3ヵ年10億円の医療教育VRプラットフォーム構築事業が本格始動!外傷診療のVR教育を標準化、1500施設へ導入を目指す
〜国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の採択事業〜
2021.07.07 10:00
株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)が提供する医療教育プラットフォーム「オペクラウドVR」による「外傷診療におけるVR遠隔臨床学習プラットフォームの構築に関する研究」(以下、本事業)が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、AMED)の「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」に採択されました。
本事業は、3ヵ年10億円をかけた事業となり、ジョリーグッドを中心に、各種制度や指針の環境構築の監修に日本医科大学付属病院を始め、日本救急医学会、日本外傷学会、日本外傷診療研究機構の3学会と提携し、全国から専門医など42名をむかえ、「VR遠隔臨床学習プラットフォーム」の完成を目指します。
本事業は、3ヵ年10億円をかけた事業となり、ジョリーグッドを中心に、各種制度や指針の環境構築の監修に日本医科大学付属病院を始め、日本救急医学会、日本外傷学会、日本外傷診療研究機構の3学会と提携し、全国から専門医など42名をむかえ、「VR遠隔臨床学習プラットフォーム」の完成を目指します。
■新型コロナウイルスの影響で急速な変化が求められる医療教育
外傷死は、マラリア、結核、AIDSの死亡よりも32%多く、2030年には死亡原因の5番目となると予測されており低減が必要とされています。しかし、現在の医療教育は、新型コロナウイルスの感染拡大が終息せず、医学生や看護学生、研修医など若手医療人材が臨床実習を行えない状況が続いています。また、平時の実習の際も緊迫する救急現場では、患者救命優先のため若手医師は患者に近寄ることもできず、複数の医師や看護師がどのようなチーム医療で救命処置をしているのかを詳細に把握することは困難でした。
教育環境の整っていない地方の教育問題は、さらに深刻な状況にあり、密集を避け現地に集まらなくても臨床実習が行えるVR研修への期待は非常に高まっています。
教育環境の整っていない地方の教育問題は、さらに深刻な状況にあり、密集を避け現地に集まらなくても臨床実習が行えるVR研修への期待は非常に高まっています。
■オペクラウドVR〜VR臨床教育プラットフォーム(https://jollygood.co.jp/opecloud)
オペクラウドVRは、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設して、あらゆる症例を医療スタッフが簡単に高精度VR化してクラウドにアップロードできる、VR臨床教育プラットフォームです。専用のアプリケーションが搭載されたVRゴーグルをかければ、いつでもどこでも、360度の術者視点で実際の手技やチーム医療を、複数ユーザーが一斉に体験学習することができます。
本システムは、コロナ重症患者で需要が増した人工心肺ECMOのトレーニングや、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センター、医療機器メーカーの安全教育など、医療技術を牽引する多様な機関で豊富な導入実績を誇っています。
本システムは、コロナ重症患者で需要が増した人工心肺ECMOのトレーニングや、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センター、医療機器メーカーの安全教育など、医療技術を牽引する多様な機関で豊富な導入実績を誇っています。
■VR臨床学習で国内外の医療水準を上げる
本事業により、全国の医師がいつでもどこでも効率の良いVR臨床実習が可能になることで、日本の外傷診療における医療水準の向上と、防ぎ得た外傷死亡の低減につながります。また、遠隔VR臨床実習は、教育環境が不足している地方や海外の発展途上国など、離れた場所へ最新の治療法教育をVRで提供することができるため、海外の医療関連人材育成や発展途上国などでの外傷死亡の低減にも貢献することが期待されています。
■3ヵ年の検証で運用フローや倫理指標を策定
本事業では、外傷診療の領域をテーマに、3ヵ年で計35施設の医療施設を対象に検証を行います。導入施設は全国各地の施設を対象としており、高精細360度VR撮影配信機材や体験機材を導入しコンテンツの撮影・体験を行い、その運用や導入における課題や倫理指標・運用フローなどを検証、構築します。またコンテンツは「初期診療」と「専門診療」に焦点を当てて教育プログラムを策定し、若手医師から専門医まで幅広く活用できるコンテンツを開発していきます。
本事業により、「VR遠隔臨床学習プラットフォーム」が構築された後、全国の医療教育にVRでの臨床学習を標準化し、全国の外傷診療系の医療機関1,500施設への導入を目指します。
■採択事業詳細・内容について(参考:AMEDホームページ) https://www.amed.go.jp/koubo/07/01/0701C_00007.html
■AMED「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」についてhttps://www.amed.go.jp/program/list/index07.html
産学官連携により、我が国の力を結集し、医療現場ニーズに的確に対応する研究開発の実施や創薬等の実用化の加速化等が抜本的に革新される基盤(人材を含む)の形成、医療研究開発分野でのオープンイノベーション・ベンチャー育成が強力に促進される環境の創出を推進します。
■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/)
ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
ジョリーグッドは、名医の手技が見放題の医療教育VRサブスクリプションサービス「OPEcloud VR Viewer」を活用し、コロナ禍の医療教育を推進したい、スピードアップをしたい医療機関、医科大学を募集しています。(https://jollygood.co.jp/opecloud/content)
ジョリーグッドは、名医の手技が見放題の医療教育VRサブスクリプションサービス「OPEcloud VR Viewer」を活用し、コロナ禍の医療教育を推進したい、スピードアップをしたい医療機関、医科大学を募集しています。(https://jollygood.co.jp/opecloud/content)
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