アラブ首長国連邦 海底直流送電事業に参画しました ―九電グループ初の海外送電事業、中東における3件目の電力事業―
株式会社キューデン・インターナショナル及び九州電力送配電株式会社(以下、九電グループ)は、韓国電力(以下、KEPCO)、フランス電力(以下、EDF)と共同で、アラブ首長国連邦(以下、UAE)において、アブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)が実施した海底直流送電事業の事業権入札を経て、12月21日、ADNOCと送電契約を締結しました。
本事業は、九電グループ、KEPCO、EDFが、ADNOC及びアブダビ国営エネルギー会社(TAQA)と共同で特別目的会社を設立し、ADNOCが開発する沖合2箇所の石油・ガス生産基地向けに、本土から超高圧直流送電設備(海底ケーブル、直交変換所)を構築し、TAQAの電力系統を通じて供給されるクリーンで高効率の電力を35年間にわたり送電するもので、2025年の運用開始を予定しています。
UAEで開発が進むクリーンエネルギーを本土から送電することで、石油・ガス生産時の大幅なCO2排出量削減に貢献します。また、本事業は、UAE政府が公表したカーボン・ネットゼロ目標(Net Zero by 2050 Strategic Initiative)の取組みにも合致するものです。
本事業は、九電グループとして初めての海外送電事業への参画であり、中東での電力事業への参画としては3件目※となります。
九電グループは、これまで培った高い技術力や豊富な経験を活用し、従来取り組んできた海外発電事業に加え、海外での送配電事業にも積極的に取り組み、低炭素で持続可能な社会の実現に引き続き挑戦してまいります。
※2020年3月 UAE タウィーラB発電造水事業参画(2019年12月19日お知らせ済)
2021年8月 バーレーン王国 アルドゥール1発電造水事業参画(2021年8月25日お知らせ済)
【参考】ADNOC・TAQA・KEPCO・九州電力・EDFの5社共同プレスリリースはADNOCのホームページをご参照ください。
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