ACEF コロナ危機で崩壊したバングラデシュの教育環境を 取り戻すためにクラウドファンディングを開始!
~SDGsへの貢献~
認定NPO法人 アジアキリスト教教育基金(ACEF/エイセフ:東京都新宿区、理事長:荒谷 出)は、2021年11月1日よりクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIRE(Good Morning)にてバングラデシュ貧困地区の子どもたちやその家庭へのコロナ対応緊急経済支援のプロジェクトを開始いたしました。
目標金額 150万円:小学生児童の(家庭への)復学支援
ネクストゴール 300万円:中学校進学者への奨学金
クラウドファンディングページ
→ https://camp-fire.jp/projects/view/512384
■クラウドファンディング概要
このクラウドファンディングは、バングラデシュの現状を憂えた大学生たち(エイセフ・ユースのメンバー)が立ち上げたプロジェクトです。
1990年ごろのバングラデシュは識字率が35%と、薬の注意書きすら読めない人が大半でした。医療や衛生の充実一つとっても教育が大切と考えたACEFは、以降30年以上、バングラデシュ貧困地区を対象とした教育支援を行ってきました。今ではバングラデシュでも小学校は義務化され、子どもたちは最低限の教育を受ける権利を保障されています。しかし現実は、家庭の貧困から小学校へ通うどころか就労を余儀なくされている子どもたちがまだ存在しています。
そこに今回、新型コロナが追い打ちを掛けました。コロナで1年半(~2021/9)バングラデシュ国内の全ての学校は閉鎖されました。その間に特に貧困地区の家庭の経済状況はさらに悪化し、ようやく学校は再開されたものの、就労しているために小学校へ戻って来られない子どもたちが多くいます。同時に12月末の小学校卒業後、義務教育ではない中学校へ進学したくても家庭の経済的理由から進学出来ない子どもも相当数に上ることが懸念されます。
これまでACEFがバングラデシュの人たちと一緒に積み上げてきた、貧困地区の子どもたちへも教育機会を提供するという努力が、今、コロナ危機に直面し目の前で崩れようとしています。この状況を知ってエイセフ・ユースは立ち上がり、まず出来ることとして始めたのがこのクラウドファンディングです。
このクラウドファンディングで集めた資金は、次の使途に使われます。
(1) 目標150万円
貧困地区の小学校児童の家庭(母親)へ1家庭1万円程度のマイクロファイナンス(小口融資)を行います。各家庭には生計を立て直すための小さな稼業を始めてもらいます。(鶏を飼って卵を売る等)
そこで得られる現金が、生計の立て直し(=子どもが就労から就学へ復帰)と融資額の返済(一年間での分割弁済)に充てられます。
返済された資金は、次の児童の家庭(母親)への小口融資に使われ、全体としてお金が循環し、子どもたちの復学につながっていきます。
*このマイクロファイナンスの仕組みは既に2021年1月からスタートし、現在、約1,000家庭へ実際に小口融資がなされ、稼業の立上げ→子どもの復学→返済→次の家庭への融資、という流れが生まれております。ただそれでも追いつかない現地からのニーズに応えるため、マイクロファイナンスの拡充のための資金を獲得するというのが、今回のクラウドファンディングの目的です。
*「なぜ母親への融資か?」、これは、家庭内でも女性の立場が弱い社会において、敢えて母親に対する小口融資とする(母親が資金上の権利と責任を負う)ことで、ジェンダーの視点からの意識改革も同時に促すことを期待したものです。
*小学校児童のいる家庭(母親)への小口融資に限定し、マネジメントとモニタリングを行うことで、これまでの返済率は100%です。
(2) ネクストゴールとしての、追加の150万円
中学校(義務教育ではない)への進学を希望する貧困地区の子どもたちへ、1人2万円程度を奨学金として支給し(貸与ではありません)、入学金、授業料、通学交通費、学用品代、各種テスト受験料に供してもらいます。
■クラウドファンディング参加方法
クラウドファンディングページからご参加(ご寄付)いただけます。
参加いただいた方の思いを、ご寄付いただいた資金とともに、ACEFがバングラデシュまでお届けいたします。
■クラウドファンディング実行者
認定NPO法人 アジアキリスト教教育基金
理事長: 荒谷 出(あらたに・いずる)
所在地: 東京都新宿区西早稲田2-3-18 日本キリスト教会館26号室
URL : https://acef.or.jp
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