新型コロナウイルスワクチン保管用フリーザー対応型UPSが 全国で続々導入
~ 温度をクラウドで管理、停電時に15時間継続運転が可能 ~
2021.09.16 13:00
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下 エコモット)は、2021年3月より提供を開始している新型コロナウイルスワクチン保管用フリーザー対応型IoT無停電電源装置(UPS)が、北海道、茨城県、東京都、神奈川県、山梨県に続き今月、福岡県でも複数台の導入が決定し、順調な売れ行きを見せていることをお知らせします。
URL: https://iot-denchi.com/ups
設置イメージ
■背景と課題~フリーザーの管理対策~
新型コロナウイルスワクチンの接種体制を整える上で、課題の一つとして「フリーザー」の安定稼働が挙げられます。新型コロナウイルスワクチンは、一定の保管温度で徹底した管理をする必要があり、急な温度変化の発生によりフリーザー内のワクチンを廃棄してしまうケースが頻発しています。
接種の効率化と廃棄物ゼロを目指すためには、安定した電源供給と、データを常時収集・記録し、異常発生時にアラートを出せる仕組みづくりが必要不可欠となります。
■結果~安全性の確保と業務効率化~
LPWAデバイスとWebアプリ
IoT無停電電源装置の導入により、商用電源の供給が断たれた場合においても約15時間、フリーザーを継続運転できるようになりました。これにより、長時間停電となる場合において補助電源設備を整える十分な時間を確保することが可能となります。
また、IoT通信デバイスとクラウドサーバーを活用することで、フリーザー温度の計測が可能となり、遠隔地でのデータ確認および、温度異常発生時のメールアラートも実現し、ワクチンの管理業務を効率化することができました。
■特徴~LPWA通信デバイスにより、フリーザー温度を計測、バッテリー状態の管理も可能~
psb100通信ボード
LPWA通信を採用し、通信速度を低速に制限することにより、低消費電力化と通信料の低価格化を実現しております。装置内電池からの電源供給と通信デバイスの搭載により、別途の電源工事やインターネット配線工事が不要となります。設置が簡便なIoT無停電電源装置は、災害時におけるフリーザー温度管理およびバッテリー状態の遠隔管理にも非常に適しています。
■今後の展望~IoT監視センターによるフリーザー温度管理代行で、24時間監視を実現~
従来、現地の担当者が定期的に目視確認していたフリーザー温度を、エコモットのIoT監視センターで遠隔監視することにより、24時間体制の温度管理が可能となります。
これにより、夜間管理体制の構築や、アラートメールの見落としリスク対策等、これまで課題とされていた部分の解決が可能となります。
■エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。
所在地 : 〒060-0031
北海道札幌市中央区北一条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階
代表 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 6億1,487万円(2021年5月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造、
通信インフラ、アプリケーション開発、
並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
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