八王子でアニマル版フードバンクがスタート! 食べられるのに廃棄されてしまうフードを 必要としている動物に
~地域と連携した動物愛護と環境問題・社会問題の改善に向けた取り組み~
ペット(アニマル)のためのフードドライブ(フードバンク)事業を行う団体「アニマルフードサポート八王子」が、八王子市動物愛護推進協議会委員や八王子市飼い主のいない猫対策推進協力員、保護された猫の譲渡団体関係者、そして、市民活動支援ボランティアにより立ち上げられました。
人間の食品ロスが社会問題となって久しいですが、多種多様なフードが販売されているペットフードについても同様の問題があると考えます。食べられるのに「廃棄」されてしまうフードを「必要」としている動物に届けます。支援対象は、コロナ失職者や、地域猫活動を行う個人ボランティア、多頭崩壊など多数の保護・飼育から譲渡までを行っている動物ボランティア団体等です。
当団体はまだ立ち上げて間もないですが、2021年7月に2回に分けて市内のペットフード輸入会社 フェローエヴォルヴィング株式会社 代表取締役 小澤 勲氏から、12トンという大量のフードの寄付がありました。諸事情により販売店に卸すには期限が不足してしまったフードを、保護犬、保護猫のために役立ててほしいとご連絡をいただきました。立ち上がったばかりの団体に突然の嬉しい大口の寄付でしたので、その好意に驚きと感謝の気持ちでいっぱいでした。
しかし、同時に急きょ必要になったのが、トラックから積み荷(ペットフード)を下ろすフォークリフトと、人員、そして保管場所です。こちらも、ペットや保護ネコ活動の支援に取り組んでいる他の企業 株式会社スリーピース 代表取締役 牛渡 万寿身氏や、一般社団法人デマンド・アンド・ケア 代表理事 小林 弘幸氏のご協力があり、臨時にですが何とか用意することができました。
配布当日は、ご寄付・ご協力いただいた社長自らが運搬・搬入をお手伝いいただき、各地から受け取りに来た他の団体の車に積み込み、フードを必要とされている多くのボランティア団体の方々へ届けることができました※。
大量にフードをいただいたにもかかわらず、特に猫用フードはその日のうちになくなってしまい改めて需要の高さを認識しました。
ペットの問題には、社会の構図が如実に現れます。多頭崩壊の増加は、社会問題とも言えますが、現状は、民間のボランティア団体が抱えざるを得ないという厳しい状況となっています。
また、コロナ禍で、新規にペットを飼う方が増加しています。今後、そのペットを飼い続けることができなくなる方も増えてくると考えられます。生活困窮者のペット費用の負担軽減のみならず、新しい飼い主が見つかるまでの保護猫のフード代、災害時のアニマル食料の確保等が必要となります。
そして、地域猫活動に協力していただいているエサやりさんへの負担軽減とともにエサやりさんの登録を行い、適切なエサやりの研修や地域連携の構築をはかることで、動物愛護と環境問題・社会問題の改善に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。
今後も、この取り組みについて多くの方に知っていただき、フードやご寄付のご支援をいただけるよう活動を続けていきます。
※搬入~配布の様子は、ホームページでもご覧いただけます。
アニマルフードサポート八王子 公式ホームページ
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