【星野リゾート青森3施設】出荷量が減少した青森のりんごジュー...

【星野リゾート青森3施設】出荷量が減少した青森のりんごジュースを救うフードロス問題への取り組み 「林檎のパート・ド・フリュイ」商品化、販売開始 ~コロナ禍で生まれたフードロス問題から地域の魅力を発信する商品~|販売開始日:2021年8月16日 |販売施設:奥入瀬渓流ホテル、青森屋、界 津軽

日本の伝統や文化を活かしたおもてなしを追求し、国内外に51施設を運営する「星野リゾート(長野県軽井沢町/代表星野佳路)」は、「林檎のパート・ド・フリュイ」の商品化を行い、2021年8月16日に、青森県に位置する星野リゾート3施設で順次発売を開始します。本製品は、コロナ禍で出荷量が減少した青森県産りんごジュースを救うことを目的に誕生しました。青森県の名産品であるりんごジュースの新たな楽しみ方として、より多くの方に味わっていただきたいと考えています。

背景

青森県の名産品であるりんごジュースの消費量は、毎年4月から8月にかけてピークを迎える中、昨今の新型コロナウイルス感染症による影響で、飲食店の営業時間短縮や利用客の減少、弘前さくらまつりや青森ねぶた祭の中止によるお土産の消費量低下などにより、フードロスが問題視されていました。青森県を代表するりんごジュースの、国内最大級の加工施設「青森県農村工業農業協同組合連合会(青森県弘前市/代表理事会長工藤文明)」(以下、「JAアオレン」)でも、上記の理由からりんごジュースの消費量が昨年比で約100トン減少しました。
当リゾートでは、この状況に鑑みて何かできることがないかと模索し、2021年2月より奥入瀬渓流ホテルが中心となり、青森県産りんごジュースのフードロスを防ぐための活動を開始しました。この活動は、奥入瀬渓流ホテルにあるフレンチレストラン「Sonore(ソノール)」でシェフを務める岡が、フランスの伝統菓子である「パート・ド・フリュイ」を作ることで、青森のりんごの魅力を発信するとともに、少しでも地域を盛り上げたいと立ち上がり開始したものです。今後は、青森県に位置する星野リゾート3施設で、年間約3,000リットルのりんごジュースを消費し、約2万個のお菓子を販売します。

「林檎のパート・ド・フリュイ」の特徴

本取り組みで製品化したのは、フランスの伝統菓子「パート・ド・フリュイ(*1)」です。このお菓子は、果物が豊富であったフランス、オーベルニュ地方が発祥と言われており、限られた季節にしか食せない果物を、いつでも果物の価値が損なわれぬよう考え出されました。今回、このお菓子に使用する「JAアオレン」のりんごジュースは、「希望の雫」、「黄色い林檎」、「あおもりねぶたレギュラータイプ」の3種類です。ぎゅっと凝縮されたりんごジュースの美味しさを最大限生かし、風味から食感までこだわった3種類を用意しました。

1 ギモーブ(*2)とパート・ド・フリュイ:希望の雫

「ふじ」、「ジョナゴールド」、「王林」等をブレンドし、りんごそのものの味を楽しめる「希望の雫」を使用した一粒。ギモーブと合わせることで、フワッとした食感を実現し、抑揚のある口どけに仕上げました。

2 スパイスとパート・ド・フリュイ:あおもりねぶたレギュラータイプ

甘みと酸味が絶妙なバランスで、すっきりとした爽やかな味わいが特徴の「あおもりねぶたレギュラータイプ」を使用した一粒。シナモンや生姜をアクセントにし、まるでアップルパイを食べているかのような味わいを楽しめる固めタイプです。

3 桧葉(ひば)とパート・ド・フリュイ:黄色い林檎

黄色品種ならではの芳醇な香りと特有の甘さを持ち合わせた「トキ」、「きおう」、「王林」のみを使用した爽やかな味わいが特徴の「黄色い林檎」を使用した一粒。りんごの旨味に、桧葉の香りを組み合わせた柔らかめタイプです。
*1 フランス語で直訳すると「フルーツの生地」を意味する通り、果汁を煮詰めて作るフルーツをぎゅっと凝縮したような瑞々しい砂糖菓子。
*2 フルーツピューレとゼラチンを混ぜ合わせて固めたもの。別名「生マシュマロ」、「フランスのマシュマロ」とも呼ばれる。

