スマートけいはんなプロジェクト令和3年度事業 「グリーン・サステナブルけいはんな事業」が始動
全国に先駆けて都市OS、都市デジタルツイン および先端的サービスの連携を実証
ダッソー・システムズ株式会社(以下、ダッソー・システムズ)、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)、シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)、一般社団法人京都スマートシティ推進協議会(以下、京都スマートシティ推進協議会)、京都府の5者は相互に連携し、国土交通省のスマートシティモデル事業に選定された「スマートけいはんなプロジェクト」の令和3年度事業「グリーン・サステナブルけいはんな事業」を共同で推進します。
「多様で持続可能なスマートシティを2025年度までに100地域構築する」という政府の「骨太の方針2021」(令和3年6月18日閣議決定)にあるように、先般、国土交通省は、先進的技術をまちづくり分野に取り入れ、持続可能で分野横断的な取り組みにより、都市・地域の課題解決に係るソリューションシステムに関する公募を行い、「グリーン・サステナブルけいはんな事業」が選定されました。前述の5者は、スマートシティの早期の社会実装に向けた課題解決のため、本年度は以下のことに取り組みます。
ダッソー・システムズは、令和2年度に構築したけいはんな学研都市の3次元モデル「けいはんなデジタルツイン」の機能を拡張し、モビリティに関するさまざまな実証実験の結果を一元的に可視化するほか、洪水氾濫等のモデリングにも取り組みます。また、住民向けワークショップやプロジェクト関係者間の連携にこのモデルを活用するとともに、コミュニティ支援機能やコラボレーション機能の有用性を検証します。
NTT Comは、街にあふれるIoTデバイス等のデータをリアルタイムに収集・利活用して社会的課題を解決するSmart Data Platform for Cityを中心とした、スマートシティを実現するための都市OSを提供し、防災やモビリティ観点で社会課題解決の検証を行います。
シスコは、これまでの京都府との「京都スマートシティ」の取り組みにおいてけいはんな学研都市内に設置したデジタルサイネージやスマートライティングなどの先端的サービスと、都市OS、都市デジタルツインの連携を支援します。
京都スマートシティ推進協議会は、これまで「京都ビッグデータ活用プラットフォーム」を通じて整備を進めてきたデータ連携基盤と、都市OSや都市デジタルツインとの連携を支援します。
京都府は、本事業を通じて、誰もが安心・安全に暮らせる都市、新しい産業が絶え間なく創出されるイノベーション都市、持続可能で「誰一人取り残さない」都市という、けいはんな学研都市が目指すスマートシティの実現に向けた課題整理およびその解決に必要な方策の推進を図ります。
ダッソー・システムズ、NTT Com、シスコの3社は、京都スマートシティ推進協議会ならびに京都府の協力を受けながら、本事業を通じて得られる都市OS・都市デジタルツイン・先端的サービスの連携に関する知見をもとに、スマートシティの早期の社会実装に向けた課題解決に取り組んでいきます。
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