横河電機グループ アムニモ、 広域に展開した監視カメラ映像を一括管理できる 「統合ビデオ管理システム」を12月6日より販売開始
アムニモ株式会社(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:中林 千晴、以下 アムニモ)は、広域に展開した多数の監視カメラで撮影した映像を監視センターから統合的に監視することを可能とする「統合ビデオ管理システム」の販売を12月6日より開始します。
【「統合ビデオ管理システム」開発の背景】
監視カメラの普及が進むにつれて、多くの監視カメラを広域に展開する大規模なシステムが構築されることが増えてきています。またカメラの設置場所が多様になったことにより映像を送る回線としてモバイル回線が利用されるケースが多くなってきています。このようなシステムのネットワーク化により、映像情報を監視センターなどで集中管理する、クラウド型の大規模システムの要望が増えています。その用途は防犯目的にとどまらず、遠隔監視による現地状況の把握、画像の活用による顧客の業務・管理支援などに広がり、ビジネスへの活用というニーズも高まっています。
アムニモが開発した「統合ビデオ管理システム」は、パブリッククラウド上で動作するアプリケーションであり、アムニモが提供するLTE回線対応の「エッジゲートウェイ」と連携して動作することにより、モバイル回線の通信コストの上昇を防ぎながら警備・監視業務に必要な映像を監視センターで集中管理することを可能とします。
【「統合ビデオ管理システム」の特徴】
1. パブリッククラウド上で動作しているアプリケーションであり、「エッジゲートウェイ」との間の回線としてモバイルインターネット回線を利用することができることから、特別なネットワーク構築を行なわずに映像ソリューションを実現することが可能。
2. 広域に展開する監視カメラにて撮影された映像を監視センターから統合的に管理することが可能。
3. 常時の録画は「エッジゲートウェイ」のSSDにローカル保存され、サムネイルや何かあった時の映像だけがクラウドに送られる方式なので、モバイル回線で伝送されるデータ量が少なく、適正なコストで通信を利用することができる。
4. 外部の機械警備システム等から取り込んだアラート情報を監視カメラの映像と関連付けて、警備業務に活用することを可能とする。
【「統合ビデオ管理システム」の主な仕様】
1. ビデオウォール機能
広域に展開した監視カメラから定期的に送信されるサムネイル画像をスクリーン上に一覧表示して、監視カメラの死活管理や画像撮影の正常性を確認することを可能とします。監視カメラの数量が多く1枚の画面に収まりきらない場合は、順々に切り替えて表示していくことを可能とします。
2. アラートを契機とした映像の自動アップロード
「エッジゲートウェイ」が外部からのアラートを検知した場合、そのアラートはクラウド側に送られてユーザの閲覧用端末に即座に通知されるとともに、アラート発生前後の録画映像を自動的にクラウドにアップロードすることによりアラートの原因調査を迅速に開始することを可能とします。
3. 個別カメラの操作が可能
ユーザは個別のカメラを収容した「エッジゲートウェイ」にクラウドを経由してアクセスすることが可能で、そのカメラのリアルタイムな撮影映像をストリーミングで視聴することが可能です。また、「エッジゲートウェイ」内で動作するNx Witness(※1)との連携機能により、指定した時刻の動画や静止画をクリッピングしてクラウドに送信すること、カメラのPTZを操作すること、録画された過去の映像に対して特定位置に動きがあった時刻の映像を検索することなど個別のカメラに対する多様な制御が可能になります。
※1 Network Optix社が提供するソフトウェア。カメラで撮影した映像の表示、録音、再生、検索を制御することが可能
4. 多様な検索手段により見たいカメラへすぐにアクセス
「統合ビデオ管理システム」は、カメラの名称やカメラに紐づけられたタグ情報による検索、またマップ上にカメラの位置を表示することで設置場所によるカメラの探索も可能とするなど、多様な手段で見たいカメラを簡単な操作でアクセスすることができます。
監視カメラの広域への展開は警備会社のみならず、電力等のエネルギー関連、道路や鉄道等の交通関連、物流や製造業などの各種用途においても導入が進んでおりますが、現在は映像を統合的に運用することに適したアプリケーションはあまり提供されていません。アムニモ株式会社は、高信頼性で映像ソリューションに最適化されたIoTデバイスである「エッジゲートウェイ」と、広域に展開した多数の監視カメラの運用を可能とする「統合ビデオ管理システム」の提供より、これらの業界の需要にフィットする映像ソリューションを展開していきます。
【商品概要】
商品名:統合ビデオ管理システム
価格 :オープンプライス
発売日:2021年12月6日
【アムニモ株式会社について】
アムニモは、横河電機株式会社の新規事業として100%出資により2018年5月に発足しました。IoT業界での知見とノウハウを持つメンバーで構成されたアムニモは、その知見やノウハウを融合させ、独自に自社設計・開発したIoTデバイスやクラウドサービスの提供を通じ、IoTとAIでつながる世界に貢献していきます。
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