レーダーの反射波形から勤務する人の状況を判定する実証実験開始 バイタルセンシング技術でプライバシーに配慮した環境を実現
2021.11.26 09:30
株式会社QuantumCore(クアンタムコア)(本社:東京都品川区、代表取締役:秋吉 信吾、以下「当社」)は、東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡田 正志、以下 東急不動産)協力のもと、レーダーの反射波形からオフィスに勤務する人の状況を判定する実証実験(以下 PoC:Proof of Concept)を開始しました。
本PoCは、東京都の支援を得て、東急不動産が関係するオフィスにて、当社のレーダーを用いた人物推定、バイタルセンシング技術を用いて、実際に勤務する方の様々な行動を分析するものです。
従来、このような行動分析を行うには、カメラによる画像認識が一般的であり、またカメラのデータをクラウドへ転送する必要があり、昨今のプライバシー意識の高まりにより、導入には障壁がありました。また一般的なAI技術による人物推定には大量の学習データが必要であり、個人用のモデルを作成するのは現実的ではありませんでした。
そこで、当社のレザバーコンピューティング技術Qoreシリーズによる時系列処理技術を用いることで、カメラを使わず、少ない学習データで、かつエッジデバイス上での学習処理を行えるため、これらの問題を解決できます。
オフィス環境改善システム
オフィス環境改善システム
本PoCは、東京都のスタートアップ実証実験促進事業により実施しております。今後、同技術を用いた高度なオフィス環境分析の他、販売店での人流解析などへの適用を想定しております。
【先日の関連リリース】
60Ghzレーダーなど電波系センサを使用し人物特定・バイタルセンシングなどを行うPoC提供開始
株式会社QuantumCoreのプレスリリース(prtimes.jp)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000039630.html
当社はレザバーコンピューティングを基にしたRNN(Recurrent Neural Network)を独自技術で開発し、「少量データ」を「エッジ上」で「リアルタイム学習」できる多変量時系列処理ソリューション「Qoreシリーズ」を提供しています。
Qoreシリーズに関しては下記リリースをご覧ください。
Cortex-Mシリーズ向けエッジAIソリューション「EdgeQore Lite」がアルゴリズム改良によりアナログ・デバイセズ社の超低消費電力マイコンへ対応
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000039630.html
【QuantumCoreについて】
当社にはレザバーコンピューティングの研究で著名な、東京大学の池上 高志教授と、はこだて未来大学の香取 勇一教授がリサーチアドバイザとして参加しております。
また主力製品として、レザバーコンピューティングを基にした、「少量データ」を「エッジ上」で「リアルタイム学習」できる多変量時系列処理ソリューション「Qore」を提供しています。ビックデータによる作りきりのモデルではなく、個人や環境へ柔軟に対応し、人に寄り添う技術の提供を実現させます。
【会社概要】
名称 :株式会社QuantumCore
代表者:代表取締役 秋吉 信吾
所在地:東京都品川区西五反田2-14-13
創設 :2018年6月
資本金:197,500,000円(資本余剰金含む)
【QuantumCore社製品に関するお問い合わせ】
株式会社QuantumCore
お問い合わせフォーム: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdnUZw1sd6i9G51so8OLCbIoyLNiECZPXQhfvBvch98Zmx0Eg/viewform
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