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ネット上の危険から子どもを守るWebサービス Filiiに実装された「ルール管理機能」が三菱総合研究所の インパクト評価研究(※)にてインパクト評価レポートとして掲載

エースチャイルド株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:西谷 雅史、以下 当社)が提供するFiliiに実装されているルール管理機能が、株式会社三菱総合研究所(以下 MRI)のインパクト評価研究において「インパクト評価レポート」として取り上げられました。


Filii


評価の結果、Filiiのルール管理機能を利用した家庭では、1か月のうちで最も長い時間アプリを利用した日の利用時間が平均4.1時間から3.1時間となり24%削減できたことが確認でき、スマホの利用改善につながる可能性を見込める結果となりました。

(※)未来共創イニシアティブ(ICF)の活動の一環で、インパクト評価・投資に関する実証研究を実施



■MRIのインパクト評価について

近年、企業のパフォーマンスについて、経済的価値だけでなく、社会・環境的価値を併せて創出することが期待されるようになってきています。ベンチャー企業においても、社会への価値創出を重視し、その価値について、「インパクト評価レポート」という形で公表する動きが見られるようになってきています。

そうした中で、MRIのインパクト評価研究として、当社Filiiに実装されているルール管理機能が取り上げられましたのでご報告いたします。



■Filiiについて

Filiiはネット上の危険から子どもを守るWebサービスとして2014年にリリースされました。

Filiiは子どもがSNSでつながっている相手を保護者に表示したり、SNSで危険なメッセージのやりとりがあったりした場合に子どものプライバシーに考慮しながら保護者に通知する機能を備えています。

Filiiを利用する際には、まずアプリをお子様のスマートフォンにインストールします。保護者は、スマートフォンやPCからFiliiのダッシュボードにログインすることにより、子どものスマホ利用状況等を確認することができるようになります。


2020年3月にお子様のスマートフォンの利用ルール管理ができる機能が追加されました。ルール管理機能ではスマホの利用時間やアプリの利用時間を測定し、結果をレポート出力することが可能です。


ルール管理機能を設定することで、お子様のスマートフォンの利用が強制的に制限されることはありません。あくまでルールを決め、守れているかどうかを確認する機能となります。


スマートフォンの利用ルールを管理することができます



■インパクト評価の内容と結果について

MRIによる「インパクト評価レポート」では、日本におけるインパクト評価で主流となっている「ロジックモデル」を枠組みとして活用しています。


ロジックモデルによるインパクト評価とは、企業/事業による活動(インプット)が、どのような活動結果(アウトプット)を生み、それによって受益者にどのような変化がもたらされているか(アウトカム)、またそれがどのような社会課題解決につながっているか(インパクト)をロジックのチェーンとして整理した上で、構成要素にKPI(成果指標)を設定し、変化(インパクト)を評価するものです。


今回設定したロジックモデルは、下図の通りとなります。なお今回、子どもの行動変容に関するKPIとしては、アプリ利用時間を取り上げます。これは、スマホ利用に関する代表的な指標であるとともに、日別のデータを精度高く取れること、それにより時系列(事前事後)のインパクトを評価できるためです。


通常、インパクト評価ではアウトカムを確認するためにアンケート調査を実施するケースが多いですが、今回の分析はユーザーの行動履歴データを対象とし、直接的に行動変容を明らかにした点に特徴があります。


Filiiのルール管理機能に関するロジックモデル


評価は2020年9月を中心にその前後1か月を含む期間(2020年8月~10月)としました。これは、ルール管理機能を使用するユーザーが一定数出てきたタイミングを見て設定しました。対象となるユーザーはルール管理機能を利用した71名です。

評価の結果、Filiiのルール管理機能を利用した家庭では、1か月のうちで最も長い時間アプリを利用した日の利用時間が平均4.1時間から3.1時間となり24%削減されたことが確認できました。


最も長い時間アプリを利用した日の利用時間の変化


また、アプリの平均利用時間についても時間短縮効果が見られ、1.6時間から1.2時間へと25%短縮され、ルール管理機能がスマホの利用改善につながる可能性を見込める結果となりました。


アプリの平均利用時間


今回のインパクト評価により、子どものアプリ利用について、Filiiのルール管理機能が有効に機能していることが分かりました。

今後、今回の分析結果を活用しながら、ルール管理機能を活用するユーザーを増やし、その効果を引き続き検証していきます。また、今後Filiiの活用が社会に広がることで、子どもの適正なスマホ利用のみならず、ルール管理をはじめとした保護者のネットリテラシーの向上などが期待できると考えられます。


今回のインパクト評価の結果詳細については、以下レポートを参照してください。

https://www.as-child.com/wp-content/uploads/2021/07/impact_report.pdf


『Filii』サービスページ:Filii -世界とつながる時代のこどもセキュリティ-

https://www.filii.net/



【会社概要】

会社名: エースチャイルド株式会社(A’s Child Inc.)

代表者: 代表取締役CEO 西谷 雅史

設立 : 2013年10月

所在地: 東京都台東区浅草橋1丁目25番10号 YハヤシビルドB1F

URL  : https://www.as-child.com


<事業内容>

・マルチSNS相談窓口プラットフォーム『つながる相談』の開発・運用・展開

・SNS学校連絡システム「つながる連絡」の開発・運用・展開

・こどもセキュリティ『Filii』の開発・運用・展開

・子どもの情報モラル、リテラシー、ネットセキュリティ系セミナー/講演の実施



【本件に関するお客様からのお問い合わせ】

フォーム: https://www.as-child.com/contact

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