“黄金村で砂金掘り” 世界大会ルールの「砂金掘り大会」を8月4日に開催
山梨県南巨摩郡身延町では、さまざまな夏休みイベントが予定されています。湯之奥の「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」では、世界大会ルールの「砂金掘り大会」を8月4日に開催いたします。
同日には、学生たちが砂金掘りで繰り広げる熱いバトルを繰り広げる「第9回東西中高交流砂金掘り大会」も行われます。
【湯之奥金山博物館杯・砂金掘り大会】
(8月4日※雨天決行。台風などの悪天候だった場合のみ8月5日に順延)
湯之奥金山博物館の大会は、砂金堀り世界大会のルールを基本に、館独自のアレンジを加え、「ジュニア部門」(小中学生男女混合)、「男女初心者部門」(高校生以上、年齢上限なし)、「男女ベテラン部門」(年齢不問)の3部門で競技を行います。
各部門の1位から3位までには賞状とメダルが授与されます。さらに、3部門のトップ同士が同条件下で「頂上決戦」を行い、そこで1位を獲得すると、総合優勝者トロフィーが与えられます。
また、この日は東西の名だたる有名校の中高生が、勉強ではなく“砂金掘り”で競う「第9回東西中高交流砂金掘り大会」も行われます。今年は同大会史上、最多の7校がエントリー。西の灘(兵庫県)、東の開成学園(東京)を筆頭に、女子校・大妻学園(東京)、海城学園(東京)、大会2連覇中の山梨学院大学附属中高、地元身延町から峡南高校、そして初出場の文教大学附属中高(東京)が対決します。
◆スケジュール
(一般大会)受付…8:30~
競技開始…9:30分~12:30
(学校大会)14:00~16:30迄
◆一般大会競技部門
・ジュニアの部(小学生~中学3年生まで)砂6kg
・男女初心者の部(高校生以上の男女)砂10kg
・ベテランの部(男女年齢制限なし)砂16kg
※過去においていずれの部門かでの入賞経験者は、自動的にベテラン部門にエントリーされます
◆競技方法
種目別に20人一組で競技(ただし参加者状況によって一度に競技する人数は変動します)。会場内に特設された競技フネ(1.2m×1.5m)で、バケツの砂中(約6~16Kg※部門によって異なる)に混入されている砂金を制限時間(10分)内に、正確にかつスピーディに採取する。見つけることのできなかった砂金は1個につき3分のペナルティが加算され、それが自分のタイムとなる。砂金を見つけ出す選鉱パンニング皿は規格以内(50×50×15)であれば自由。パンニング皿のない人には貸し出す。なお、ベテラン部門だけは博物館で用意しているスチールパンという統一皿で行う。
大会当日に限り、大会参加者は、競技前に砂金採り体験室にてパンニング練習が可能。
◆参加費(一般大会のみ)
大人500円、中学生以下300円(競技で採取した砂金は返却)。参加賞あり。
※要事前申し込み。8月3日(金)午前中まで申し込み可能。
◆申し込み方法
湯之奥金山博物館
TEL 0556-36-0015 / FAX 0556-36-0003にてご連絡ください。
◆学校大会は、今年度分の参加校申し込み受付終了。
当日の観戦・応援自由。一般大会の基本ルールに沿った学校対抗用の競技形式で、団体戦&個人戦の得点制で勝負をつける。
【その他のイベント】
【第4回 化学実験教室】
(7月15日(日)9:30~14:30まで、各実験60分。昼食休憩挟む)
湯之奥金山博物館では、夏休み自由研究の手助けに「化学実験教室」も開催。講師に砂金掘り大会で東京・開成学園の学生達を引率する宮本一弘先生(理化学部顧問)を迎え行われます。化学離れが叫ばれている昨今、身近なもので化学のおもしろさに気づける実験を全部で3つ。各実験とも定員は15人まで。全部参加も可能です。
◆スケジュール
1限目(9:30~10:30)
……「シャボン玉を浮かべる!?」&「冷却パックを作ろう!」
2限目(11:00~12:00)
……光の不思議(偏光板の実験)&「電気の不思議(簡単な静電気の実験)」
3限目(13:30~14:30)
……「消える絵?」&「色の不思議」
◆参加費 各実験 200円
◆申し込み方法
湯之奥金山博物館 TEL 0556-36-0015 / FAX0556-36-0003にてご連絡ください。
※参加者は7月14日(土)まで受け付けています。
■甲斐黄金村・湯之奥金山博物館
【こども金山探検隊】(7月28日~29日)
戦国時代に湯之奥金山で行われていた鉱山作業の史実に基づき、現地遺跡の見学、鉱石の採集、粉成作業、比重選鉱、灰吹など、往時に“タイムスリップ”して体験できる。
※今年開催分の受付は終了いたしました。参加ご希望の方は来年度の「こども金山探険隊」をご予約ください。
【湯之奥金山とは】
日本における産金の歴史は、西暦794年、黄金迫(こがねはざま=現・宮城県遠田郡涌谷町黄金迫)で砂金が発見された時に始まったといわれる。8世紀から16世紀までの間、産金量は200トンを超えたといわれ、日本は世界有数の産金国であった。
身延町・下部温泉郷から車で30分程上流に進むと、湯之奥集落が存在する。湯之奥集落の背後には、山梨県と静岡県の県境に位置する毛無山(標高1,964m・山梨百名山の一つ)がそびえている。その毛無山中腹には、中世・戦国時代に操業した「湯之奥金山遺跡」がある。
湯之奥金山とは、「中山」、「内山」、「茅小屋」の3つの金山の総称で、中でも中山金山は甲州市の黒川金山と共に、「甲斐金山遺跡」として国指定史跡にもなっており、甲斐金山の代表格である。産出した金の多くは、甲斐の領内で流通した地方貨幣「甲州金」に姿を変え人々の手に渡っていった。湯之奥金山は、鉱脈の枯渇に伴い1700年代には人々は山を下り、村は消滅、歴史の表舞台から姿を消していった。
湯之奥集落に現在も続く門西家(国重要文化財)には、金山最盛期に河内地方を統治した穴山家(=武田24将の一人として知られる穴山梅雪)の発給文書や、金山の道具である「フネ」や「セリ板」などが残り、これらの資料は同館で展示公開されている。
▼甲斐黄金村・湯之奥金山博物館
http://www.town.minobu.lg.jp/local_minobu/kinzan/summer/summer2.html
▼身延町ホームページ
http://www.town.minobu.lg.jp/
▼楽天×身延町ブログ「身延Life」
http://plaza.rakuten.co.jp/machi19minobu/
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