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DX(デジタルトランスフォーメーション)で数千キロ離れた現場と融合  「顧客の表情」「繊維の違い」まで手に取るように伝わる 「デジタルスクラムシステム」を開発

ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、遠隔地からでもリアルタイムに顧客の生活実態や表情の変化、製品改良や設備稼働に欠かすことのできない品質安定性の監視といった細部に渡る観察や、的確な指示が可能な「デジタルスクラムシステム」を開発したことをお知らせします。


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【デジタルスクラムシステム開発の背景】

新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、国内から海外への出張の禁止に加えて、地域によってはロックダウンにより、顧客へのインタビュー調査及び生産設備のメンテナンスの中止や延期をせざるを得ない状態が長期化しています。こうした環境において、海外では現地スタッフだけで全て対応しなければならず、商品開発や生産設備稼働の遅れにつながるケースもあります。

そこでこの度、最新のデジタル技術を駆使した当社初「デジタルスクラムシステム」を導入することによって、10分の1ミリの精度で顧客の表情や繊維の微細な変化、設備の点検や修理箇所の特定など、数千キロ離れた場所からでも臨場感をもって把握できるようになります。


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【デジタルスクラムシステムの活用例】

・現地で少人数のスタッフが顧客宅を訪問しデジタルスクラムシステムを設置後、画面を通して複数の開発者や調査員がありのままの生活環境や表情を観ながら、本人と直接対話できるようになった。

・赤ちゃんからお年寄り、ペットの居住空間を複数の現地法人から24時間遠隔モニタリングでき、各々の国の文化や生活習慣、顧客ニーズの違いや変化をリアルタイムに把握することが可能となった。

・世界各国にある生産設備稼働の検証や点検、調整をミリ単位で視認でき、自社内におけるベストプラクティスを即時試しながら新製品生産機の導入検証を実施することが可能となった。



【今後の展望】

当社はこれまで3現主義(現場・現物・現時点)を重視し、国や地域に密着したマーケティングで商品開発を行い、可能な限り地産地消に拘った生産体制を構築しています。そのため、まず自らが「一次情報」に直接触れ観察することで、本質を捉えて問題を早期に発見し、課題解決に努めてきました。

今後は、これまで重視してきた3現主義に加えて、「デジタルスクラムシステム」を組み合わせたハイブリッド型によって、遠隔地にいながら関係者がタイムリーに支援可能な体制を推進します。



■DX「デジタルスクラムシステム」開発を通じて貢献する「SDGs17の目標」

DX「デジタルスクラムシステム」開発は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の項目に貢献するとユニ・チャームでは考えております。


9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

12. つくる責任つかう責任


これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境保護や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。



■会社概要

社名  :ユニ・チャーム株式会社

設立  :1961年2月10日

本店  :愛媛県四国中央市金生町下分182番地

本社  :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館

社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)

事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品

     ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、

     ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売

報道関係者向け
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