クラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point」 東京コミュニケーションアート専門学校でワークショップを開催 MUGENUPのイメージキャラクター制作を想定し 企画からイラスト制作までを実際のツール上で実施
株式会社MUGENUP(以下、MUGENUP)は、産学連携教育に基づきアニメやゲーム、デザインなど、多彩な業界で即戦力として活躍できるクリエイターの養成を目指す東京コミュニケーションアート専門学校(以下、TCA)において、クリエイティブ制作のテレワークと効率化を支援するクラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point」を用いたオリジナルキャラクターを制作する実践型ワークショップを開催しました。
「Save Point」は、イラストや3DCG、映像、デザインなど、様々なクリエイティブ制作において効率的な制作環境を実現するクラウド型プロジェクト管理ツールです。特に直近では新型コロナウイルスの感染対策を背景に注目が高まり、導入企業200社・導入プロジェクト数1,600件を突破。ゲーム業界を中心に、TVアニメーションやマンガコミックなど、活用される業界や業種の幅も拡大しています。
TCAでは、クリエーティブデザイン科マンガ専攻にてクラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point」を先行導入。学生の自宅からの課題提出や、講師による効率的な作品の確認やアドバイスに取り組んできました。また学校側もデータ受け渡しなどの管理コストを削減してきました。
この度の実践型ワークショップは、全てリモート環境で実施しました。第一部ではゲーム業界の歴史を振り返り、第二部においてイラストの制作フローなどを解説。学生の皆様に「Save Point」の使い方などを説明し、夏の学習課題として、MUGENUPのイメージキャラクターを想定したオリジナルキャラクターの制作に取り組んでもらいました。
■第一部「ゲーム業界の過去と今」
6月29日(火)に開催した第一部は「ゲーム業界の過去と今」と題し、家庭用ゲーム機から現在のモバイルゲームにいたる歴史をご紹介。なかなか語られることの少ないゲーム市場の流通事情や、世界のゲームプレイヤー規模、ハードやソフトの販売ランキングなども解説しました。加えて、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要が日常生活に与えた影響についても触れ、コロナ前とコロナ後でプレイ時間やプレイ頻度の変化なども説明。そのうえでゲーム業界ならではの事業特性として、多額の開発費や収益の不確実性など、ハイリスク・ハイリターンなビジネスモデルであることなど、実際のゲーム業界関係者だからこそのリアリティあふれる内容となりました。
今回のワークショップに参加した学生たちは、将来のゲーム開発者を目指す生徒も多く、画面越しでも真剣な表情が伝わってきました。
第一部「ゲーム業界の過去と今」を語る講師のMUGENUP新井雅久。
ワークショップはすべてリモートで実施。
離れた場所でも画面を共有しながら説明。
■第二部「オリジナルキャラクターを作ってみよう!」
7月27日(火)の第二部では、いよいよオリジナルキャラクターの制作に取り組みました。そのために、まずはゲームイラスト制作の基本を説明しました。MUGENUPでは、クリエイターの得意なスキルを活かし、複数人で分業することで、クオリティを担保しつつ効率的なイラスト制作を実現しています。「Save Point」は、MUGENUPの分業制を支える社内のシステムをベースに開発されました。
そのため、MUGENUPの経験やノウハウをつめこんだ「Save Point」には、クリエイティブ制作の現場を効率化する様々な工夫がたくさん盛り込まれています。「Save Point」でどのようなことができるのか、何が本当に便利なのかを、実際のツール上で解説しました。
ゲームの世界観やイベント、システムにあわせてイラストの発注がある。
■ワークショップ「オリジナルキャラクターを作ってみよう」
第一部と第二部のオンラインセミナーに続けて、いよいよ学生の皆様によるオリジナルキャラクターの制作です。テーマは、「MUGENUPのイメージキャラクター」。クライアント企業のイメージキャラクター制作を受注したという想定で、プランナーとイラストレーターの二人がペアを組み、「Save Point」を用いたワークショップを行いました。クライアントがどのようなキャラクターを求めているのか、どういう発想であれば喜んでもらえるのか、それをどうやって具体的にデザインしイラストに落とし込んでいくのかなど、ペアで話し合いながら課題に取り組みました。
学生たちによる多数の力作から選ばれた受賞作と、その表彰式の様子は以下の通りです。
▼MUGENUP賞 金賞
キャラクターの表情やとりまく動物たちなど、イラストの表現力および想像力を高く評価し、金賞として表彰しました。
【受賞】
ビャンバジャブ イデバルドさん
塚本早百合さん
【受賞コメント】
自分の地元には、大きな目標を掲げるからこそ成功を手に入れられるという意味のことわざがあり、今回も高みを目指したからこその受賞だったと思います。「Save Point」はスケジュールを組むときによく使いました。受賞できてとてもうれしいです。(イデバルドさん)
こういうツールを使うのは初めてでしたが、フィードバックがすぐに見れたり様々な機能があったりと、とても便利だと感じました。そもそもプランナーと二人で制作するということが初めてでとても緊張しましたが、二人だからこその受賞だったと思います。ありがとうございます。(塚本さん)
