データサイエンスの基盤となる数学スキルを認定する 新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」 資格試験の公式問題集を日経BPから9/6に発行 8/20からWEB書店で予約受付を開始
2021.08.20 14:00
算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海、以下「当協会」)は、データサイエンスの基盤となる数学スキルとコンサルティング力を兼ね備えた専門家として認定する新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」の公式問題集中級と上級の2冊を、株式会社日経BP(所在地:東京都港区、社長:吉田 直人、以下「日経BP」)から2021年9月6日(月)に発行いたします。
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 中級・上級 カバー
本書は、新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」の試験問題を解く力、考え方を身につけるための問題集で、それぞれ中級・上級相当の本試験2回分の問題を掲載しています。また、本書の予約受付を、本日8/20(金)からWEB書店で開始いたします。
日経の本 WEBサイト内書籍詳細ページ
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/info/081800791/
<本リリースのポイント>
(1)新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」の試験問題を解く力、考え方を身につけるための公式問題集を9/6に発行
(2)8/20からWEB書店で、公式問題集の予約受付を開始
(3)「データサイエンス数学ストラテジスト」資格試験の詳細や申込方法などは、2021年9月にWEBで公開予定
■資格制度新設の背景
近年、国や経済団体から価値ある新しいものを創造する基盤として「数学」を重要視する報告書等が相次いで公表され、文理を問わず高校や大学などにおける数理・データサイエンス・AI教育の充実が提案されています。少子化が進み、Society5.0の時代が到来するにあたって、データサイエンス、AI戦略、ビッグデータ、IoT等に対応できる人材の需要は高まっており、今後、国は年間約25万人(リテラシーレベルでは50万人)を育成することを検討しています。
このような背景があるなか、当協会は、30年にわたって培ってきた数学に関する検定事業の実績と知見を生かし、データサイエンス戦略(データの把握や分析など)において必要とされる数学的スキル・リテラシーの理解度・習熟度を測定し認定する「データサイエンス数学ストラテジスト」の資格制度を、2021年9月に新設することにいたしました。
■資格の概要
データサイエンスを主とした事業戦略・施策(データの把握や分析など)においては、数学的なリテラシーが必要とされています。これまで当協会は、算数・数学に関する検定事業や算数・数学への興味関心を高める普及活動で実用的な数学を推奨してきました。このたび新設する「データサイエンス数学ストラテジスト」資格は、データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の2つを合わせて体系化したデータサイエンス数学に関する知識とそれを活用できるコンサルティング力を兼ね備えた専門家として、一定の水準に達した方を認定するもので、中級と上級の2つの階級があります。また資格試験は、5者択一のIBT(Internet Based Testing)形式で行います。
なお、資格試験の詳細や申込方法などについては、2021年9月にWEBで公開する予定です。
【「データサイエンス数学ストラテジスト」資格試験概要】
●試験概要
<中級>
受験資格 :なし
対象の目安 :社会人・大学生・高校生
数学のレベル(目安) :数検準2級程度(数学I・Aまで)
問題数(5者択一問題):30問
試験時間 :90分
合格基準 :60%(18問)以上
<上級>
受験資格 :なし
対象の目安 :社会人・大学生・高校生
数学のレベル(目安) :数検準1級および大学初学年程度まで
問題数(5者択一問題):40問
試験時間 :120分
合格基準 :70%(28問)以上
■本書の特長
本書は、「データサイエンス数学ストラテジスト」資格試験の出題内容を学習し、本試験問題を解く力、考え方を身につけるための問題集です。「データサイエンス数学ストラテジスト」を構成する4つの学習分野「(1)基礎的な数学」「(2)機械学習系数学」「(3)アルゴリズム系数学」「(4)ビジネス系数学」を含めて、資格試験に相当する2回分(中級:60問、上級:80問)の問題および解説を掲載しています。問題はそれぞれ1問完結型になっており、巻末には用語集も付いています。それぞれの問題は、大きく「問題」「考え方」「解説」の3ステップで構成されています。本書の「問題」を解き、「考え方」や「解説」を読み、くりかえし学習することで、「データサイエンス数学ストラテジスト」資格の基礎となるスキル、思考プロセスを身につけることができます。
●ステップ1:問題
「データサイエンス数学ストラテジスト」資格試験の類似問題です。まずは自力で問題を解いて、選択肢を選んでみましょう。1問あたりの制限時間の目安は3分です。
●ステップ2:考え方
正解を導くためのヒントとなる考え方を示しています。本問題を解くためにはどのように考えればよいか、問題へのアプローチの仕方の参考としてください。
●ステップ3:解説
本問題に対する解説を示しています。問題を解けなかった人は、解説を読んで解き方を理解し、くりかえし学習しましょう。
問題を解けた人も、適切なアプローチで解けたかを確認しましょう。
※以下は、一部の問題で掲載しています。
●補足1:ワンポイント
本問題の重要な点や、関連する内容についての新たな説明を追記しています。さらに深い知識や関連の知識を押さえることができます。
●補足2:適用分野(学習分野(1)のみ)
本問題が実際にどのような分野に適用されるかをキーワードで示しています。
