住宅用断熱材ポリカット10K100mm を高性能化・大幅リニューアル　「省エネ性能ワンランクアップ」で省エネ基準クリアを誰でも簡単に

2021.07.12 11:00

世界70か国で事業展開し、建材市場のグローバルリーダーであるサンゴバン・グループのマグ・イゾベール株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長：グレゴリー・リー)は、住宅用断熱材ポリカット10K100mm を高性能化及び大幅リニューアルいたします。マグ・イゾベールは、日本のグラスウール断熱材業界※1 で初めて、従来より木造住宅向けグラスウール需要の中心を占めてきた10K100mm(密度10kg/m3、厚み100mm)製品ラインナップの最低熱抵抗値を、2.0 m2・K/W から2.2m2・K/W へと高性能化します。

ポリカット10K100mm を高性能化し、シンプルで分かりやすいラインナップとすることで、省エネ基準達成への取り組みを簡易化し、お客様が提供する住宅の「省エネ性能ワンランクアップ」をサポートいたします。

ポリカット(R2.2)

昨今の地球温暖化による自然災害の急増を背景に、各国では気候変動対策が急速に進められています。サンゴバン・グループも企業としての責任を果たすため、2019年に先行して2050年カーボンニュートラルを宣言し、グループ一丸となってその実現に向けて取り組みを始めています。グループの一員であるマグ・イゾベールも断熱材製造に関わる自社の二酸化炭素排出量削減に加え、断熱・気密性能の高い、高性能な住宅づくりの普及を支援することでお客様の二酸化炭素排出量の削減に向けても積極的に取り組んでいます。

日本でも菅総理の2050年カーボンニュートラル宣言により政策が脱炭素化に向け大きく舵が切られ、住宅分野においても省エネ基準適合義務化に向けた動きが加速しています。その一方、一部の工務店やハウスビルダーの中には、省エネ基準適合にコストや計算等で課題を抱えている方もいらっしゃいます。そのようなお客様に、詳細な計算の必要がなく手軽に省エネ基準をクリア頂けるよう、仕様基準に対応している熱抵抗値2.2m2・K/Wの「ポリカット(R2.2)」を拡充し、積極的な提案を行ってまいります。※2　また、お客様先での在庫時・施工時の確認の手間や取り違いのミスの低減のため、梱包材の印刷色を幅サイズ毎に変更いたします。(390 幅：青、435 幅：黒、475 幅：緑)

さらに、この度のポリカット10K100mm を高性能化し熱抵抗値2.2m2・K/W を最低性能とすることは、政府の定める建材トップランナー制度の目的に沿い、断熱業界全体の高性能化にも貢献できると考えています。

※1 硝子繊維協会に所属するグラスウールメーカーのWeb siteを基に当社にて実施した調査に基づく

※2 断熱地域区分4地域以南で仕様規定によって性能評価する場合、ポリカット(R2.2)を壁・天井に使用すれば外壁の基準値R2.2、天井の基準値R4.0(要2層施工)をクリア。(天井2層施工の場合、上側のグラスウール断熱材の防湿層を剥がしてから施工してください。)