モンタビスタ、Carrier Grade Edition 4.0を発表

報道関係各位
プレスリリース                      2005年5月18日
               モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社

      モンタビスタ、Carrier Grade Edition 4.0を発表

            Linux2.6カーネル ベース
     業界をリ-ドするネットワーク機器メーカーが採用する
           唯一のCarrier Grade Linux

2005年5月16日(現地時間)米カリフォルニア州サニーベール発―
テレコム市場向けLinuxのリーディング プロバイダであるMontaVista Software
Inc.(以下、モンタビスタ)は、本日、MontaVista Carrier Grade Edition
4.0(CGE)を発表しました。CGE4.0は、最新のLinux 2.6カーネルに、先進の
ハード リアルタイム機能やユニークなクラスタリングの新サービスを統合し、
市場にリリースされているAdvancedTCA ハードウェアを最も広範にサポートし
ます。

第4世代のリリースとなるCGE4.0は、その品質、厳しい機能要求への対応、先
進テクノロジの採用といった点において実績を備えた市場で唯一のLinuxです。
CGE4.0を利用するネットワーク機器メーカー(NEP:Network Equipment Provider)
は、高信頼性を備えコスト効果に優れた次世代通信システムを、第1世代製品
に見られるような懸念なく、迅速に構築し、リリースすることができるように
なります。

モンタビスタのCEO兼プレジデント、ジム・レディ(Jim Ready)は、次のよう
に述べています。
「NEPは、フィールドで実績があり技術的にも高度なソリューションを求めて
います。テレコム業界が、自社のネットワークを再設計し、新しい高度な機能
を導入するという厳しいプレッシャーに対応する状況にあって、彼らは、利用
するソフトウェア プラットフォームが、自社の設計目標の達成をサポートす
ると同時に、プロジェクト スケジュールをリスクに晒さずに済むという確信
を持ちたいのです。」
「CGE4.0は、世界で唯一の第4世代のキャリア グレード Linuxであり、ネット
ワーク機器メーカーが先進のLinuxテクノロジをコスト効果に優れたCOTS
(標準汎用品:Commercial-Off-The-Shelf)コンポーネントと組み合わせるこ
とを可能にしてきました。過去4年間にわたるこうした経験や技術をベースと
するCGE4.0を利用することで、機器メーカーは、信頼性のある機能豊富なキャ
リア クラスのソリューションを大胆に構築、運用することができるようにな
ります。」

CGE4.0は、フィールドで最も多くのテストを経て、市場で最も実績のある
Linux ディストリビューションです。3世代の製品を通じ、世界の主要なNEPが
キャリア ネットワークに導入した唯一のキャリア グレードLinuxであり、
現在、設計中の高度なテレコム ソリューションの基盤として利用されていま
す。CGEはハイ アベイラビリティ システムのためのService Availability
Forum(SA Forum)のアプリケーション インターフェイス仕様とOpen Source
Development Labs(OSDL) Carrier Grade Linux 2.0要求の両方の厳しい要
求を達成する唯一のキャリア グレード Linux OSです。

モトローラ社のエンベディッド コミュニケーションズ コンピューティング担
当ストラテジック マーケティング ダイレクタ、Wade Campbell氏は次のよう
に述べています。
「MontaVista Linuxは、モトローラにとって戦略的な開発プラットフォームで
す。」「キャリア グレードのオペレーティング システムの提供を通じてモン
タビスタには業界で積み重ねてきた技術やノウハウが備わっているので、
CGE4.0が今後も通信業界のユニークな要求に対応し続け、そして、モトローラ
がお客様の次世代アプリケーション構築のために、実証済みの統合型コミュニ
ケーション サーバを提供し続けることを可能にするものと確信しています。」

インテル社のインフラストラクチャ プロセッサ ディビジョン、マーケティン
グ ダイレクタのSteve Price氏は次のように述べています。
「多くのお客様の間で、キャリア グレードLinuxを搭載したAdvancedTCAプラッ
トフォームを採用しようという傾向が見られます」「Intel(R)アークテクチャ
ベースのプロセッサやネットワーク プロセッサとMontaVista Linux CGE 4.0
の組み合わせは、ネットワーク機器メーカーにとって理想的なビルディング
ブロックとなり、製品化の短縮とより優れた価格パフォーマンスを達成しま
す。」

世界の主要なハードウェア パートナーからの支持に加え、CGE4.0は、キャリ
ア クラスのISVによる充実したエコシステムへの対応で、さらに業界をリード
します。こうした組み合わせは、テレコム機器メーカーが迅速、かつ効果的に
堅牢なサービス アプリケーションやハイ アベイラビリティ サービスを構築
することを支援します。