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 中級 中面1
■有識者の推薦メッセージ
<村上 雅人氏/芝浦工業大学 学事特別顧問・前学長>
現代社会では、DXやSociety5.0など、IT技術を活用した変革が求められています。その基本は、データ駆動型社会であり、理系だけでなく、文系においてもデータサイエンスの素養が必要とされています。企業や組織のプロジェクトにおいて何かを決断する際にも、思い込みではなく、数値データを基礎に置くこと、そして、数値データの正当性を確かめ吟味する力も必要です。それには四則計算で十分です。あなたの新しい未来を開くためにも、ぜひ「データサイエンス数学ストラテジスト」の資格にチャレンジしてみてください。
<三井住友海上火災保険株式会社 デジタル戦略部 データサイエンティストのみなさま>
ビジネスパーソンにとって、データサイエンスの基礎理論にあたる「数学」を学ぶ意義は何でしょうか。市販されているデータ分析ツールはその中身のしくみを知らなくても使うことは可能ですが、基礎理論を身につけていれば、データ分析/AIツールによる結果を的確に人に説明できるようになります。ツールの結果を業務に生かすには理論的背景が欠かせないのです。ツールを使う側がデータサイエンスの理論的背景を加えることで、より効果的に使うことができるようになるのです。
当協会は、「データサイエンス数学ストラテジスト」資格制度の新設を機に、実社会における数学的リテラシーの向上や、企業の効率的な人材育成につなげるためのビジネス数学事業をこれまで以上に推進し、今後も充実させてまいります。
【本書に関するお問い合わせ先】
株式会社日経BP
TEL:03-6811-8806(担当:菊池)
お問い合わせ受付ページ: https://nkbp.jp/booksQA
※大量・一括のご購入に関するお問い合わせは出版マーケティング部まで
【「データサイエンス数学ストラテジスト」資格に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会 普及推進調整部
TEL:03-5812-8342
◆書籍概要
■データサイエンス数学ストラテジスト [中級] 公式問題集
ページ数:144ページ
ISBN :978-4-296-10988-3
定価 :2,200円(本体2,000円+税10%)
発行日 :2021年9月6日(月)
判型 :A5判
著者 :公益財団法人 日本数学検定協会
発行所 :株式会社日経BP
発売所 :株式会社日経BPマーケティング
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 中級 カバー
<もくじ>
第1章 ジャンル(1) AI・データサイエンスを支える計算能力と数学的理論の理解(問題1~30)
第2章 ジャンル(2) 機械学習・深層学習の数学的理論の理解(問題31~40)
第3章 ジャンル(3) アルゴリズム・プログラミングに必要な数学リテラシー(問題41~50)
第4章 ジャンル(4) ビジネスにおいて数学技能を活用する能力(問題51~60)
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 中級 中面2
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 中級 中面3
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 中級 中面4
■データサイエンス数学ストラテジスト [上級] 公式問題集
ページ数:192ページ
ISBN :978-4-296-10989-0
定価 :2,640円(本体2,400円+税10%)
発行日 :2021年9月6日(月)
判型 :A5判
著者 :公益財団法人 日本数学検定協会
発行所 :株式会社日経BP
発売所 :株式会社日経BPマーケティング
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 上級 カバー
<もくじ>
第1章 ジャンル(1) AI・データサイエンスを支える計算能力と数学的理論の理解(問題1~40)
第2章 ジャンル(2) 機械学習・深層学習の数学的理論の理解(問題41~60)
第3章 ジャンル(3) アルゴリズム・プログラミングに必要な数学リテラシー(問題61~70)
第4章 ジャンル(4) ビジネスにおいて数学技能を活用する能力(問題71~80)
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 上級 中面1
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 上級 中面2
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 上級 中面3
データサイエンス数学ストラテジスト公式問題集 上級 中面4
【「数検」について】
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も16,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は40,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。
※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水 静海(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利 俊一(帝京大学 先端総合研究機構 特任教授、理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)数学や学習数学に関する学術研究
(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。
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