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交通総合文化展2021 『伝えたい!日本の魅力』入選発表! 写真部門34作品・俳句部門16作品に決定

公益財団法人 日本交通文化協会(東京都千代田区、理事長:滝 久雄)は、「鉄道の日」実行委員会とともに、駅を舞台に、日本の芸術や文化、観光の振興を目的とした「交通総合文化展2021」を開催します。

本文化展開催の一環として、2021年6月1日(火)から7月15日(木)の間、観光や鉄道、旅にまつわる写真や俳句を一般募集しました。テーマは、写真部門では「日本の交通もしくは新しい観光地」、俳句部門では「日本の鉄道や日本の良さを表現したもの」です。

応募総数は、写真部門では1,048作品、俳句部門では5,047作品でした。

審査員による厳正な審査の結果、各部門の入選作品が以下のとおり決定しました。入選作品は、2021年10月27日(水)から11月1日(月)までの6日間、JR上野駅 中央改札口外 グランドコンコースで開催予定の「交通総合文化展2021」にて展示し一般公開します。



【入選作品】 *敬称略


◆写真部門 -新日本観光写真-◆


○国土交通大臣賞(1名)

「大好きなふるさと故郷」 増田 俊次(福岡県在住)

国土交通大臣賞


<作者コメント>

阿蘇外輪山山麓にある南阿蘇村には阿蘇の大地をこよなく愛し、地道にたくましく生きる農業家族がいます。「農業を継いだのはこの村のこの自然を子供たちに残したいから」と言う彼ら。美しい自然と家族の温もり、そして大好きな故郷を守っていくという思いを感じてもらえたらうれしいです。


<講評・清水 哲朗/写真家>

生産者のご家族でしょうか。収穫した稲穂を手に満面の笑みを浮かべている姿に見ているこちらも自然と笑みがこぼれます。作者の巧みな話術と信頼関係の賜物でしょうが、周辺環境の捉え方含め画面構成力が素晴らしいですね。「人を通じてその土地の魅力を知る」のは観光の原点かもしれません。


○環境大臣賞(1名)

「紅に染まる伊豆沼」 遠藤 芳雄(宮城県在住)

環境大臣賞


<作者コメント>

1985年に水鳥と湿地の保存を目的とした国際条約「ラムサール条約」に指定された伊豆沼(宮城県)は、秋から冬にかけて10万羽以上の渡り鳥が越冬のため飛来します。鳥たちが日の出直後の朝焼けの中を一斉に飛び立つという条件は年に何度足を運んでもそう出会えるものではないため、夢中でシャッターを切りました。


○九州旅客鉄道株式会社社長賞(1名)

「花のトンネル」 鹿島 和生(福岡県在住)

九州旅客鉄道株式会社社長賞


<作者コメント>

桜や桃、菜の花といった美しい花々が咲き乱れる豊後中川駅(大分県)。三度目の正直となる今回、過去の訪問では叶わなかった色とりどりの花々で賑わう駅の姿が見られました。当日は天気にも恵まれ、撮影に励む沢山のカメラマンに交じって撮影した中から特急ゆふいんの森号との一枚を選びました。


○公益社団法人 日本観光振興協会会長賞(1名)

「朝まづめ」 段 スコール(東京都在住)

公益社団法人 日本観光振興協会会長賞


<作者コメント>

釣り愛好家に知られる笹川湖湖畔(千葉県)は公園や散策路があり、自然を楽しめる場所です。日の出前後の魚がよく釣れるといわれる「朝まづめ」の時間帯、悠々と釣りを楽しむ方の姿を見て車を止めました。冷え込みで水面に立ち昇る霧の神々しさに思わずカメラを構え、朝日が差し込んだタイミングで撮影しました。


○一席(2名)

「洋野エモーション」 白山 健悦

「大空へ」 平野 敏幸


○二席(3名)

「走れランナー、走れ新幹線」 今井 智己

「雪降る夜の最寄り駅」 井口 晃志

「盛夏」 小野木 文一


○三席(4名)