▼プランナー賞
「Save Point」を使いこなし、イラストのプランニングから完成まで、制作進行を円滑に進めたことを高く評価しました。
【受賞】
餌取流偉斗さん
ヤクポフ アザマットさん
【受賞コメント】
デザインは、テーマであるMUGENUPという企業名から近未来を意識しました。一カ月間一緒に取り組んできたので、受賞という形となってとてもうれしく思います。(餌取さん)
誰かといっしょに創りたいという気持ちが強く、今回、二人でいっしょに制作することができてとても楽しかったです。描いてみたい絵柄で、チームワークで取り組んだ作品が受賞することができてとても良い経験になりました。(アザマットさん)
▼がんばってくれた賞
使用頻度や投稿数、利用した機能の種類など、最も積極的に「Save Point」を活用していました。
【受賞】
林里玖さん
國友美羽さん
【受賞コメント】
無限(MUGENUP)という企業名から創造神を発想しました。「Save Point」は、画像に赤入れして直接伝えることができるのが便利ですね。スケジュールやアイデアなど、もっとがんばることができたのではという気持ちもありますが、受賞できてうれしく思います。(林さん)
様々なやり取りをひとつのツールにまとめることができるのはとても便利でした。作品に対して自信もありましたが、もっとクオリティを詰められたと思いますし、提出の〆切に間に合わなかったのは残念です。受賞できたことはうれしく思います。(國友さん)
■担当教師 和田聡様 コメント
これまで学校としても色々なプロジェクトをやってきましたが、今回のワークショップはその中でもすごく新鮮で、意義のある取り組みだったと思います。一年生と三年生とがペアを組んで共同作業を進めていくことや、授業という用意された場ではなくリモートで自主的に取り組んでもらうというのも新しいチャレンジでした。
「Save Point」は実際の業務で使われているツールです。プロと同じツールを使用して制作を経験し、現場のやり取りを知ることができて、まさに本校の掲げる実学教育につながった取り組みだと思います。学生たちが社会に出た時に役立つ学びになったと感じています。
■表彰式の様子
MUGENUP賞 金賞を受賞したビャンバジャブ イデバルドさんと塚本早百合さんに、MUGENUPの新井から、金賞を授与。
受賞した学生の皆様と、担当された教師の皆様、そしてMUGENUPの関係者で記念写真。
<東京コミュニケーションアート専門学校とは>
東京コミュニケーションアート専門学校は4・3年制で豊かな創造力を活かし、夢と感動を生み出す人材を育成する学校です。1988年の開校以来「産学連携教育」を掲げ、今までに1,300社を超える企業様に課題提供や学生指導にご協力をいただいております。産学連携で実践される「企業プロジェクト」はプロの仕事と同じプロセスを経験し、即戦力として社会に通用する力を磨きます。
公式URL https://www.tca.ac.jp/
<株式会社MUGENUPとは>
株式会社MUGENUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:伊藤勝悟)は世界中のクリエイターをシステムでつなぎ、2Dイラストや3DCG、映像など、多彩なクリエイティブを制作しています。さらにクリエイティブの制作環境も創るべく制作管理ツール「Save Point」の開発・提供を行っている他、次代のクリエイターの育成サポートやオリジナルコンテンツの企画・製作にも取り組んでいます。
公式URL https://mugenup.com/
■「Save Point」に関するお問い合わせ
「Save Point」に関する資料をご希望の方は、以下よりお問い合わせください。
https://www.savept.com/contacts/
【参考】「Save Point」の主な機能紹介
▼やり取りを一覧できるスレッドビュー
制作物ごとのタイムラインをひとつの画面に集約し、大量のコミュニケーションを並行して効率的に実現する「Save Point」のメイン画面のひとつです。
▼ガントチャートで進捗を確認
プロジェクト全体の進捗状況を俯瞰して確認できる機能です。詳細を閲覧する時には該当のスレッドにこの画面からワンクリックで遷移できます。
▼登録した画像を一覧するサムネビュー
お気に入り登録した画像だけをピックアップし、サムネイルで表示します。ラベル機能と組み合わせて重要な制作物を一覧にしたり、過去制作物と制作中のデータを見比べたりすることが可能です。
▼主要なチャットツールとも連携
業務で広く使われている「Chatwork」「Slack」「Microsoft Teams」といった外部のチャットツールとも連携。メールや「Save Point」を見ずとも、自分宛ての投稿や、担当工程内での投稿を確認することができます。
▼ブラウザ上でフィードバック
「Save Point」に投稿された制作物に、テキストなどフィードバックを追記できる機能です。制作物のプレビューから簡単なフィードバックまで「Save Point」上で完結できます。
▼動画もブラウザ上でフィードバック
動画をプレビューしながら、気になった個所にコメントや修正指示を手書きできます。テレビ番組のように再生される動画の上にフィードバックを表示できます。
※「Save Point」スクリーンショット(素材はサンプルです)
(C) MUGENUP Inc.
(C) TOKYO COMMUNICATION ARTS
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