芝浦工業大学の学生が発案 革のコードホルダーがクラウドファン...

芝浦工業大学の学生が発案  革のコードホルダーがクラウドファンディングを開始

創業100年超の革小物制作の老舗とコラボレーション

芝浦工業大学(東京都港区/学長:山田 純)は、同大学の理工学研究科機械工学専攻 有馬 悠弥さん(修士1年)がデザインした充電コード持ち歩きホルダー「CorDonuts」のクラウドファンディングを、有限会社東屋(東京都墨田区/代表取締役:木戸 麻貴)が2021年9月8日から開始したことをお知らせします。


<「CorDonuts」クラウドファンディング ホームページ>

https://www.makuake.com/project/azumaya-shibaura/



■ポイント

・創業100年を超える革小物製作の老舗との共同開発

・充電コードをオシャレにやさしく持ち運べるコードホルダー

・巻き束ねて収納することでコードが断線したり絡まったりしにくい


コードホルダー「CorDonuts」


コードホルダー「CorDonuts」全5色


■開発の背景―シンプルな美しさと機能性の追求

「CorDonuts」はデザイン工学科の授業、「プロジェクト演習」の一環でデザインされました。本演習はデザイン工学科橋田教授の指導のもと、学生がさまざまな素材の加工技術をもつ企業とコラボレーションした産学連携プロジェクトです(芝浦ものづくりコラボ https://sit-monocolla.com/ )。芝浦工業大学と連携協定を結ぶ東京東信用金庫の取引先企業8社とともにデザイン演習・商品開発が行われました。


製作には約2年を費やし、試行錯誤を重ね、試作品もいくつも製作しました。デスクマット用の滑り止め作用のある生地を使用したことで、蓋などのコストを減少し、よりシンプルなデザインを追求しました。


有馬さんは、「商品化にあたり技術やコストの問題などハードルが多く、『やりたいこと』と『実現』のバランスを学べた」と所感を述べました。


左:木戸さん 中央:有馬さん 右:橋田教授


■職人の地位向上に向けた東屋6代目の想いと、デザインの合致

今回製作に踏み切ったのは両国の革小物老舗「東屋」です。6代目社長の木戸さんはデザイン採択の理由を、「シンプルかつ可愛らしく、機能性にも優れていたから」と語ります。

木戸さんは職人の給与が仲介手数料によって削られる現状を改善しようと、自社製品を製作。「CorDonuts」にも使用された「まるあ柄」は、すみだモダン2016認証ブランドです。墨田川の川面をイメージし、丸の中に東屋の「あ」を入れることで、「あ!見つけた」と、何気ない会話が生まれるようにデザインされました。「職人技を守っていくのは簡単ではないが、手作りの素晴らしさがある。今後も職人の地位向上に貢献したい」と話します。

芝浦工業大学デザイン工学部では、今後も国内外企業と学生のタイアップを通じた、学びの促進に力を入れていきます。



■商品詳細

【商品名】 CorDonuts

【仕様】  直径105mm 厚み3.6mm 収納可能コード長1~1.5m程度

【販売先】 クラウドファンディングにて9月8日~45日間の販売

      https://www.makuake.com/project/azumaya-shibaura/

      その後はオンラインストアにて販売予定

      https://azumaya.stores.jp/



■芝浦工業大学とは

工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科

https://www.shibaura-it.ac.jp/

日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。

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