青森の自然と人とりんごジュースの加工施設「JAアオレン」

青森県弘前市にあるJAアオレンは、青森県に位置する3施設の星野リゾートへ、レストランやショップのりんごジュースの出荷・提供を行っています。JAアオレンで採用している独自の製造方法「密閉搾り」は、空気に触れないよう密閉した状態でりんごをすりおろし、搾ることで、酸化防止剤(ビタミンC)を使用せず、コクと芳醇な香りを引きだすことができます。この方法により、一般的な製造方法である濃縮還元(*3)やストレート果汁(*4)に比べ、りんご本来の色や味、香りを最大限に引き出すことができ、最高級のりんごジュースが出来上がります。この技術は国内でもJAアオレンだけができる最高の製造技術であり、りんごの「まるかじりの美味しさ」を楽しむことができます。
URL([http://www.aoren.or.jp/index.html]{http://www.aoren.or.jp/index.html})
*3 原料となる野菜や果物などからジュースを搾り、それを濃縮したものに水分を再び加えて元の濃度へ戻す製法。
*4 果物から搾り出した果汁を、そのまま低温保存しておき容器に詰める製法。

「勝手にSDGs」と本商品の関わり

星野リゾートでは、ホテルと地域は一心同体だと考えています。地域の魅力が高まることはホテルの業績に直結し、逆にホテルは、地域の魅力を発信することで地域ブランド力を高めることに貢献できます。こうした地域との信頼関係に根付いた活動は持続可能な企業競争力のひとつと考え、「勝手にSGDs」という取り組みを行っています。本製品は、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)における、「12.つくる責任、つかう責任」に賛同した商品です。

■発売日 :2021年8月16日(月)
■料金  :1箱1,500円(税込)
■内容量 :9個
■販売場所:奥入瀬渓流ホテル(十和田市)、青森屋(三沢市)、界 津軽(大鰐町)

■ご参考

<フレンチレストラン「Sonore」>
「Sonore」とはフランス語で「朗々と響かせて」という意味の音楽用語で、渓流の瀬音や料理、希少なワインが心身に朗々と響き渡るという思いを込めています。国立公園の四季折々の景色を眺めながら食事を堪能できるこのレストランでは、旬の食材を駆使し、素材の味を生かしたここでしか味わえない料理をコースで提供しています。

商品化までの参考動画は、下記URL、またはQRコードから視聴できます。

<最高水準のコロナ対策宣言>

【1】衛生管理
星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。
・チェックイン時の検温実施
・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・館内各所、全客室に除菌用アルコールを設置
・レストラン入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施
・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置
・館内での接客業務の際にマスクを着用
・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)
・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)
【2】3密回避
密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。
・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる「3密」の見える化および混雑予測サービス実施
・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制
・レストランの混雑状況を管理し、入店時間の分散化
・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施
・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備
・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底
関連資料:[【星野リゾート】コロナ対策まとめ]{https://drive.google.com/drive/u/2/folders/1VE_ZHeCzopebvZ3htCnqGYAdITPAQh9E}

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル。渓流が目の前に広がる露天風呂や岡本太郎作の巨大暖炉が印象的なロビーが癒しの空間を醸し出します。「渓流スローライフ」をコンセプトに心から満たされる滞在を演出します。
〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231/客室数 187室
[https://www.oirase-keiryuu.jp/]{https://www.oirase-keiryuu.jp/}

星野リゾート 青森屋

「のれそれ(*青森の方言で目一杯の意味)青森~ひとものがたり~」をコンセプトに、青森の祭りや方言などの文化を満喫できる温泉宿。約22万坪の敷地内には、池や古民家の点在する公園もあり、食事や多彩なアクティビティを楽しむことができます。
〒033-0044 青森県三沢市字古間木山56/客室数 236室
[https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/]{https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/}

星野リゾート 界 津軽(青森県・大鰐温泉)

津軽地方の奥座敷に佇む、津軽文化が光る宿。歴史のある名湯・大鰐温泉を青森ヒバの湯殿で堪能し、津軽文化と四季を感じる「津軽四季の水庭」で湯涼みを。大間のマグロを地酒と共に味わえる。日本画の巨匠・加山又造の壁画『春秋波濤』の前で毎晩開催される津軽三味線の生演奏は圧巻。
〒038-0211 青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1/客室数 41室
[https://kai-ryokan.jp/tsugaru/]{https://kai-ryokan.jp/tsugaru/}
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