~道教の神様がコロナウイルスを斬る!~ 中国伝統芸能コラボレーション公演 12/11(土)世田谷区成城ホールにて開催
2021.09.17 14:30
中国伝統芸能「京劇」の普及活動を行っている一般財団法人日本京劇振興協会(東京都世田谷区、代表理事:潮新)では、さまざまな中国伝統芸能が集結して繰り広げる新作エンターテイメント舞台「鍾馗 病魔を斬る」を2021年12月11日(土)に東京都世田谷区成城ホールにて開催することとなりました。
「鍾馗 病魔を斬る」イメージ
京劇・中国伝統音楽・雑技・ホーミー・変臉(へんれん)・中国獅子といった中国伝統芸能が融合して、道教における厄除けの神様「鍾馗(しょうき)」が人界の病魔(コロナウイルス)を退治していく物語を繰り広げ、日本人俳優たちがバイプレーヤーとして登場しながら観客の皆様をナビゲートし、中国伝統芸能の世界へと導きます。
観客の皆様には様々な中国伝統芸術を楽しむことができると同時に、客観的に病気の蔓延に伴う社会への影響を見直し、また、病魔に打ち勝っていくための活力を与えていきたく考えています。この状況下においても日本に踏みとどまって活動を続ける外国人アーティストと、それに共鳴する日本人俳優たちの協働による心意気・技術の双方が伴った素晴らしい創作活動にぜひご注目ください。
公演の模様は有料動画配信も予定しています。
■中国伝統芸能コラボレーション公演「鍾馗 病魔を斬る」概要
https://www.shincyo.com/event/211211/
日時 :2021/12/11(土) 16:00開場 / 16:30 開演 / 18:00 終演予定
会場 :成城ホール(東京都世田谷区成城6丁目2-1)
チケット料金:一般 4,000円 世田谷区民 3,500円 学生 2,000円
有料動画配信 4,000円(アーカイブ付き)/3,500円(アーカイブなし)
主要キャスト:張春祥、張海輪、ボルドエルデネ、田村義明(荒馬の旅)、他
主要スタッフ:照明デザイン 山口洸、企画制作・プロデュース 梅木俊治
主催 :新潮劇院/一般財団法人日本京劇振興協会
〇主要キャストプロフィール
■張春祥(ちょうしゅんしょう)
新潮劇院主宰。一般財団法人日本京劇振興協会代表理事。
祖父の代から三代京劇を家業とする京劇一家に生まれ、自身も北京京劇院に所属し、国内や海外公演で主演を務めた。1989年に来日後は俳優・演出家・振付師として活動。中島みゆき「夜会」、蜷川幸雄演出・東山紀之主演「さらばわが愛・覇王別姫」、NHKスペシャルドラマ「ストレンジャー」など数多くのビッグプロジェクトで主要な役割を務める。
■張海輪(ちょうかいりん)
1979年中国河北省出身。曾祖父・祖父・父も雑技俳優という俳優一家の四代目として英才教育を受ける。1985年、河北省芸術学校・雑技専門科に入学。1992年河北省雑技団に入団。1998年河北省雑技大会にて金賞受賞。2000年来日。2003年、サントリー燃焼系アミノ式シリーズのCMに出演し日本中の話題となる。2017年大道芸ワールドカップin静岡、ワールドチャンピオン。
■劉東風(りゅうとうふう)
1981年国立中国戯曲学院卒業後、北京京劇院に入団。
国内外で主役を務める。1990年来日。
立ち回りから道化役まで幅広くこなし、特に孫悟空役としての表情、身のこなしなど、難度の高い技には定評がある。また、「変面」という、一瞬にして顔を変える絶技を持つ。2005年には妻である劉妍と二人で、世界初の「双人変面ショー」を完成させ、好評を得ている。
■バートルジャブ・ボルドエルデネ
モンゴル国立民族歌舞団にホーミー奏者として在籍。
2006年から日本で演奏活動を始める。
2008年 モンゴル国より文化優秀者章授章。
2013年 モンゴル国エルベグドルジ大統領杯 第一回国際モンゴルホーミーコンクールにて金メダル。
2015年 モンゴル国北極星勲章受賞。
現在、日本在住のモンゴル民族楽器演奏グループ「イフ・タタラガ」のリーダーとして全国で活躍中。
■田村義明(たむらよしあき)
日本を代表する演出家・佐藤信率いる劇団「黒テント」にて活躍した後、2009年に自身の劇団「荒馬の旅」を設立。在日京劇団・新潮劇院の京劇公演にも団体創生期の2002年より参画し、日本語セリフを用いるバイプレイヤーとして、日本人観客をわかりやすく京劇の世界へナビゲートしている。
【新潮劇院/一般財団法人日本京劇振興協会について】
祖父の代から三代続く京劇一家に生まれ、自身も北京京劇院で主演として活躍した京劇俳優・張春祥が日本での京劇普及を目的として1996年に立ち上げた在日京劇団です。2016年には財団法人として法人化しました。
メンバーは中国人と日本人の京劇俳優とで構成され「日本人向けの演出・日本語セリフ」や「上演前レクチャー」を取り入れたわかりやすい京劇公演を行うことが特徴です。また、能楽・歌舞伎といった日本伝統芸能や日本人アーティストのとのコラボレーションによる創作活動も積極的に行っています。
一般の方に向けた京劇教室・ワークショップなどの普及活動や、研修制度・世田谷こども京劇団による日本人京劇俳優の育成も積極的に行っており、2014年には中国を代表する児童伝統芸コンクール「小梅花」にて日本人として初めて金賞を受賞しました。
幼児や青少年に向けた京劇体験活動や、養護施設への慰問、地域イベントでの京劇上演などにも積極的に参画しており「文化庁 学校巡回公演事業」「(公財)お金を回そう基金助成」を始めとする各種事業に採択されております。文化団体として青少年教育・地域福祉に貢献するとともに、将来に渡っての国際親善・日中友好へと繋げています。