「太陽の誘導灯」 對馬 幸雄

「ただいま修行中」 長谷川 裕二

「でんでんきたっ!」 秋澤 真希子

「クライマックス」 吉田 昌弘


○U-22賞(1名)

「春風のテールライト」 内田 匠優


○入選(20名)

「寒い朝」 山田 徹

「航路はサバンナ」 工藤 光義

「紫陽花の夕映え」 道信 タケオ

「銀河鉄道ホタルの旅」 臼井 寛

「最後までよろしく」 久富 有純

「煌めく冬の知床」 田村 悠也

「秘境の駅」 団 芳男

「ゴジラ出現」 石井 良明

「水上のおひなさま」 河本 泉

「銀河旅行」 秋篠 重仁

「朝もやをぬけて」 河野 潔

「急げ!ワクチン」 立川 明

「秋の夜のコンチェルト」 相馬 達也

「気合を入れて」 松原 朋美

「ただいま子育て中」 林 博

「家路へ…」 鈴木 良昭

「秋の秘境」 三木 雅也

「希望の天空へ」 水溜 恵子

「自然と共存」 森川 克巳

「碧きサフィール」 谷口 晃都



<写真部門概要>

応募総数:1,048点(テーマ別応募数:(1)日本の交通515作品 (2)新しい観光地533作品)

審査員 :清水 哲朗(写真家・公益社団法人日本写真家協会会員)、国土交通省(観光庁観光地域振興部長)、環境省(自然環境局長)、東日本旅客鉄道株式会社(常務執行役員)、公益

社団法人 日本観光振興協会(理事長)、株式会社交通新聞社(交通新聞 編集局長)



◆俳句部門◆


○公益財団法人 日本交通文化協会理事長賞(1名)

「線路まで静かな世界半夏生」 徳永 小雪(埼玉県在住)


<講評・長谷川 櫂/俳人>

目や耳の不自由な人に世界はどう映るだろうか。家を出て線路までの小さな旅。世界はしんと静まっているのだ。作者は聾学校に通う十七歳。百人いれば百の世界がある。


○一席(1名)

「列車いま夕焼まみれの大河越え」 馬場 博美


○二席(1名)

「青春が降り立つ駅や夏休み」 武田 大輝


○三席(3名)

「遠ざかるホームの君は白きシャツ」 服部 弥生

「秋麗の電車にかるく眠りたり」 竹澤 聡

「駅を出て見知らぬ夏に紛れけり」 長谷部 俊夫


○入選(10名)

「車窓からあの夏見てた羊蹄山」 渡邉 富士夫

「この景もいつか思い出車窓夏」 小野沢 竹次

「電車行く紀州路の花ちらほらと」 堀川 淳(和歌浦 竜)

「国鉄のころと変らぬ花の駅」 斉藤 浩美

「列車から花を愛でおり古希の旅」 田村 靖彦

「目覚めればどこかの駅や夏の月」 三玉 一郎

「移る季や次への切符は揚羽蝶」 河野 大和

「少年はひとり旅せよ夏休み」 坂本 恭子

「この夏が発車のベルでさようなら」 木村 弘治

「新幹線たてがみとなる夏の風」 山田 知明


<俳句部門概要>

応募俳句総数:5,047句(1,464名)

審査員   :長谷川 櫂(俳人)


当協会ウェブサイトの「交通総合文化展」のページにて全作品をご覧いただけます。



◆交通総合文化展2021 開催概要

開催期間:2021年10月27日(水)~11月1日(月)

展示時間:午前9時~午後7時

展示場所:JR上野駅 中央改札口外 グランドコンコース 特設会場

入場料 :無料

※新型コロナ感染症の状況により変更になる可能性がございます。変更が生じた際は、当協会のホームページ等でお知らせいたします。


◆「交通総合文化展」ページ: https://jptca.org/exhibition/

◆公益財団法人 日本交通文化協会ホームページ: https://jptca.org/

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