないなどの理由からカリキュラムの設定に苦慮していました。
そこで、ベンダーニュートラルの立場で評価の高く、応用情報・安全確保支援士の学習と相互補完しあう資格であり、かつ2018年からCompTIA日本支局でスタートしたスカラーシップ・プログラムを活用し学生の金銭的な負担が少なくなることから、CompTIA Security+を導入することを決断しました。
現在、CompTIAスカラーシップ・プログラム支援については、アクセンチュア株式会社様を中心に各企業様のご支援のもとCompTIA Security+認定資格を学生に取得させており、初年度は7割を超える学生がCompTIA Security+を取得、引き続き学校としても支援を強化しています。」
CompTIAでは、今後もアクセンチュアとの連携により、未来のIT人材を育成するための取り組みを続けてまいります。
CompTIA日本支局 アカデミック担当 大野 真は、以下のように話します。
「CompTIAでは、CompTIAスカラーシップ・プログラムを通して、2018年9月よりのべ2,500名を超える学生と向かい合い、ITを学ぶ学生に必要な心構えから事象まで歴史を振り返りながら、サイバーセキュリティの最前線では何が重要となるかを学生とともに学んできました。
今年度も2,000名を超える学生に対し、アクセンチュア様をはじめ多くの企業様のサポートをいただきながら、同プログラムの提供を予定しております。この活動を通じ、学習機会の提供と資格取得に必要な受験料の一部を企業様から補助いただきながら、引き続き未来のITスペシャリスト、セキュリティを支える人材を輩出してまいりたいと存じます。」
【CompTIA(コンプティア)について( https://www.comptia.jp )】
1982年、様々なIT規格の標準化を提言するため、ITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場なるべくグローバルなIT業界団体としてシカゴで設立。1990年、IT業界の活動を反映するべく、名称をCompTIA (the Computing Technology Industry Association) に変更。欧米を中心とし10拠点に拡大し、2001年4月にCompTIA(コンプティア)日本支局を設立。
2018年現在、CompTIA(コンプティア)は、ICT業界を中心にした2,000社以上のメンバー企業、3,000社以上の学校機関、トレーニング関連の企業とのパートナーシップを締結し、数万人を超えるITプロフェッショナルのコミュニティを運営しています。IT業界団体として、ITハードウェア/ソフトウェア、サービスを提供する企業や、業界のキーとなるITプロフェッショナルなどの成功と成長に貢献できるよう、ITに携わる企業や個人の利益を高めるための「教育」、CompTIA認定資格での「認定」、IT業界の声を反映しIT政策に反映するための「政策支援活動」、IT業界への「社会貢献」の4つを柱として活動を続けています。
【CompTIA認定資格について( https://www.comptia.jp/cont_certif.html )】
1993年に、Windowsのリリースを始めとするIT環境の変化に伴い、ITを管理する人材の必要性の高まりから、ビジネス環境において利用されているITハードウェア/ソフトウェアを理解し、より複雑なIT環境の管理、サポート、運用を行うスキルを評価するCompTIA A+の提供を開始。その後、IT環境の変化に伴い、ネットワーク管理者の必要性が高まりCompTIA Network+、セキュリティ人材のニーズに応じCompTIA Security+の提供と、その時代に即した人材を効率的に輩出できるように認定資格が開発されています。CompTIA認定資格は、業界のエキスパートにより開発され、実践力、応用力を評価するベンダーニュートラルの認定資格として、法人を中心にワールドワイドで200万人以上に取得されています(2018年4月現在)。CompTIA A+、Network+、Security+、CySA+、CASP+は、認定資格の人材評価の有効性が認められ、IT認定資格としては数少ないISO 17024の認定を受け、信頼性の高い認定資格として評価されています。日本国内では、ワールドワイドのスキル基準での人材育成を行う企業を中心に、導入が進められています。
2018年4月現在、Network+など14分野におよぶ業務に関する認定プログラムを提供しています。
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