全国の男女1,000名に聞いた 「コロナ禍での生活意識変化とゴミの分別に関する実態調査」 コロナ禍で35.9%がSDGsなど環境に対する意識が高まったと回答 73.7%がゴミの分別に悩んだ経験あり。 マニキュアってどう捨てるのが正解!? 商品にゴミの捨て方や分別方法を表記することに 85.0%が「良い」と評価
一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会(所在地:東京都中央区、会長:江口 泰広)は、ソーシャル性の高い新サービス「ステカタnavi.」のローンチを2021年8月1日(日)に予定しております。これは商品パッケージについたQRコードから消費者が住んでいる地域のゴミの捨て方や分別方法がわかる無料のサービスで、メーカー企業への導入が広まることで消費者のゴミ分別の意識や利便性の向上が期待されます。この度、サービスローンチを目前に、全国の20代~60代の男女1,000名を対象に「コロナ禍での生活意識変化とゴミの分別に関する実態調査」を実施しましたので、お知らせいたします。
■調査背景
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて日本政府は2030年のCO2削減目標を2013年比46%に設定するなど、最近国内外での環境意識の高まりが顕著になりました。「SDGs」や「サステナブル」といった言葉も日常的に多く目にするようになった中、私たちが毎日の生活で協力できるゴミの分別について、消費者の行動や意識といった実態はどのようになっているのか。コロナ禍での生活意識変化も踏まえた調査を実施し発表することで、消費者の意識向上はもとより持続可能な社会の実現に貢献する企業へソーシャルプロダクツの普及を目指します。
<調査サマリー>
●コロナ禍で35.9%がSDGsなど環境に対する意識が高まったと回答
●73.7%がゴミの分別に悩んだ経験あり。マニキュアってどう捨てるのが正解!?
●消費者の91.4%が「環境のためにゴミの分別が大切」と感じながらも、分別が進まない理由は「素材が不明な商品の分別方法のわかりにくさ」に
●商品にゴミの捨て方や分別方法を表記することに85.0%が「良い」と評価
■調査概要
1. 調査の方法:インターネット調査
2. 調査対象者:全国の20代~60代の男女(ゴミの分別をしない人を除く)
3. 有効回答数:1,000サンプル(各性年代100名の均等割付)
4. 調査期間 :2021年6月25日(金)
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が実施した調査結果によると…」
■コロナ禍で35.9%がSDGsなど環境に対する意識が高まったと回答
今回の調査対象者である全国の男女1,000人に、新型コロナウイルスの流行による外出自粛や在宅勤務などニューノーマルな環境下での生活変化について聞いてみました。その結果、「無駄なものを買わなくなった」38.7%、「整理整頓、断捨離を行うようになった」27.0%、「長持ちするものを買うようになった」21.9%などのコロナ禍での変化があったことがわかります。さらにSDGs(持続可能な開発目標)など環境に対する意識の高まりについては、35.9%と3人に1人が「高まった」と回答し、コロナ禍での生活や価値観の変化は人々の環境意識にも影響を与えているようです。
■73.7%がゴミの分別に悩んだ経験あり。マニキュアの捨て方の正解は!?
