Webエンジニア100名に聞いた「転職・キャリア」調査 ー『エンジニアHub』ユーザーアンケートー
今後関わりたい技術トップは「AI」。 転職先を選ぶポイント、34歳以下のエンジニアは「給与・年収」に加え 関わるプロダクトやサービスの内容を重視。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するWebエンジニアに特化した求人情報サイト『エンジニアHub』(https://eh-career.com/)上で、ユーザーを対象に「転職と今後のキャリア」についてアンケートを実施し、エンジニア100名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
調査結果 概要
★ エンジニアが今後関わりたい技術、トップは「AI」。
★ エンジニアが今後関わりたい分野、上位は「DX」「教育」「社会インフラ」。34歳以下のエンジニアは「DX」や「教育」への注目度が高い一方、35歳以上では「社会インフラ」や「医療/健康」「ドローン」にも関心が高い結果に。
★ エンジニアが転職先選びで重視するポイント、トップ3は「給与・年収」「仕事内容」「勤務地」。34歳以下のエンジニアはプロダクトやサービスの特性も重視する傾向。
『エンジニアHub』責任者 小原慎平 解説
注目分野については、普段どのような技術分野に携わっているかによってばらつきが生まれています。ただ、AI活用に限っては活用できる幅が広いためか様々な層が興味を持っています。
エンジニアの志向性に関しては、経験が深まり知識の専門性が増してくると、より社会の根幹を支える分野への関心が高まってくるのではないかと考えています。実際に、サイトに登録しているユーザーの中でもハイスキルなユーザーからは「世の中になくてはならないものを生み出していきたい」といった声が聞かれます。
エンジニアの求人倍率は他の職種と比較して高く、それに応じて、企業の規模や事業フェーズに関係なく平均年収が上がっています。また、多くの企業では、リモートワークと出社を両立させており、勤務地は現在も重要度が高い項目になっています。市場に合った報酬設計、全国でも働ける機会の提供などが今後のエンジニア採用でより重要な要素になっていくでしょう。
調査結果 詳細
1:エンジニアが今後関わりたい技術、トップは「AI」。(図1~図2)
今後関わりたい技術を伺ったところ、トップは「AI」(65%)でした。34歳以下と35歳以上では、回答の順位や割合にほとんど差はありませんでした。年収600万円未満と年収600万円以上との比較では、1位は「AI」(年収600万円未満:61%、年収600万円以上:74%)で同じでしたが、2位は年収600万円未満の層では「セキュリティ」(36%)だったのに対し、年収600万円以上の層では「AR/VR」(32%)でした。回答の理由もあわせて紹介します。
【図1】今後関わりたい技術を教えてください。(複数選択可、年代別)
【図2】今後関わりたい技術を教えてください。(複数選択可、年収別)
「AI」と回答した方
・AI技術は確実に生活を一変させるものであり、仕組みを知っておいて損はないため。(20代)
・今後も革新が期待される領域であるため。(30代)
・AIを活用することでよりユーザーの生産性を上げられると考えているから。(40代)
「セキュリティ」と回答した方
・どんなプロダクトやサービスでもセキュリティの優先度が高く将来性のある分野だと思うから。(20代)
・流行りなどがなくいつの時代も必要とされるため。(30代)
・セキュリティ関係はこれからビッグビジネスになりそうだから。(40代)
「ブロックチェーン」と回答した方
・難度が高く、今後も伸びると思うから。(30代)
・個人的に興味があり、また将来性も感じるから。(30代)
・ブロックチェーンを用いて社会や業務の仕組みを変えられるから。(50代)
2:エンジニアが今後関わりたい分野、上位は「DX」「教育」「社会インフラ」。34歳以下のエンジニアは「DX」や「教育」への注目度が高い一方、35歳以上では「社会インフラ」や「医療/健康」「ドローン」にも関心が高い結果に。(図3~図4)
今後関わりたい分野を伺ったところ、トップ3は「DX」(37%)、「教育」(30%)、「社会インフラ」(29%)でした。年代別に見ると、34歳以下の上位は「DX」「教育」(それぞれ39%)、「航空宇宙」(20%)だったのに対し、35歳以上では「社会インフラ」(37%)、「DX」(36%)、「医療/健康」(34%)でした。また、「ドローン」も32%が回答し、関心の高さがうかがえます。
年収別でも結果に差がつきました。年収600万円未満の層のトップ3は「DX」(43%)、「教育」(33%)、「社会インフラ」(28%)だった一方、年収600万円以上の層のトップ3は「医療/健康」(42%)、「社会インフラ」(32%)、「ドローン」(29%)でした。それぞれの回答の理由もあわせて紹介します。
【図3】今後関わりたい分野を教えてください。(複数回答可、年代別)
【図4】今後関わりたい分野を教えてください。(複数回答可、年収別)
「DX」と回答した方
・現職の経験を活かせるから。また、現在DXに注力している会社が多いから。(20代)
・今後、社会での重要度がより増してくると思うから。(20代)
・漠然としているが、ITで簡略化できるものは早々に導入すべきだと思うから。(40代)
「教育」と回答した方
・教育コンテンツの開発に興味があるため。(30代)
・社会貢献も含めてITに携わりたいから。(40代)
「社会インフラ」と回答した方
・社会での重要度が増してくると思うから。(20代)
・従来の経験が活かせる分野だから。(50代)
3:エンジニアが転職先選びで重視するポイント、トップ3は「給与・年収」 「仕事内容」 「勤務地」。34歳以下のエンジニアはプロダクトやサービスの特性も重視する傾向。(図5~図6)
転職先選びのポイントを伺うと、上位は「給与・年収」(69%)、「仕事内容」(65%)でした。年代別で15ポイント以上差がついたのは、「勤務地」(全体:49%、34歳以下:39%、35歳以上:56%)、「自社プロダクトの開発に携われること」(同:32%、41%、25%)、「関わるプロダクト・サービス」(同:23%、34%、15%)でした。年齢が若い方ほど、プロダクトの特性に注目していることがうかがえます。一方年収別に見ると、15ポイント以上差がついた項目は「関わるプロダクト・サービス」(全体:23%、年収600万円未満:28%、年収600万円以上:13%)のみでした。
【図5】転職先を選ぶポイントを教えてください。(複数選択可、年代別)
【図6】転職先を選ぶポイントを教えてください。(複数選択可、年収別)
「給与・年収」と回答した方
・他の条件がどれだけ良くても、給与面で受け入れられなければ難しいと思うから。(30代)
・自分に対する明確な評価だと思うから。(30代)
・家族を幸せにしたいから。(40代)
「仕事内容」と回答した方
・自分が目指すキャリアや経験に合っているかを重視するから。(20代)
・スキルアップを求めているから。(30代)
・転職するのであれば、現在よりやりがいのある仕事をしたいため。(40代)
「企業の将来性」と回答した方
・エネルギーをかけて転職するからには、安定性を重視したいから。(20代)
・どんな企業もどうなるかはわからない時代だが、存続することが一番だと思うから。(40代)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エンジニアHub』(https://eh-career.com/)を利用するユーザー
■調査期間:2021年11月5日~12月5日
■有効回答数:100名
Webエンジニアに特化した求人情報サイト『エンジニアHub』
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広報担当:大原、清水、羽田、関、星
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