非正規で働く主婦6割が「社会保険の適用拡大」に前向き、前回調査+4pt増 コロナ禍でより「柔軟な働き方」選択する傾向に
働く主婦500人アンケート調査
2021.10.26 11:00
新型コロナウイルス感染拡大による全国的な緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の解除から、1か月が経過しようとしています。基本的な感染防止策を継続しながらも経済の正常化に向け期待が高まる中、フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、当社に登録する全国のキャスト会員498人(平均年齢49歳、非正規で働く主婦中心)を対象に、今後主婦の働き方に大きく影響すると思われる「社会保険の適用拡大(※)や、コロナ禍における働き方」に関する意識調査を2021年10月12日~14日に実施しました。
今回の調査結果からは、非正規で働く主婦が、2022年10月に控えているパートなどの短時間労働者への社会保険の適用拡大を前向きに捉え、働く意欲が高まったと感じる人が一定数みられました。
また、新型コロナウイルス感染拡大により、仕事と家庭の両立に奔走した主婦も多く、より柔軟な働き方を選択する傾向が強まっていることがうかがえます。
アンケートでは最初に、来年2022年10月に控えているパートなどの短時間労働者への社会保険の適用拡大(※)を、非正規で働く主婦(2019年12月N=631人、2021年10月N=498人)を対象に「どう捉えているか」尋ね、前回調査結果と比較しました。
まず「よいことだと思う」は、<54.5%→58.6%:+4.1pt>と増加し、「よいことではない」<14.3%→6.8%:-7.5pt>と減少しているため、前回よりも前向きに捉える人が増えていることがわかります。
(パートなどの短時間労働者への社会保険適用拡大※)
2022年10月から、従業員数が101人以上500人までの企業に対して、下記の条件を満たすパートなどの短時間労働者を社会保険に加入させることが義務付けられます。
・週の所定労働時間が20時間以上30時間未満(週の所定労働時間が40時間の企業の場合)
・賃金の月額が8.8万円以上であること・2ヵ月を超える雇用期間が見込まれること・学生ではないこと
次に、2022年10月~の社会保険の適用拡大が「よいことだと思う」と回答した人(2019年12月N=344人、2021年10月N=292人)に、「その理由(選択肢・複数回答)」を尋ね、前回調査結果と比較しました。
上位回答順位に変動はなく「将来年金の受け取り金額が増えるから」が最多で、<64.5%→66.4%:+1.9pt>前回調査と比較し、ほぼ横ばいでしたが、「社会保険の半分を会社が負担してくれるから」や、<48.8%→66.1% +17.3pt>、それに次ぐ「今よりも働く意欲を高められると思うから」については、<25.9%→32.5%:+6.6pt>と増加しました。
現在、夫の扶養内で働く主婦の方のコメントでは、「夫の扶養の範囲内に収入を収めて、支払う保険料を節約しているが、もらえる年金は少なくある程度自分で何とかしておいた方がいいと思うため(50代・業務委託)」や「現在、扶養枠を気にしながら働いていたから(50代・契約社員)」など、収入の壁を気にすることなく、自分で保険料を負担して意欲的に働くきたいと要望する声や、「子供の学費がかかるうえにコロナの影響で、夫婦ともに年収がさがったので(40代・パート)」といった、コロナで減った収入を補填するため、「収入の壁を気にすることより自分の社会とのつながりがもっと欲しい(40代・パート)」といった声もありました。
一方で、社会保険の適用拡大が「よいことだと思わない」と回答した人の理由としては、「今の働き方が自分に合っているから(40代・パート)」や、「自分の時間と仕事のバランスを調整して働きたいから(40代・業務委託)」といった意見が挙がりました。
現在は、新型コロナウイルスの新規感染者数が落ち着きをみせ、行動制限の緩和や、今後の第6波に備える報道など、日々社会情勢は変化しています。
最後に「主婦が望む働き方・考え方(選択肢・複数回答)」を、働く主婦498人を対象に尋ねました。すると、多くの働く主婦が「働けるうちは働きたい(84.2%)」、「自分の状況に合わせて柔軟に長く働きたい(71.7%)」と回答し、「将来のために貯蓄できるくらいまで働きたい(50代・パート)」
「元気なうちは長く働きたい(40代・パート)」といった声や、「在宅や短時間勤務のしやすさを優先させて働きたい(20代・パート)」他、子育て中の働く主婦からは、新型コロナ感染拡大による、休校措置や分散登校やオンライン授業が実施されたことにより、1日3~4時間の短時間労働や、場所を選ばない働き方を希望する声がみられました。