Solid Information Technology社の共同設立者でありシニア バイス プレジデ
ント兼CTOのAri Valtanen氏は次のように述べています。
「テレコム市場の潮流は、相互運用性と標準ベースの設計へと向かっています。
こうした状況にあって、信頼性に優れたセキュアなソリューション構築をサポー
トする柔軟性を備えたビルディング ブロックが、OEMやテレコム機器メーカー
向けに利用可能になっています。」「MontaVista Linux CGE 4.0は、Solidが
通信業界向けのアプリケーション開発用に高信頼性データ管理ソリューション
を提供する上で理想的なプラットフォームです。」

GGE 4.0は、オープン スタンダードなハイ アベイラビリティ サービスに強く
フォーカスしたキャリアグレード クラスのアプリケーションのユニークで厳
しい要求に対応することを目的に設計された、オープンで柔軟性に富んだ開発
プラットフォームです。

CGE4.0の特長
●最新の業界標準
・安定した最新のLinux 2.6.10カーネル ベース
・OSDLのCarrier Grade Linux 2.0仕様準拠
・SA Forumのハードウェア プラットフォーム インターフェイス、
 アプリケーション インターフェイス仕様をサポート

●先進のリアルタイム サポート
・パフォーマンス ベンチマークでプリエンプション レイテンシーが
 標準2.6カーネルの200倍以上の応答性を示す統合リアルタイム テクノロジ
・新たな優先順位付けされたスレッドとして実装されたインターラプト
  ハンドラ スケジューリング
・新たなリアルタイム構成オプション:4つのモードから選択可能

●ハイ アベイラビリティ サービスと冗長ハードウェア サポート
・アプリケーション保護機能:
 クラスター メンバーシップ、フォルト検出、チェック ポインティング、
 クラスター メッセージング サービス等
・ATCAホット スワップ
・イーサネットのフェイル オーバーとアグリゲーション リンク
・信頼性や冗長性を備えたファイル システムのサポート:
 ジャーナリングとディスク ミラーリング(RAID、DRDB)等

●サービサビリティ
・カーネル リソース モニタリング フレームワーク
・IPMIハードウェア マネージメント
・リモート アクセスでのシステム イベント ブローカーとイベント ログ
・高度なクラッシュ分析ツールを備えたLAN、メモリ内、ディスク経由の
 カーネル ダンプ
・運用システムのデバッグとライブ アプリケーション レベルのパッチ機能

●広範なプラットフォーム サポート
・最新のATCA (Advanced Telecommunications Computing Architecture)
 プラットフォーム サポート
・複数のアーキテクチャをベースとする10種類のプロセッサ ファミリ
 (32/64ビット)

●MontaVista DevRocket(TM)開発環境の強化
・ハイ パフォーマンス マルチスレッド設計
・デバッカ機能の改良
・オープンソース開発ツールの統合性を強化
・バージョンアップされたEclipse 3.0.1とCDT 2.1テクノロジを採用

リリース
MontaVista Linux Carrier Grade Edition 4.0のテスト版が現在利用可能です。

モンタビスタは、新たなCGEテクノロジを6月6日~10日にシカゴで開催される
SuperCommのSolid Information Technology ブース(#53015)とSA Forumブース
(#71022)でデモします。


モンタビスタソフトウエアについて
モンタビスタは、オープン ソース プラットフォームの提供を通じて、システ
ム設計者による多岐にわたるネットワーク対応のインテリジェント機器、通信
用インフラストラクチャの革新を可能にします。商用レベルのLinux ベース
オペレーティング システムをソフトウェア開発者に提供します。
MontaVista Linuxは、ユニバーサルな開発プラットフォームで、お客様の製品
の差別化を可能にし、より低い総開発コストで、より早い製品化を実現します。
MontaVista Linuxは、世界的な大企業により採用されています。

リアルタイム オペレーティング システムの先駆者ジェームス・レディ
(James Ready)により1999年に設立され、米カリフォルニア州サニーベール
に本社を置きます。モンタビスタは、主要投資企業や戦略的な投資家より出資
を受けた株式非公開企業です。詳しくは、 http://www.mvista.com/ をご覧く
ださい。

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.の
100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。
詳しくは、 http://www.montavista.co.jp/ をご覧ください。


Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
MontaVistaは、MontaVista Software Inc.の登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです。


【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:安田 佳世子
TEL: 03-5469-8840 FAX: 03-5469-8801
Email: kayoko_yasuda@montavista.co.jp

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