東北工芸ことはじめが「絵ハガキづくり体験キット」を 9月14日からminneで期間限定販売 ~購入者限定のオンラインワークショップも開催~
芸術の秋、コロナで会えなくなったあの人に絵ハガキを贈ろう!
東北工芸ことはじめ(所在地:宮城県仙台市若林区、代表理事:早川 欣哉)は、宮城県にある手すき和紙工房 潮紙のハガキサイズの和紙とオリジナルデザインのステンシル用型紙を使う絵ハガキづくり体験キットを、2021年9月14日(火)から10月18日(月)までハンドメイドマーケットminneで販売いたします。
また、絵ハガキづくり体験キットの購入者のみ参加できるオンラインワークショップを2021年10月23日(土)に開催いたします。体験キットを使った絵ハガキづくりを行うほか、「手すき和紙工房 潮紙」の紙すき職人の話を聞いたり、質問したりすることもできます。
オンラインワークショップに参加できない方向けには、YouTubeにて、絵ハガキづくりの手順を紹介する動画を公開予定です。
なお、オンラインワークショップは、公益財団法人仙台市市民文化事業団による助成事業です。
〇販売期間 : 2021年9月14日(火)正午~2021年10月18日(月)17時
〇販売サイト : ハンドメイドマーケットminneにて販売
(ログインせずに購入可能)
〇販売価格 : 1,000円(税込、送料込)
〇主な内容 : ハガキサイズの和紙2枚、
ステンシル用型紙2種類(購入時に4種類の中から選ぶ)、小冊子
〇商品詳細ページ: https://cotohajime.jp/post-2995/
※数に限りがあります。無くなり次第終了。
東北工芸ことはじめは、絵ハガキづくり体験キットの販売を通して、芸術の秋、親子でのおうち時間を提案するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により会えなくなった家族や友人等に、模様の贈り物をおくることを提案いたします。
■絵ハガキづくり体験キットの特徴
(1)ハガキサイズの和紙は、伝統的な流しすきの技法で紙すき職人がすいた手すき和紙です。原料には、手すき和紙工房 潮紙の庭で育てられた、自然栽培・無農薬のコウゾとトロロアオイが使われています。収穫後の下ごしらえの工程でも漂白剤や防腐剤などの化学薬品は一切使用しない、ケミカルフリーの自然の色や風合いを存分に味わえます。
(2)ステンシル用型紙は、オリジナルデザインの「千鳥」「ドラゴン」「こけし」「アマビエ」の4種類から好きな型を2種類選んで頂けます。それぞれ、A4サイズの厚めの紙に大小3~5個ずつ切り抜かれており、千鳥を親子のように並べたり、小さなこけしをいくつも並べたり、大きなドラゴンをダイナミックにハガキからはみ出させたりと、イメージを膨らませることで、様々な模様の絵ハガキをつくることができます。
(3)ステンシルの手順を紹介している小冊子「わしでおくる、かたをたのしむ」も含まれます。また、小冊子では、絵ハガキ用の和紙がどのような原料を使って、どのように作られているか等について、豊富な写真とわかりやすい文章で解説されています。
<内容>
・和紙2枚
幅9cm×長さ14cm、2双紙、滲み止め加工:表面のみ蒟蒻糊引き
・ステンシル用型紙2種類
種類 :4種類(千鳥、ドラゴン、こけし、アマビエ)
サイズ:A4
・小冊子1冊
A5サイズ、12ページ(表紙・裏表紙含む)
目次:手すき和紙のこと/身近で遠いコウゾ/コウゾの下ごしらえ/粘剤と水のこと/手すき和紙の厚み・水切り/和紙をつくる人/芹沢 けい介(※注)・模様の贈り物/おうちでできる!かんたん型染
・ステンシル用スポンジと割りばし
ステンシル用ポンポン4本分(スポンジ1個、割りばし4膳)
※絵の具は、絵ハガキづくり体験キットには含まれません。既に小学校等でお使いの水彩絵の具やアクリル絵の具をお使いください。
■オンラインワークショップ概要
・名称 : 「わしでおくる、かたをたのしむ」
・日時 : 2021年10月23日(土)10:30~12:30
・会場 : オンライン開催(Zoom)
・対象 : 原則小学生以上
・定員 : 20名程度
・参加費: 無料 ※10月18日(月)までに絵ハガキづくり体験キット
(税込、送料込1,000円)をご購入いただいた方にのみ
ZoomのURL等の情報をメールにてお送りします。
・URL : https://cotohajime.jp/post-3007/
<時間配分の目安と内容>
10:30~ 紙すき職人から和紙の話を聞こう!
手すき和紙工房 潮紙代表の塚原 英男氏による和紙のつくり方や原料についての話
11:10~ 型染について知ろう!
東北工芸ことはじめメンバーの早川 昌子による型染という技法と型絵染の人間国宝である芹沢 けい介(※注)の紹介
11:30~ 休憩
11:40~ ステンシルの絵ハガキをつくろう!
身近な材料を使ってできるステンシルの手順の紹介と絵ハガキづくりの実践
※諸事情により、変更となる場合があります。
●手すき和紙工房 潮紙について
紙すき職人の塚原 英男氏は、東日本大震災前は、就労支援施設の職員として、手すき和紙の指導にあたっていましたが、沿岸部にあった職場が被災。津波で流された道具を拾い集め、元の職場の了解を得て、宮城県柴田郡川崎町の笹谷という地域の空き家を改修し、工房をスタートしました。サンショウウオが生息するほどのきれいな軟水が豊富に流れているという笹谷の地の利を生かすとともに、工房の裏の畑では、和紙の原料となるコウゾとトロロアオイを自家栽培しています。
●和紙の原料について
和紙の原料には、コウゾ(楮)やミツマタ(三椏)、ガンピ(雁皮)などのほか、竹などがありますが、ユネスコの無形文化遺産に登録されている和紙は、全て国産のコウゾのみを原料としています。一方、国産のコウゾは減っていて、日本で消費されるコウゾの7割が外国産です。(日経テクノロジーオンライン2009年6月4日付記事より)
また、流しすきで薄い紙をすくためには、コウゾが水の中ですぐに沈まず、まんべんなく浮遊する状態をつくるためにトロロアオイの根っこを潰して出てくるネリ(粘剤)を水に混ぜます。しかし、トロロアオイを栽培する生産者も減り続けていて、手すき和紙であっても、保存・管理が簡単な化学粘剤が主流となっています。トロロアオイは、環境に敏感で傷みやすく、保存料を使わない場合は冷凍保存する必要があります。
そのような背景があり、大変貴重な「手すき和紙工房 潮紙」の和紙の感触を、親子で感じて頂ける体験キットを販売することにいたしました。
●東北工芸ことはじめについて
東北で子育て中のパパママによる工芸ワークショップユニットとして2018年より活動を開始。東北6県の風土に根ざした伝統工芸を、現代の暮らしの中に取り入れ、親子で楽しむことができる機会を提供するとともに、伝統工芸の継承に寄与することを目的に、ワークショップの企画・運営、出版物やウェブメディア等の企画・編集、商品等のデザイン・販売等を行っています。
〇団体名称 : 東北工芸ことはじめ
〇代表理事 : 早川 欣哉
〇公式サイト: https://cotohajime.jp/
〇活動実績 : 「宮城の手すき和紙体験教室」
(令和2年度文化庁伝統文化親子教室事業)ほか
※注:けい介の「けい」は、「金」偏に「圭」。
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