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業界初!農福連携土地付きソーラーシェアリング 完成セレモニーを開催いたしました!

農福連携で農業と障がい者を応援します!

土地付き太陽光発電の販売施工メンテナンスを行う株式会社エコスマイル(本社:愛知県名古屋市、支店:名古屋西・三重・静岡・千葉、代表取締役:東田 顕史(とうだ たかし)、以下 エコスマイル)と農地所有適格法人株式会社彩の榊(本社:東京都青梅市、支店:三重・静岡、代表取締役:佐藤 幸次(さとう こうじ)、以下 彩の榊)は、2021年10月10日、共に支店のある三重県津市にて、兼ねてから考案していた発電事業者向けの「業界初!農福連携土地付きソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」の完成セレモニーを盛大に開催いたしました。

衆議院議員 牧 義夫氏、三重県議会議長 青木 謙順氏、一般社団法人一志パラサポート協会 代表理事 川原田 憲夫氏、関係者等約100名が出席しました。


関係者約100名が集まった


完成セレモニーの前に地元宮司の槙岡 一彌氏により、両社社員で地鎮祭を開催。


地鎮祭(1)

地鎮祭(2)


次に、スイッチをONにして、発電開始の連系式を行いました。


連系式(1)

連系式(2)


エコスマイルは、これまで全国の発電事業者に土地付き太陽光発電を販売施工メンテナンスをしており、この分野では全国でもトップクラス。今回は農福連携土地付き営農型太陽光発電を行うため業界初となります。従来の野立て太陽光発電と違い、架台の足を高くし上部では発電事業を、パネル下部では農業をするものです。発電事業者に販売施工メンテナンスをエコスマイルが行い、下部の農業や草刈り等の管理を彩の榊が主導で、農作業の一部を障がい者福祉施設を通じ、障がいをお持ちの方々や高齢者が携わります。パネル下部の仕事なので、夏は直射日光を浴びづらいので働く環境は良くなっています。農作物は神棚にお供えする榊を選定しました。榊は通常は山に生息していているので、設備は適度な太陽の光の木漏れ日ができるように山を再現したものになっていて、雨水も榊に落ちるように設計しています。パネル下部は日陰になりますが、榊は陰性植物であり、適度な遮光率も考えてパネルを設置しているので、生育上は問題ありません。実際の山では傾斜地が多いので榊を採るのは非常に大変ですが、この設備では平地でできるのでメリットは大きく営農者にも優しくなっています。


セレモニーはエコスマイル本部長金海憲哲氏の司会進行でスタート。

エコスマイル東田社長から主催者を代表して、来賓者、協力会社、両社社員に対しての感謝の意から始まり、会社説明と事業説明を10分間超熱弁しました。

エコスマイル東田社長は「農福連携とは、農業と福祉がコラボするという事です。農業は20年前に比べると6割減、60歳以上の高齢者が8割以上と非常に農業離れが加速しております。10年後20年後を考えると、日本の農業生産者は激減し、農業は今以上に困難な状況が予想されています。この事業は耕作放棄地やこれから使われなくなる農地を蘇らせ農地を農地として使う事ができ、認定営農者や障がい者が営農を行う事で日本の農業を活性化する事もできます。また、障がいをお持ちの方々は日本に約940万人もいて、その方々に継続的なお仕事を与える事ができます。

弊社は、2009年7月1日設立し住宅用太陽光オール電化の販売を展示会中心に行い、徐々に名前が浸透してきました。2011年3月11日、未曽有の大事故の東日本大震災が発生しました。私もそうで皆様も同じだと思いますが、テレビで惨状を見た時にこれが現実に起きているのかと、今でも思い返すと胸が締め付けられます。翌年の2012年7月1日、私共が会社を作ってからちょうど3年後、太陽光発電の全量買取制度がスタートし、暫く動向を見て、住宅用から産業用にシフトし、再生可能エネルギーを普及拡大し日本のエネルギー自給率に貢献するという使命の元、自社サイトによる野立て太陽光発電を、土地確保から販売施工メンテナンスまでワンストップ体制を業界でもいち早く確立しました。名古屋西支店・三重支店・千葉支店・静岡支店と本社を含めて5店舗の無借金経営しております。今では全国的にも名前が知られるようになりました。


セレモニースタート


2020年度になると国の方針が変わり、低圧太陽光発電は20年間の売電をするためには、30%以上の自家消費が必須になり、土地付きの野立て太陽光発電の権利付けが事実上できなくなりました。但し、営農型太陽光発電は、耕作放棄地を蘇らせたり、通常の農地でも認定農業者が農業をきちんとして10年間の農地転用ができ、かつブラックアウト(停電)の際に自立運転機能のパワコンを付ければ(地域の方々に電気を無償解放=地域のレジリエンスを上げる。)等をすれば、自家消費を伴わない太陽光発電設備でも全量買取を認める事になりました。そこで、弊社は設立当初から強く社会環境貢献を常に考えていてたため、時代の変化に対応し、持続可能な明るい社会を築くために、この度このプロジェクトを発表しました。

