QuantumCoreと加賀FEI、 Ontennaプラットフォーム向け音声処理の提供開始 話者特定やキーワード認識のエッジ処理機能が簡単に提供可能
2021.12.28 09:30
株式会社QuantumCore(クアンタムコア、本社:東京都品川区、代表取締役:秋吉 信吾、以下「当社」)は、加賀FEI株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:荻原 淳二、以下 加賀FEI)が販売する「Ontenna(オンテナ)」での音声処理機能の提供を開始しました。
当社はこれまでCortex-Mシリーズ向けの音声処理技術「EdgeQore lite」の提供を行ってきましたが、今回加賀FEIと共に、より省電力で動作させる必要のあるOntenna上で動作するようアルゴリズムの改修を行い、Ontennaのプラットフォームで動作する音声処理ソフトウェアを提供しました。また加賀FEIは音声認識機能を搭載したOntennaの製品化を目指しており、両社でOntennaを活用した実証実験(Proof of Concept:以下 PoC)を進めてまいります。
Ontenna
これにより、Ontennaが持つ優れたUIデザインを使いながら、キーワード認識や音声話者特定技術など、音声処理を生かしてさまざまな現場への適用が望めます。
今回提供開始する機能は、Ontenna上でのリアルタイム学習が活かせるため、10秒程度の個人の声を吹き込むだけで、個人モデルの作成が可能になり、例えば音声をLEDで可視化するなど、聴覚障がい者向け施設での活用や、工場など、さまざまな分野への適用を見込んでおります。
当社はレザバーコンピューティングを基にしたRNN(Recurrent Neural Network)を独自技術で開発し、「少量データ」を「エッジ上」で「リアルタイム学習」できる多変量時系列処理ソリューション「Qoreシリーズ」を提供しています。
Qoreシリーズに関しては下記リリースをご覧ください。
(Cortex-Mシリーズ向けエッジAIソリューション「EdgeQore Lite」がアルゴリズム改良によりアナログ・デバイセズ社の超低消費電力マイコンへ対応 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000039630.html )
【Ontennaについて】
「Ontenna」は、髪の毛や耳たぶ、えり元やそで口などに身に付け、振動と光によって音の特徴を、からだで感じる全く新しいユーザインタフェースです。
加賀FEIは、「Ontenna」の製造と販売を行っています。
https://www.kagafei.com/jp/solutions/original/ontenna/
「Ontenna」についてはこちらを御覧ください。
※Ontenna オンテナは富士通株式会社の商標です。
【QuantumCoreについて】
当社にはレザバーコンピューティングの研究で著名な、東京大学の池上 高志教授と、はこだて未来大学の香取 勇一教授がリサーチアドバイザとして参加しております。
また主力製品として、レザバーコンピューティングを基にした、「少量データ」を「エッジ上」で「リアルタイム学習」できる多変量時系列処理ソリューション「Qore」を提供しています。ビックデータによる作りきりのモデルではなく、個人や環境へ柔軟に対応し、人に寄り添う技術の提供を実現させます。
【会社概要】
名称 :株式会社QuantumCore
代表者:代表取締役 秋吉 信吾
所在地:東京都品川区西五反田2-14-13
創設 :2018年6月
資本金:197,500,000円(資本余剰金含む)
【QuantumCore社製品に関するお問い合わせ】
株式会社QuantumCore
お問い合わせフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdnUZw1sd6i9G51so8OLCbIoyLNiECZPXQhfvBvch98Zmx0Eg/viewform
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