ぶんかつ3周年記念 2021年度公開シンポジウム 「ミュージアムをめぐるファンドレイジング」 オンラインにて開催
2021.12.22 13:00
独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、全国で活発化する文化財をめぐるファンドレイジング活動の現状と目指すべき姿を探るシンポジウム「ミュージアムをめぐるファンドレイジング」(参加無料/事前申込制のオンライン配信)を2022年2月10日(木)に開催します。
■開催趣旨
文化財をめぐるファンドレイジング活動は、これまでも各地のミュージアム、団体等において企業連携や会員制度の導入等の様々な形で行なわれてきました。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、館そのものの運営維持や施設改修、収蔵品修理等をクラウドファンディングにより実現させようとする動きが全国で活発化しています。このような取組では、資金調達だけでなく、思いを同じにしたパートナーともいえる支援者の獲得が期待されています。
文化財活用センター〈ぶんかつ〉が3周年を記念して開催するこのシンポジウムでは、非営利セクターであるミュージアムが外部から支援を得て館の活動を継続・発展していくことの意味について考えるとともに、多様なファンドレイジング活動に取り組むミュージアムの皆さまから活動に込めた想いや現状を共有いただきながら、目指すべき姿を探ります。
■概要
【日時】
2022年2月10日(木)13:00~16:00
【場所】
オンライン(Zoomウェビナー)開催
※事前申込制
【参加方法】
ぶんかつウエブサイトよりお申込ください。
( https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=dtl&id=30 )
※申込締め切り:2022年2月1日(火)
※参加URL等は、開催日の1週間前を目途にご連絡します。
申込用QRコード
【参加費】
無料(事前申込制・先着300名)
※定員に達し次第、申込を締め切らせていただきます。
※事前申込のない方はご参加いただけません。
※本シンポジウムの内容に関する資料やWeb動画を無断で流用・転載・転送・複写することは固くお断りします。
【プログラム】
13:05-13:50 基調講演
「博物館とファンドレイジングのあり方」
半田 昌之(公益財団法人日本博物館協会 専務理事)
14:00-15:20 事例報告
「ファンドレイジングを通じた文化財への親しみの創出」
古山 珠美
(独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター 渉外・ファンドレイジング担当)
「ファンドレイジングにおける多様なツールの活用とコミュニケーション」
中島 徹
(独立行政法人国立科学博物館科学系博物館イノベーションセンター マーケティング・コンテンツグループ長)
「『リビングルームのような美術館』を実現するための『無料観覧デー』の設計」
保坂 健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター(館長))
「公開なくして大原美術館はない―クラウドファンディングの成果とその後」
柳沢 秀行(公益財団法人大原美術館 学芸統括)
15:30-16:00 ディスカッション
モデレーター:小林 牧
(独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター 副センター長)
主催:独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター
共催:公益財団法人日本博物館協会
■文化財活用センターとは https://cpcp.nich.go.jp/
2018年に国立文化財機構に設置された、文化財活用のためのナショナルセンター。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくります」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」をミッションとして、さまざまな活動を行なっている。
ファンドレイジング活動にも取り組んでおり、2020年1月からは東京国立博物館と共同で江戸時代の絵師・尾形光琳が描いた「重要文化財 小袖 白綾地秋草模様(通称〈冬木小袖〉)」の修理を個人・企業からの寄附で行なう「〈冬木小袖〉修理プロジェクト」を実施。2021年6月に当初の予定を繰り上げる形で目標の1,500万円を達成した。
文化財活用センター公式サイト
Twitter(@cpcp_nich) 文化財活用センター
Instagram(@cpcp_nich) 文化財活用センター