また、最近はお客様層が変わってきています。発電事業者様もこのプロジェクトを応援して頂いたり、女性のお客様も増えてきました。障がいをお持ちの発電事業者も弊社を非常に応援して頂いております。地主様も先祖代々の土地を素晴らしい事業に有効活用できるのならばと、大変応援して頂いております。農業委員会や農業委員も今までは、耕作放棄地が解消される反面、農地がなくなる事で、寂しさを感じていましたが、このプロジェクトは農地本来の使い方ができるので、理解をして頂いているように感じます。陰で頑張っている障がいを持つ方々も、共に活躍される社会を築きたいです。それには地主様、発電事業者様、彩の榊様、福祉施設様の御協力が何よりも必要です。また、これは2030年までにSDGsの精神の17のゴール・169のターゲットの構成である、誰一人残さない(leave no one behind)や2050年までに脱炭素化社会実現する国策にも直結します。まさに中長期的な日本の目標にも貢献できる素晴らしい事業になっています。早急に金融機関の緩和も期待されます。農林水産省・厚生労働省・経済産業省を巻き込んだ時代の潮流にそった新しいシステムのプロジェクトです。これから応援を頂いてもっともっとメジャーになって、大きく社会貢献をしたいです。」と力強く語りました。


エコスマイル 東田社長


彩の榊佐藤社長は「業界初の、日本初の農福連携で、更にエネルギーを生むという素晴らしい仕組みを勇気を持って、決意を持って榊を育てていきます。福祉の人達と何をしたいかというと、障がいを持っている人でも、職人になれるという事です。全体の草刈り等の除草作業から始まって、やがてこの榊はどんどん大きくなっていきます。2年目3年目の始まりからはとっても楽しいことが始まります。それは加工のお仕事です。榊は2000年も続く日本の文化そのものです。2000年の文化をこれからもずっと引き継いで、日本の文化の八百万の神、日本人の心に刻まれた神様を愛する心が榊には現れると思うんです。この榊を障がいを持っている人達は12人に1人、障がいをお持ちの方は、活躍する場がないだけです。働く場がないだけ、この2000年も続いた文化を彼らと一緒に作り上げていく。これが私の死ぬまでの使命だと考えています。東田社長、本当に私にチャンスを与えて頂きありがとうございます。そして今日お集りの皆様、しっかり我々農業をやっていきますので、どうぞ宜しくお願い致します。」と、20年間の営農継続を決意し、来場者に約束をしました。


彩の榊 佐藤社長


衆議院議員 牧 義夫氏は「昔ドイツに行きました。ドイツは一旦原発ゼロを決定しましたが、産業界から押し戻されたんですが、あの東日本大震災を見て、改めて連邦議会で全会一致で、原発ゼロを決めました。それが本当にできるかを当時確認するためにドイツに行きましたけれど、ツェッペリンという飛行艇を離着陸する広大な敷地がありますが、そこに広大なソーラーパネルを張り巡らせている、これからはこの時代だと。これは9年前の話ですが、当時でも再生可能エネルギーが3割くらいだったんです。2030年までの再生可能エネルギー目標は、65%目標という事であります。その時にドイツで言われた事が日本でやれない訳がない。日照時間や日差しの強さからすると、ドイツより日本の方がずっと恵まれているので、日本はもっともっとソーラーシステムを発展する事ができると言われました。そのドイツでできるんだから日本でできるかと思っていたら、東田社長がもう先進的にそういう事に取り組んでおられる姿に打たれましたし、これは私達が共有する夢として、実現していきたいと思っております。今日この晴れの日に農福連携という、FIT価格が下げられる中で工夫に工夫を重ね、地域振興と障がい者の皆さんの雇用継続・就労継続・地域の発展が兼ね備えられた素晴らしいシステム、この先駆的なものがここから発祥したという事が心からお喜びを申し上げたいと思いますし、この地を起点としてこれから全国にこういったシステムが発展されることを心からご祈念する事でございます。今日の日を一生心に刻みながらこれからの発展を心から祈念します。」としみじみ語りました。


