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『ポケットモンスター』シリーズや『妖怪ウォッチ』シリーズなど、 国民的な大ヒットアニメの制作で知られる大手アニメスタジオ 株式会社オー・エル・エムが、 プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」を導入

業務フローをデジタル化し、日本アニメ業界のDXへの貢献を目指す

2021.09.06 11:00

株式会社MUGENUP(以下、MUGENUP)は、『ポケットモンスター』シリーズや『妖怪ウォッチ』シリーズなど、国民的な大ヒットアニメの制作で知られる株式会社オー・エル・エム(以下、OLM)において、アニメ制作の業務効率化を支援するクラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」が導入されたことを発表します。OLMは、アニメ制作に「Save Point for アニメ」を活用することで業務フローのデジタル化を推し進め、自社だけではなく日本アニメ業界のDXに貢献することを目指します。


OLM Digital_logo | Save Point_logo


■OLMにおける「Save Point for アニメ」導入の背景と狙い

- 日本のアニメ産業の成長は続き、広義のアニメ産業市場は2002年の約1兆968億円に対して2019年は約2兆5,112億円と10年連続の続伸かつ7年連続で最高値を更新しました。(※1) 世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけた2020年においても、制作本数こそ減少しつつも『鬼滅の刃』効果もあり、映画興行収入は暫定で史上3位を記録(※2)。さらに巣ごもり需要にこたえるネット配信も普及し、市場の拡大傾向は今後も続いていくと考えられます。


- 一方、日本のアニメ業界では、クリエイターや制作スタジオによって業務環境や働き方が異なり、ツールもデジタル環境とアナログ環境が混在、コミュニケーションをはじめ業務フローの管理に多大なコストが必要となっていました。さらに市場の国際化や海外のアニメスタジオの興隆にともなって、作品制作に求められるクオリティ水準もますます高まり、業務フローの効率化は、日本のアニメ業界にとってまさに喫緊の課題となっています。


- そこでOLMでは、クラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」を導入することによって、アニメ制作の効率化と生産性の向上を図り、サステナブルなアニメ制作環境の実現を目指します。さらにアニメ作品の企画から制作までを手掛ける元請制作会社の立場から業務フローのデジタル化を推し進めることで、日本のアニメ業界全体のDX化への貢献を目指します。


「Save Point for アニメ」はMUGENUPが開発、サービスを展開するアニメの制作進行に特化したクラウド型プロジェクト管理ツールです。絵コンテや原画などの素材の納品や、監修や修正指示、スケジュールや進捗状況の管理をデジタル化し、アニメ制作管理の効率化を実現します。現在は数々の大ヒットアニメを制作してきたOLMと共に、実際のアニメ制作現場が求める機能拡張を検証。より一層、アニメ制作の生産性向上に寄与する管理ツールとして開発を進めています。


MUGENUPは「創るを創る」をミッションとし、人とコンテンツとテクノロジーの関わりがより密接になる世界で効率的なクリエイティブの制作環境を提供、全ての人の「創る」に貢献します。



■株式会社オー・エル・エム 吉岡 大輔 アニメーションプロデューサー コメント

OLMでは2022年3月までに社員は「フルデジタル化」(作画、業務フローのデジタル化)を行うことを目標にしています。また業務委託スタッフにもデジタル作画用のIT機材の貸与・レクチャーを積極的に進めております。2021年4月頃より「Save Point for アニメ」を使って業務フローのデジタル化の検証を開始しました。MUGENUP様とは隔週で定例ミーティングを実施しております。すべてオンラインミーティングではありますが、毎回深い議論を交わし、アニメ制作に必要な機能拡張のリクエストなど意見交換を行わせていただきました。現在は、要望した機能が追加された「Save Point for アニメ」プロトタイプを使い、設定制作の業務フローや進行表の管理を実際の作品で運用できるよう準備中です。



■「Save Point for アニメ」とは

「Save Point」は、ゲーム開発企業を中心に200社以上に採用され1,600件以上のプロジェクトに導入された、クラウド型プロジェクト管理ツールです。

その「Save Point」をベースとして開発、アニメ業界の制作フローに最適化することでアニメ制作管理の効率化を実現できるのが「Save Point for アニメ」です。

紙のスキャンデータや、近年のデジタル作画の普及によって頻繁に発生するデジタル素材の受け渡しを、カット袋による従来の管理方法を踏襲した形で実現、カット袋のデジタル化を目指します。

また、紙で印刷して配布するなどの制作管理をデジタル化、Excel等による進捗の管理や属人化傾向にある業務の見える化を実現します。


・設定管理とカットの進行管理、用途に合わせた2種類の環境

・カット表と集計表を基本機能として実装。

・設定資料や作画素材などのデータをクラウド上に保存。

・掲示板にテキストとデータを投稿し、コミュニケーションの履歴を残すことが可能。

・どの制作物が誰の手持ちになっているか、ステータスの管理が可能。



<株式会社オー・エル・エムとは>

株式会社オー・エル・エムは、東京を拠点とするアニメーション、実写、VFXのプロダクションです。同社で最も有名な作品は、『ポケットモンスター』の映画やテレビシリーズですが、同社は2Dアニメから、ビデオゲーム、実写やCGハイブリッドの映画まで、幅広く世界市場の様々な作品を手がけています。


公式URL https://olm.co.jp/



<株式会社MUGENUPとは>

株式会社MUGENUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:伊藤勝悟)は世界中のクリエイターをシステムでつなぎ、2Dイラストや3DCG、映像など、多彩なクリエイティブを制作しています。さらにクリエイティブの制作環境も創るべく制作管理ツール「Save Point」の開発・提供を行っている他、次代のクリエイターの育成サポートやオリジナルコンテンツの企画・製作にも取り組んでいます。


公式URL https://mugenup.com/



※1 「アニメ産業レポート2020」サマリー(日本語版)より

※2 「アニメ産業レポート2021」2020年データ速報より



【参考】「Save Point for アニメ」の主な機能紹介

「Save Point for アニメ」スクリーンショット(素材および名前は全てサンプルです)


スレッドビュー

↑設定資料や作画素材などのデータのやりとり、監修や修正指示といったコミュニケーションまで、アニメ制作のやり取りをブラウザ上で一元化。


進行表

↑アニメならではの使い慣れた集計表とカット表を、「Save Point for アニメ」上で実現しました。今までと同じ感覚で使用でき、ツールを乗り換える負担もわずかなものに。


指パラ

↑これまで実際に紙をパラパラめくっていた「指パラ」も可能。クラウド上で、フレームごとの動きをチェックできます。


ガントチャート

↑工程スケジュールがひと目でわかるガントチャートも実装。大人数が多数の工程にわかれて分業するアニメの制作管理を効率化します。



■「Save Point」および「Save Point for アニメ」に関するお問い合わせ

「Save Point」や「Save Point for アニメ」に関する資料をご希望の方は、以下よりお問い合わせください。

https://www.savept.com/contacts/



(C) MUGENUP Inc.

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