ノイズ研究所製『広帯域スリーブアンテナ』 近接照射イミュニティ試験法(車載機器向け)の国際規格 「ISO 11452-9:2021」に正式採用
EMC試験器/測定器の開発・販売を手掛ける株式会社ノイズ研究所(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:藤垣 純一)が開発した広帯域スリーブアンテナ(商品名:NKU07M32G および NKU2460G)が、近接照射イミュニティ試験法(車載機器向け)の国際規格である、【ISO 11452-9:2021道路車両 -狭帯域放射電磁エネルギーによる電気的妨害のコンポーネント試験方法-】に正式採用されたことをお知らせいたします。
製品URL: http://www.noiseken.co.jp/modules/rfsys/index.php?content_id=58
■国際規格 ISO 11452-9について
近年急増するスマートフォンやWi-Fi機器のようなポータブル無線機が、他の電子機器に近接した際に、その電子機器へ電磁干渉を及ぼすリスクが懸念されています。
ISO 11452-9は、このような状況を想定した『近接照射イミュニティ試験法(車載機器向け)』の国際規格で、ポータブル無線機を模擬したアンテナより放射される電磁界を電子機器に晒すことで耐性を評価する試験となり、自動車メーカーや車載電装品メーカーが試験を行う際の準拠規格として採用されています。
■広帯域スリーブアンテナ/NKUシリーズについて
当社は「近接照射イミュニティ試験を、もっと効率的に行いたい」というお客さまのご要望にお応えするため、2012年に開発をスタートし、2014年より販売を開始いたしました。
本製品は、平面状のアンテナパターンの形状により、非常に広帯域にわたって電磁波を輻射することができ、「広帯域にわたる利得」と「広帯域にわたる良好なVSWR(電圧定在波比)」を実現しました。
また、実際のポータブル無線機の使用状態を想定したハンドル(持ち手)との組み合わせで使用することを推奨しています。
なお、本技術はトヨタ自動車株式会社他と共同で特許を取得しています。(特許第 6258045)
■製品の特長
1. お客さまが試験をしたい製品は常にフラットで広い空間があるとは限りません。「広帯域スリーブアンテナ」は小型で薄くフラットな形状で、ハンドルもフレキシブル構造のため、狭い隙間での試験が容易です。
2. 本製品は700MHz~3.2GHzと、2.4GHz~6GHzの広帯域をカバーしたアンテナを2種類用意しています。従来の試験では数十本のアンテナを使用した試験となりましたが、本製品を使用することで、試験中のアンテナ交換が1回で済み、またデジタル変調などのブロードバンド信号にも適しています。
3. どの周波数でもダイポールアンテナ並みのVSWR(電圧定在波比)と利得を実現しています。また試験品に近づけた際もVSWRへの影響が少なく、電力注入の効率が良く、安定した試験を行う事ができます。
■製品の概要
品名 :広帯域スリーブアンテナ
モデル :・NKU07M32G(700MHz~3.2GHz)
・NKU2460G(2.4GHz~6GHz)
販売方法:代理店経由もしくは直販で販売
価格 :・アンテナ NKU07M32G 35万円、NKU2460G 50万円
・ハンドル 20万円
※価格は税抜き表記
■会社概要
商号 : 株式会社ノイズ研究所
代表者 : 代表取締役社長 藤垣 純一(ふじがき じゅんいち)
所在地 : 〒252-0237 神奈川県相模原市中央区千代田1-4-4
設立年月: 1975年3月
事業内容: 電磁波ノイズ試験器・測定器の開発・販売、および付帯サービス
資本金 : 9,500万円
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