そろタッチが昭和大学医学部と特定臨床研究をスタート! 中高年齢者の認知機能及び生活の質への影響を検討!
2021.11.01 15:30
「そろタッチ」を運営する株式会社Digika(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:橋本 恭伸、以下「当社」)は、昭和大学医学部の医師・准教授 橋本 圭司氏と共に地域在住中高年齢者の認知機能及び生活の質への影響を検討する特定臨床研究をスタートすることをお知らせします。
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厚生労働省老健局(※1)によると、日本の認知症の有病者数は2025年に約700万人(65歳以上の5人に1人)となると予測されており、少子高齢化が進む本邦に置いて重要な課題の一つと捉えられています。
本臨床研究は、「そろタッチ」を利用した78歳のそろばん経験がほぼない高齢者の男性が、2桁5口のフラッシュ暗算を習得したことがきっかけとなり発案されました。「そろタッチ」の利用による中高年齢者の認知機能及び生活の質への影響を検討するべく、昭和大学医学部の医師・准教授 橋本 圭司氏のグループと共に、一般社団法人認知症予防活動コンソーシアム(以下、「ニヨ活」)、カオリ内科・糖尿病クリニックの協力の元、40~70歳の中高齢者20名を対象に6ヶ月間のランダム化比較試験を実施いたします。
当社が運営している「そろタッチ」は、iPadを使ってそろばん式暗算を短期効率的に楽しく習得する新しい暗算学習法です。5~8歳の子供が毎日「そろタッチ」を進めると、2年間でそろばん式暗算上級レベルが身につくことが実証されています。そろばん式暗算トレーニングの視空間性ワーキングメモリへの好影響については数々の先行研究(※2)においても実証されており、認知症予防にも期待されています。
当社では、超高齢化社会に向けて、人々の可能性を最大限引き出す力になるべく、認知症予防の可能性及び子供達と高齢者をつなぐコミュニティの醸成に向けて取り組んでまいります。
本特定臨床研究の詳細情報については厚生労働省が整備するデータベース jRCTに公開されています。
<厚生労働省 jRCTの研究計画情報詳細>
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs032210356
●ニヨ活におけるそろタッチの活用風景
ニヨ活におけるそろタッチの活用風景1
ニヨ活におけるそろタッチの活用風景2
ニヨ活Webページ
※1:認知症施策の総合的な推進について(令和元年6月20日厚生労働省老健局)
※2:先行研究の一部(参考)
■Training on Abacus-Based Mental Calculation Enhances Visuospatial Working Memory in Children
https://www.jneurosci.org/content/jneuro/39/33/6439.full.pdf
■Training on Abacus-based Mental Calculation Enhances Resting State Functional Connectivity of Bilateral Superior Parietal Lobules
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0306452220301263
■Prospective demonstration of brain plasticity after intensive abacus-based mental calculation training: An fMRI study
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0168900206015361
■Neural correlates underlying mental calculation in abacus experts: a functional magnetic resonance imaging study
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1053811903000508
■Effects of long-term practice and task complexity on brain activities when performing abacus-based mental calculations: a PET study
https://link.springer.com/article/10.1007/s00259-008-0949-0
【そろタッチとは】
「そろタッチ」は、iPadを使ってそろばん式暗算を短期効率的に楽しく習得する新しい暗算学習法です。
5~8歳の子供が毎日「そろタッチ」を進めると、2年間で一生の財産となるそろばん式暗算上級レベルが身につきます。
四則計算を「見て解き・聞いて解き」バランスよく学習することで、数字を読み解く力が向上し、算数はもちろんのこと、日常生活にも役立つ実用的な暗算力が身に付きます。伝統的なそろばん式暗算と最新のテクノロジーを組み合わせて開発された「そろタッチ」は日々進化しつづけており、2017年日本e-Learning大賞の頂点となる「最優秀賞」、2018年キッズデザイン賞受賞、2019年には日本企業初のSXSW EDU Launch Competitionのファイナリストに選出、2020年には経済産業省・JETROの「未来の教室」海外展開支援等事業に採択されました。
そろタッチで幼少期から能力が伸びる体験を通じて「自信」ひいては「Growth Mindset(経験や努力によって自分は成長できるという考え方)」を育み、全ての学びの土台を築きます!
【そろタッチ紹介ビデオ】
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