食への想いは、こだわりじゃなくて“おもいやり” 地域の想いが集まり地産のオーガニック給食の 「学びシェア会」を1月19日(水)に開催
2021.12.28 18:00
「企業主導型保育園 子育てルームさといも園」は神奈川県大和市中央林間にある民間の会社(一般社団法人地域創生会)が運営する保育園です。「第1回 さといも園とオーガニック給食を学ぶ会」をマチツナガルあかり食堂にて2022年1月19日(水)に開催します。子どもの健康を育む食と、地域性を大事に考えた保育給食を提供しています。当保育園は地場産のオーガニック野菜を中心にした給食を実践し続けて5年目になります。
企業主導型保育事業は内閣府が平成28年から開始した保育事業。当保育園は女性活躍の推進や地域貢献等のメリットを最大限に活かした取組みから、保育と地域をつなぎ、保育給食からも子どもの元気な姿を育もうと、地域の有機農法を営む農家さんを巻き込んで保育生活を通して「食」の身近さを伝えています。
有機栽培の野菜を保育園において提供するにはいくつかの大きな課題もあり取り入れたくても資金的事情や保育士の人件費との兼ね合いなどから取り入れることが難しい背景もあります。しかしながら、全国的にも至る所で子どもの健康を大切に考える視点からお母さん達を中心に有志が集まり学校や保育園の給食に自然栽培野菜を取り入れようとする動きや声は次第に高まっています。
神奈川県大和市ではオーガニック給食を提供する子育てルームさといも園の取組みに学びを得ようと地域のカフェ食堂(マチツナガルあかり食堂)を話し合いの拠点として勉強会の開催や会議を有志達で行うことになりました。
●第1回 さといも園とオーガニック給食を学ぶ会
日時 :2022年1月19日(水)10時半~
場所 :マチツナガルあかり食堂
所在地:神奈川県大和市南林間1-6-1 TBCビル八番館1F
小田急線「南林間駅」西口から徒歩2分
主催 :さといも園
【給食野菜は直送便】
子育てルームさといも園は、まごころ込めて生産された地域のオーガニック野菜を用いて、地域に育まれる子どもの姿を“食”からも創り続けようとする保育給食を継続的に提供している。無農薬農法により栽培から収穫までを行なう農業生産者さんと一体となって子ども達の健やかな育みを守り支える。
地域で収穫された野菜は、保育園まで農家さんが収穫した日に直送で配達をしてくれています。大和市にある子育てルームさといも園では以下の三つの生産者さんが主要な調達先となっている。
【生産者さんのご紹介】
●農業生産法人 なないろ畑株式会社
場所:大和市、座間市
●中丸農園
場所:神奈川県大和市深見
中丸農園さん
●バンブービレッジファーム
場所:町田市小山田
【有機農家さん&自社食堂と共に、“食の連帯”を実現】
会議の開催場所となっている『マチツナガルあかり食堂(神奈川県大和市南林間)』では無農薬農法により育てられたお米を日本一の蛍のお祭りで知られる長野県上伊那郡辰野町から取り寄せお店で精米している。そこで出る糠は、保育の活動において子どもの遊びに活用する、または農家さんを通して畑の肥料となる。さらには肥料が土となり、丹精込めて育てられた健康野菜が保育園の美味しい給食になるという自然の流れに従った理想像だ。今話題のサスティナブルな取組みを、子どもと保育を間に挟んで実践している格好となり地域の“食の連帯”と循環型の暮らしを実現している。
【給食で使うお味噌は先輩の仕込み!】
無農薬有機大豆は「匠農園」から
URL: https://www.takumifarm.com/
子育てルームさといも園は、保育活動のなかで『お味噌の仕込み』をしている。実はそこで仕込まれたお味噌は次年度の後輩となるさといも園の園児のお腹に入って健康を育む伝統的な食の姿も継承している。
★給食ではグラスフェッドバターを使い食品の元となる動物の飼育環境にも“おもいやりを”。
【子育てルームさといも園で調理にあたる調理師:佐藤 香子さん】
子育てルームさといも園の給食は、まごころ込めて育てる地域の農家さんから直送される採れたての季節感溢れるお野菜をふんだんに盛り込み、自然のままの味わいがいきいきと伝わるよう調理に創意工夫をこらして提供しています。子ども達の想い出に残るように、毎日親しみやすい「食」について研究を重ね、子どもの感覚を想像しながら台所のお仕事に向き合っています。また作るだけでなく、給食を口にする子ども達の姿を観察しながら、食べる意欲を育む視点を大事にして、子ども達一人ひとりの食べる様子を保育士であるの仲間達と共に見守り情報共有を欠かしません。一日いちにち、子どもの安心と食欲を満たせるようにできる限りの対応を心掛けています。
【管理栄養士 鈴木様より応援の声】
管理栄養士の鈴木です。私が管理栄養士になろうとしたきっかけはアトピー性皮膚炎です。30~40年も前のこの病気は『奇』でした。全身腫れ上がる身体は現代医学では治せないことを感じ、健康は食からと、管理栄養士の道を選びました。そして四苦八苦、栄養の充実より食品の質に気を配った方が、私は健康を保つ事ができました。食品の質とは、無農薬であり、添加物の入っていない食品でした。昨今、腸内環境とアレルギーとの関係性が取り立たされます。私達のお腹の中の腸は広げるとテニスコート1面ほどの面積を持ち、とても神秘的な世界の様です。その中に100〜500兆個も存在する腸内細菌は私達の健康と深い関係があると言われ始めています。元気な大地で育った食べ物が、元気なお腹を作り、元気な身体と心を養ってくれる事でしょう。子どものカラダをおもいやるさといも園さんの思いが地域に根ざしますことを望みます。
【会社概要】
商号 :一般社団法人地域創生会
代表者:代表 福島 哲
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