つぎに、可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ等、ゴミの分別に悩んだ経験を聞いたところ、約7割の人が分別に悩んだ経験があるという結果に。分別に悩んだゴミの種類は、1位の「電池」24.8%のほか、TOP10には「電球」18.5%、「バッテリー」16.4%、「生活家電」15.9%が入り、家電製品に関する分別の悩みが多いことがわかりました。次いで2位「発泡スチロール」22.3%、3位「アルミ箔」20.8%の順となり、燃やせるのか燃やせないわかりづらい素材も悩みの種となっているようです。これらのゴミは地域のゴミ処理能力や自治体により分別の仕方が異なることもあり、正解がわからないというのが実際のところなのかもしれません。
回答者にゴミの分別に関する具体的なエピソードも聞いてみました。「プラスチックだと思ったら紙でできていた」「ヨーグルトのフタはプラスチックだった」、「歯ブラシはプラスチックだと思っていた」など、プラスチックに見える素材でも実際は違う素材の場合や、素材がわからないため捨て方もわからないことが多くあるようです。また、女性がよく使う化粧品は鏡つきの容器のほかマニキュアの中身の捨て方にも困っていることがわかりました。その他、前述の通り地域によってゴミの分別や捨て方が異なること、分別方法に変更があることも、消費者にとってゴミの分別をわかりづらくする要因となっているようです。
<ゴミの分別に関するエピソード> ※フリーアンサーより抜粋
●プラスチックかと思ったら紙でできていたため改めて可燃物の日に出してと置いていかれた。(神奈川県、42歳、男性)
●ヨーグルトのフタは燃えるゴミで捨てていたが、プラスチックだった。(静岡県、29歳、女性)
●歯ブラシはプラスチックだと思ってずっとプラゴミに捨てていたら、実は可燃ゴミと知りショック。(兵庫県、29歳、女性)
●マニキュアを捨てようと思い中身が固まって出てこなかったためそのまま不燃ゴミで捨ててしまったことがある。実際にどうやって捨てたら良かったのかは実は未だにわからない。(東京都、32歳、女性)
●ファンデーション等の鏡がついているケースは鏡が取り外せないため捨てられずにいます。(岡山県、56歳、女性)
●電池を1本だけ捨てたくて調べたが、小さいため出しにくく結局会社に持っていって捨てた。(東京都、31歳、女性)
●刃物系をどのように捨てるか危ないので悩みます。髭剃りもはさみも包丁も。(埼玉県、44歳、男性)
●発泡スチロールが燃えるゴミではない地域で、燃えるゴミで出したら近所の人に怒られた。(福岡県、57歳、男性)
●分別の種類が変わっていることを知らずに、以前の知識のままで分別を続けていたことがあった。(東京都、54歳、男性)
■消費者の91.4%と大多数が「環境のためにゴミの分別が大切」と感じながらも、
分別が進まない理由は「素材が不明な商品の分別方法のわかりにくさ」に
ゴミの分別と環境意識について聞いてみたところ、91.4%と大多数がゴミの分別が自然環境保全に向けた取り組みとして大切だと考えていることがわかりました。しかし、その大切さを理解していながらも分別できなかった・しなかった経験のある人は「ごくまれにある」まで合計して79.4%と約8割にものぼり、「たまにある」までの合計でも48.2%と約半数と高い割合の残念な結果となりました。その理由については、「素材が何かわからない等で分別の方法がわからなかったから」が過半数の66.8%となり、続く「手間がかかりめんどうだったから」27.1%、「捨てた後に分別が必要なものだと気づいたから」20.7%を大きく引き離しています。このことは、ゴミの分別が消費者側だけでなくそれを製造販売するメーカー側にも大きな課題があることを示しており、素材とその分別方法を消費者によりわかりやすく伝える必要があることが明らかになりました。
■商品にゴミの捨て方や分別方法を表記することに85.0%が「良い」と評価
QRコードで地域のゴミの捨て方がわかる無料サービス
「ステカタnavi.」が8月スタート!
最後に、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会は8月1日(日)に環境保全や地域・社会へ配慮するソーシャル性の高い新プラットフォーム「ステカタnavi.」をローンチする予定です。そこでサービス内容について聞いたところ、商品自体に、その商品のゴミの捨て方や分別方法を記載することに対して85.0%が「良い」と評価。購入意向についても64.2%が「ステカタnavi.」QRコードつき商品を購入すると回答。そのうち8.1%は多少価格が高くてもQRコードつき商品を購入すると答えていることからも、消費者がソーシャルグッドな消費に対してとても前向きになっている実態がわかりました。
<「ステカタnavi.」サービス概要>
全国の自治体約1,700件のデータベースを作成し、QRコードをスマホで読み取るだけで、捨て方がわかる新しいプラットフォーム「ステカタnavi.」。スマホで今いる場所に適した捨て方を簡単に検索できる本サービスは、今後参加企業を拡大していくことで情報を進化させ、誰もがサステナブルな地球環境に貢献できるプラットフォームを目指します。
詳細資料をご希望の方はこちらから
https://www.apsp.or.jp/casestudy/sutekata/
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
【一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会】 https://www.apsp.or.jp/
●所在地 :東京都中央区銀座5丁目12-5 白鶴ビル3F
●会長 :江口 泰広
●事業内容:
・ソーシャルプロダクツのアワード(表彰)
・ソーシャルプロダクツ開発の支援事業
・ソーシャル消費(社会性消費)の啓発・普及事業
・ソーシャルビジネス開発の支援事業
・その他、ソーシャルプロダクツの普及推進に関する事業 等
- カテゴリ:
- 調査・報告
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- その他ライフスタイル 自然・エコロジー 社会(国内)
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