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Postコロナ社会における課題解決、価値創造に貢献する研究プロジェクト

13件の提案を採択・多様な研究を推進

2021.09.28 14:10

 立命館大学は、Postコロナ社会における課題解決、価値創造に貢献する多様な研究を推進するため、本学教員を対象に「Postコロナ社会 提案公募研究プログラム-Visionaries for the New Normal-」を公募し、このたび13件(研究費総額:約2,300万円)を採択しました。
 本学は2020年9月から、新型コロナウイルス感染症に関する調査研究や基礎研究、応用研究を支援する「Withコロナ社会 提案公募研究プログラム-Visionaries for the New Normal-」を実施し、大学の総合知をいかしたWithコロナ社会における研究活動に取り組んできました。これまでに、つぶやくだけでクリアに伝わる「ボイスピックアップマイク」の開発、オンライン会議でメンタル計測ができる「心の距離メーター」の構築などの成果が出ています。
 今回は、Postコロナ社会を見据えた新たな価値の創造を積極的に推進することを目的とし「新しい大学教育手法に関する研究」「Postコロナ時代に資する研究」の2つのカテゴリーを新たに募集した結果、学際・自然科学・人文社会科学分野から43件の提案が集まり、審査を経て13件の提案を採択しました。
 今後は、今回の採択提案を実施し、昨年の取り組みの検証も行いながら、総合大学としての研究者の多様性、強みをいかし、幅広い知を結集した新たな研究課題に取り組みます。

【採択された企画提案の例】※すべての採択シーズは別紙をご覧ください。

■新しい大学教育手法に関する研究
<Postコロナ × DX × 最先端英語教育:VR技術を用いた英語自律学習環境の開発と実装>
研究代表者:山中司・生命科学部教授
研究概要:最先端VR 技術を用いた、大学英語教育における自律学習支援のプログラムを開発、実装を目指している。テクノロジーに囲まれた未来の英語教育を具体的に指し示すことで、社会的インパクトを持った教育的取り組みを行う。具体的には学習者のスピーキング能力の向上に特化した、VRゴーグルを用いたAIによる自律学習プログラムを開発する。

■Postコロナ時代に資する研究
<飛沫拡散抑制に向けた小声から明瞭音声への音声復元システムの構築>※昨年度から継続
研究代表者:西浦敬信・情報理工学部教授
研究概要:飛沫拡散の少ない小声を検出可能な皮膚密着型ボイスピックアップマイクロホン(昨年度開発)の自然性向上を目指し、AI技術を使って小声を明瞭性の高い通常音声に復元することで、飛沫と騒音の拡散防止を両立可能な新しい生活様式に適したオンライン会議・講義環境を支援する。
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