NTT東日本様、ABLIC「バッテリレス漏水センサ」を採用
通信ビルのスマート化 DX推進 設備点検負担大幅軽減にABLICのCLEAN-Boost(R)技術が寄与
2021.08.25 10:00
エイブリック株式会社(代表取締役社長:石合信正、本社:東京都港区、以下「ABLIC」)は、同社のCLEAN-Boost(R)技術搭載の「バッテリレス漏水センサ」が、2021年4月より東日本電信電話株式会社(以下、「NTT東日本」)の無人通信施設で採用され、本格運用が開始されましたのでご報告いたします。
無人ビル(BOXタイプ)外観
NTT東日本では、東日本エリア(17都道県域)に約3000棟の通信施設を所有していますが、その多くは保守作業員が常駐していない無人施設となっています。これまでは大雨等による災害発生時には、都度、被災エリアの無人施設に保守作業員を派遣し点検を行っていたため、状況把握にかかる時間やコストの面が課題となっていました。
現在NTT東日本では、この様な課題を解決する事で災害等への対応を強化し、お客様へのサービス向上に取り組んでおり、その取り組みの一つとしてIoT(Internet of Things)技術を取り入れたDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に力を入れています。
このたび、無人施設約650箇所にABLICのCLEAN-Boost(R)技術搭載の「バッテリレス漏水センサ」を設置、運用を開始いたしました。これは、万が一、大雨などで施設に漏水等が発生した場合に、当該施設や漏水箇所を遠隔地で監視できる様にバッテリレスで信号を発信するもので、スマートメンテナンスを可能にする革新的センサーデバイスとしてCLEAN-Boost(R)技術がNTT東日本のDX推進に大きく貢献しています。
NTT東日本 高度化推進部 担当課長の田部井様は、このたびのバッテリレス漏水センサの採用に際し次のように述べています。
「今回のケースでは、弊社の通信施設内にIoTデバイスを導入するということで、設置する環境面や弊社の業務面からの要件が強いケースであると認識しております。主な要件としては設置が容易なデバイスであり、かつデバイス自体のメンテナンスが容易であることが挙げられました。市場では電池式のデバイスなどが多く出回っているなか、ABLIC様のバッテリレス漏水センサが要件にマッチしたため、今回採用させて頂きました。」
以上の様に、ABLICのバッテリレス漏水センサは、(1)無線式の漏水センサのため、既存の施設での後付けが可能で設置が容易、(2)バッテリレスのためバッテリ交換が不要で設置後の運用負担を大幅に低減という特長から、今回の遠隔浸水検知センサ―としてご採用頂いております。
近年は台風や大雨などの自然災害が多くなっており、自然災害が発生した際のパトロールや設備の点検業務による業務負担が増大する傾向にあります。このような中、本事例の様にIoT活用により監視、制御を遠隔にて行うことにより、保守作業員の負担低減が可能となります。
ABLICは今後も「『Small Smart Simple』なアナログ半導体ソリューションでお客様に感動を提供」というビジョンの下、引き続き社会の安全と安心、そして人々の豊かな暮らしに貢献してまいります。
【製品情報】
https://hub.ablic.com/ja/cb/wls?rf=news210818
【Webサイト】
エイブリック株式会社は、2020年4月30日付でミネベアミツミ株式会社の100%子会社となりました。
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