再生可能エネルギー・ワイヤレス給電技術を活用した屋外充電スポットの社会実装に向けた実証実験を11月1日から実施

2021.10.25 09:30

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株式会社ベルニクス(本社：埼玉県さいたま市、代表取締役社長：鈴木健一郎)は、株式会社ベルデザイン(本社：埼玉県さいたま市、代表取締役CEO：鈴木健一郎)および株式会社風憩セコロ(本社：埼玉県行田市、代表取締役：花田正実)と共同で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)・埼玉県の協力を受けて、2021年11月1日より、再生可能エネルギー・ワイヤレス給電技術を活用した屋外充電スポットの社会実装に向けた実証実験を、埼玉県さいたま市JRさいたま新都心駅周辺にて実施します。

【地産地消の再生可能エネルギー屋外充電スポット】

本実証実験では、発電、蓄電、給電をオフグリットにて地産地消する屋外充電スポットをJRさいたま新都心駅周辺に2021年11月1日より3箇所設置し、実証実験を開始致します。

太陽光パネルにて発電、ベンチに蓄電池を内蔵、ワイヤレス給電にて機器への給電・充電を行います。系統電力に頼らず、電力を地産し、その場で地消が可能になります。再生可能エネルギー、ワイヤレス給電技術を活用し、脱炭素都市への新たな提案・実証を行います。

特に本実証実験では、既にシェアサイクルで活用されている、50Wのワイヤレス給電技術POWER SPOT(TM)(下記に詳細説明)を活用しております。屋外での充電スポットの設置には、コンセント・コネクタからの雨・埃などの侵入により感電・漏電の恐れ、機器の破損の問題があり、今までは屋外での給電、充電スポットの設置は困難でしたが、ワイヤレス給電技術を使うことで、完全防水構造を実現し、感電・漏電を防ぎ、屋外でも安全・安心に利用することが可能です。

日常では、待ち合わせ場所・憩いの場・ワーケーションの場として、災害・停電時では、オフグリット技術の活用により停電時でも充電難民へ非常用給電・充電スポットとして防災都市機能に寄与致します。

また、POWER SPOT(TM)は車、家、店舗などに給電スポットとして搭載される予定であり、給電・充電可能な機器は、Qi対応のスマートフォンを始め、順次、POWER SPOT(TM)パートナーメーカーより対応製品(スマートタンブラー、テーブル照明など)が拡充されていきます。

POWER SPOT(TM)はデジタル化されており、利用状況や給電電力などを可視化することが可能であり、本実証実験終了後、利用データ、給電電力などの各種データは脱炭素化社会の実現に向け分析し、社会実装に向けて改善を進めて参ります。

1．実施期間

2021年11月1日(月)13時から2022年2月28日(月)まで

＊期間以降も充電スポットの設置は継続予定

2．実施場所・設置台数

・JRさいたま新都心駅　西口　けやきひろば　1台

・JRさいたま新都心駅　東口　コクーンシティへ続く遊歩道　2台

設置場所

3．屋外充電スポットの概要

・90Wソーラーパネル　　：系統電力不要のため、電気工事不要

・蓄電池をテーブルに内蔵：35Ah

　　　　　　　　　　　　　円卓6名掛け(ソーシャルディスタンス時は3名)

・リサイクル素材ベンチ　：再生木材使用

　　　　　　　　　　　　　(廃木材、廃プラスチックを原材料として90％使用)

・ワイヤレス充電スポット：3箇所

・充電可能なアイテム　　：スマートフォン(Qi対応機種)

　　　　　　　　　　　　　POWER SPOT(TM)対応製品

・強風対応設計(風速32m対応機、MAX風速60mまで対応)、アンカー工事不要

4．充電スポット　設置イメージ

設置イメージ

5．POWER SPOT(TM)とは

POWER SPOT(TM)は株式会社ベルデザインが株式会社ベルニクスの電磁誘導方式技術用い、生み出した50Wワイヤレス給電プラットフォームです。POWER SPOT(TM)はケーブルから機器を開放し、ケーブルから解放された機器は左右に回転させることで、電源のON/／OFFなどの直感的な操作を実現します。

POWER SPOT(TM)は電源をデジタル化し、電気の使用状態などを可視化することにより、電気とサービスの連携を実現します。

https://www.bell-design.co.jp/