衆議院議員 牧 義夫氏


三重県議会議長の青木 謙順氏は「農福連携は地域社会共生の実現を促す取組として、また持続可能な社会や経済の実現を目指すSDGsの達成にも大きく貢献する取組として今後ますます注目するものと見込んでいます。三重県政におきましても「共に生きる」共生の実現が大きな課題となっており、その中でも誰もが活躍できる社会を目指す福祉の充実と地域の特色を生かした農林水産省経済の活性化は重要な柱であると考えております。県内でもこの両方を解決する取組として農福連携が進められており、着実に成果が上がっております。しかし、まだまだ福祉の面からすると、さらなる働く場の拡大や工賃の向上、農業の面から見ても経営の安定には、働き手となる多様な確保など多くの課題が見られるところです。こうした問題を一挙に解決するものとして、本日新たな農場を完成して頂きました。新農場における営農型太陽光発電の取組では、農産物の生産を行いながら、発電し電気を販売する事ができます。また、太陽光発電はクリーンエネルギーとして地球環境にも貢献できる技術であります。福祉・農業・エコの三つに貢献するこの取組は、農福連携の新たなモデルになるものと、大いに期待するところであります。更にこの農場で生産される農産物は「榊」とお聞きしてあります。現在国内で流通している榊の9割は、中国からの輸入品で希少な国産榊を、伊勢神宮が鎮座するこの三重県で生産する事は実に、三重県らしい農産物の生産であると益々期待が膨らむ思いであります。私共も関係者の皆様と一体となって、農福連携の推進に取り組んでいく所存でありますので、引き続き皆様の御理解と御協力をお願い致します。最後になりますが農場の取組の益々の発展と東田社長様を初め、皆々様のご健勝と御活躍を心から祈念致しましてお祝いのお言葉とさせて頂きます。本日は誠におめでとうございます。」と力強い挨拶をし、来場者は感服しました。


三重県議会議長 青木 謙順氏


一般社団法人一志パラサポート協会代表理事の川原田 憲夫氏は「こういった農地を何層かに分けて使うやり方はとても斬新だと思います。今後こういった使い方は、ソーラーに限らずいろんな使い方が増えていくんじゃないかと思います。一番上を人間が快適に過ごすための電気、中ほどから下は農林水産物を作る、特に中で榊を作るという事は、八百万の神と御霊というものを感じ取ってきた日本人が心の支えとして式典の時に、いつも使っていた神事のものですので、これを作るという事は人々の心の支えをいつも感じさせていくものと思います。農福連携は農林水産省と厚生労働省が始めた事なんですが、そこに経済産業省が入り込んできて、三者が手を組んだ事で「農福商工連携帯」がここに初めて出てきたと思います。ここが素晴らしい事だと思います。素晴らしい事づくめです。農福連携というと障がいをお持ちの方に農業に参画してもらって、農業の担い手になってもらうのが大前提にあるんですが、自然相手の農業はもっとそれ以上に大きい力を持っていると思います。特に影響力が大きいのが、特に精神障害や引きこもりの方だと思います。私共で6年7年一緒に住んでいて、最初は笑顔がなかったんですが、だんだん笑顔が生まれてきて、日々生きにくいとか、生活がしにくいとか不安定なところから、外で太陽光を浴びて農作業の仕事をする事で、日々の暮らしにくいとかが消えていくんです。そしてだんだん笑顔がでてくるようになり、最後は声を出して笑うようになっていくんです。自分の生き方に少し自信ができ、自己肯定感がでてきます。得意とする分野を見つめて、自立していった方が私のところにはいます。そうすると農福連携の仕事は、農業の後継者を増やす事よりも、もっと広い枠で仕事が行われているというのは何よりも誇りです。来場者様にお願いしたいのが障がいの方に声をかけて頂きたい。そこにお互いの理解が生まれて、障がい者と健常者が共に生きる世界が芽生えていきます。それが発展していけば豊かな社会が生まれるんじゃないかと思います。伊勢の国は太陽神です。太陽がなければ農業も成り立たないし、ソーラーも立てられないです。こういった事は神様の後押しがあるんじゃないかと不思議な縁を感じております。ここから各地にいろんな拠点ができて、その地域で障がい者と健常者が共に理解しあって、生きていく町作りができたらこのソーラーシェアリングも、もっともっと凄い価値が生まれてくると思えてならないんです。これから先にこれから先の大きな希望を託して、この仕事を本当にありがたいと思って、喜びの言葉に変えたいと思います。」と語り、会場は感動に包まれました。


一般社団法人一志パラサポート協会 川原田 憲夫氏

テープカット

株式会社エコスマイル部長 原田 大作・株式会社彩の榊常務 渡辺 涼介によるくす玉開き、祝砲。

東田社長と佐藤社長による記念植樹。

その後、エコスマイル課長 山本氏の司会進行により表彰式が行われた。


両社長は「これが第一歩です。エコスマイルと彩の榊は、地域の方々と共に持続可能な明るい社会を作るために、両社員一同一丸となって邁進していきます。」と互いに誓い、団結力を示しました。


株式会社エコスマイル社員と株式会社彩の榊社員

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