また、アンケートの対象者は非正規で働きながら弊社に登録し、業務委託契約でラウンダーを初めとする様々な企業の仕事を複数担当するワークスタイルを選ぶ主婦が多いため、あくまでも参考程度となりますが、3割以上が「条件が合えば未経験職種・業界で働きたい(36.9%)」、「効率よく複数の仕事を掛け持ちして働きたい(30.5%)」といった働き方を求めていました。
今回の調査結果からは、非正規で働く主婦が、2022年10月に控えているパートなどの短時間労働者への社会保険の適用拡大を前向きに捉え、働く意欲の高まりが感じられるとともに、新型コロナウイルス感染拡大により、仕事と家庭の両立に奔走した主婦も多く、コロナ禍でより柔軟な働き方を選択する傾向が強まっていることがうかがえます。また、コロナ禍の長期化により、多くの企業は働き方を変化せざるを得ない状況を迎える中、雇用上制約の多い正社員だけではなく、実績や経験があり、必要なときに必要なスキルを持つ人材を、様々な雇用形態で活用する企業が、今後増えることが予想されるでしょう。
[調査概要]
N=498人、当社に登録する全国のキャスト女性・非正規で働く主婦が中心、
平均年齢49歳
調査日時:2021年10月12日~14日 調査方法:インターネットリサーチ 調査機関:ソフトブレーン・フィールド
■ソフトブレーン・フィールドの「人材派遣・紹介サービス」が実現すること
■背景
全国に約96111人の主婦を中心としたフィールドマーケティングスタッフ(以下、キャスト)が主にラウンダーや店頭調査業務を、依頼企業から請け負い日々活躍しています。2013年から消費財メーカーとラウンダー業務の専門スキルを持った人材のマッチングを実現する「ラウンダー人材バンク」サービスを開始し、約138カテゴリー、350社を超える企業様にサービスを導入いただきました。
当社キャストは、ラウンダー経験者の他、一般事務やデータ入力だけではなく、営業経験者、経理/会計などの専門職など、様々な経験職種を持つキャストが登録しています。
当社では、就労意欲が強く優秀な働く主婦と、人材を確保したい企業をマッチングさせ、現在の社会状況にあった「雇用・労働」に関わる様々な施策を展開し、少子高齢化時代の労働力確保と、企業の業績向上と持続可能な働き方を推進してまいります。
■サービスページURL
「人材派遣・紹介 」https://www.sbfield.co.jp/rounderbank/
「パート型人材派遣(営業職/アシスタント(事務職))https://www.sbfield.co.jp/job-sharing/
【報道関係お問い合わせ先】
ソフトブレーン・フィールド株式会社
広報担当 石井(いしい)/ 山室(やまむろ)
TEL:03-6328-3883 FAX:03-6328-3631 MAIL: press@sbfield.co.jp
【ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要】
URL : https://www.sbfield.co.jp/
ソフトブレーン・フィールド株式会社は、ソフトブレーン株式会社(本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ96,111人のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など222,828店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。
本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年7 月 / 資本金 :151,499,329円
代表取締役社長 :木名瀬 博
「木名瀬 博のフィールド虎の巻」
URL:https://www.sbfield.co.jp/toranomaki
Work Story Award 2019
「働きがい・モチベーション・エンゲージメント」部門受賞
一般社団法人at Will Workが主催する「Work Story Award 2019(※)」において、当社が提供する「フィールド・クラウドソーシング」が評価され、「働きがい・モチベーション・エンゲージメント」のテーマ部門賞を受賞しました。
(※)働き方を選択できる社会づくり"の実現を目指す一般社団法人at Will Workが主催するアワードで、働く"ストーリー"を集める5年間限定のアワードプログラムです。
https://www.puchittona.jp/sbf/view/sustainable/award2019/index.html
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