非接触で関節の可動域分析が可能な AI骨格分析システム「Posen(ポーズン)」を再生医療後のリハビリテーションで活用開始

2021.09.21 10:00

DX・ヘルステック事業に取り組むPosen株式会社(本社：大阪府大阪市、代表取締役：瀬谷崎友香)が開発するAI骨格分析システム「Posen(ポーズン)」を、医療法人美喜有会再生医療専門クリニック・リペアセルクリニック(理事長：坂本貞範)にて再生医療後のリハビリテーションに活用する取り組みを開始しました。

Posen(ポーズン)利用イメージ

《AI骨格分析システム「Posen(ポーズン)」を再生医療クリニックが導入》

最近では少しずつ耳にする機会も増加している「再生医療」。中でも変形性関節症疾患に対する自己脂肪由来の幹細胞治療に注目が向けられています。

変形性関節症とは、関節を構成する骨の変形や関節軟骨の変性が生じて、痛みが生じる疾患です。症状が進行すると軟骨の損傷と変形が進み、痛みの増大や運動が制限されるため、筋肉量の減少も大きな問題となります。一般的な治療としては、痛み止めで痛みをコントロールしながらリハビリテーションで関節周囲の筋肉などの可動域改善を図りますが、損傷された軟骨は自己修復が困難なため、治療としては限界があります。

一方で自己脂肪由来幹細胞を用いた再生医療では、損傷した軟骨の再生を促すことができ、症状の進行や痛みの抑制、さらには可動域の改善効果も期待できます。また、一般的な治療に比べて良好な成績を示しており、人工関節を行わない新たな選択肢としてメジャーになりつつあります。

そこで再生治療の効果を最大限引き出すのに欠かせないのがリハビリテーション。リハビリテーションは組織再生、機能回復を効果的に促します。しかし角度計を用いての関節可動域の評価や、姿見鏡を用いて体の動きの視覚的なフィードバックを行う従来の方法では、測定者によって評価に差が生じることが課題でした。そこで関節可動域をAIが分析するAI骨格分析システム「Posen」を活用開始しました。

■リペアセルクリニックについて

厚生労働省承認(第二種、第三種)の再生医療センター「リペアセルクリニック」では再生医療を初めとする治療のエビデンスや経験を活かした治療だけではなく、投与以外でもリハビリなどのアフターケアも充実。先に記載した自費での再生医療専門リハビリや地域リハビリ治療院との提携も充実し、様々なニーズに対応しております。

再生医療の症例件数も1,000症例を超え、難しいと言われる疾患に対しても治療を提供できる、再生医療に特化したクリニックです。コロナなどの感染症対策もしっかり行い、完全予約制にてお一人お一人ご満足いただけるよう対策しております。

■AI骨格分析システム「Posen(ポーズン)」とは

ヘルステック事業を展開するPosen株式会社が開発した「Posen」は、写真を撮るだけで姿勢や関節可動域の分析が行えるシステム。iPadのみで分析出来るため訪問看護やリハビリテーションでも利用可能。医師と患者、家族間の情報共有にもお使いいただけます。※特許出願中。

Posenをリハビリテーションに活用することによって、統一した評価や視覚的なフィードバックを簡単に行えるようになった他、これまで以上に患者様の状態経過が可視化できるため効果的なリハビリを提供、確かな疼痛抑制に繋がっています。

また遠隔分析も可能なため、コロナ禍でのオンラインリハビリのアフターフォローにもご活用いただいております。