XiやWiMAXなど最大5つのUSBデータ通信端末が接続できる CUBEエンコーダ専用通信モデム「BOND(TM)」の販売を開始
~屋外など回線敷設が困難な場所からのハイビジョン生中継を実現、 災害報道や選挙速報などの緊急生中継にも~
2012.08.23 10:00
インターネットライブ中継サービスの提供と関連機器販売を行う株式会社キャムキャスト7(所在地:大阪市西区、代表取締役:西岡 紳一、以下 キャムキャスト7)は、販売中のH.264ハイビジョンエンコーダ「CUBE(TM)」専用の通信モデム「BOND(TM)」の販売を、2012年9月より開始します。
「BOND(TM)」は米国Teradek,LLCの製品で、当社はTeradek社の日本唯一の販売代理店として、同製品の販売ならびにサポートを行っています。
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BONDとCUBE155
■「BOND(TM)」とは
XiやWiMAX、イー・モバイルLTEなど複数のUSBタイプのデータ通信端末を使って、「CUBE(TM)」エンコーダで圧縮した映像データを配信するハードウェア製品です。「CUBE(TM)」エンコーダにスタッキングしてカメラマウントできるよう、「BOND(TM)」のボディは「CUBE(TM)」と同じサイズで設計されています。「BOND(TM)」にはUSBタイプのデータ通信端末を最大5つまで接続が可能で、「BOND(TM)」が対応しているキャリア、端末であれば組み合わせは自由です。
「BOND(TM)」で送出する際に分割されたデータは、一旦Sputnik(スプートニク)というオリジナルのサーバーへ送られます。バラバラに届いたデータをこのSputnikが順序良く再構築して、「CUBE(TM)」デコーダーやUstream、ニコニコ生放送などのプラットフォームへ送信します。
異なるキャリアを同時に使用して負荷を分散できるため、各キャリアの帯域制限や使用場所での回線混雑などにも柔軟に対応できるのが特長です。
価格はオープンで、実売価格は32万円程度を見込んでいます。
キャムキャスト7は2011年8月より、米国Teradek,LLCの代理店として、同社製品の販売、サポートを行っています。この度「BOND(TM)」を、販売好調の「CUBE(TM)」ファミリーに新しくラインアップすることで、放送事業者へ向けては「緊急報道や災害の現場から即時性の高い生中継」というソリューションが提案できるようになりました。
そのほかにも、大がかりな機材や高額な専用回線を使用せずに、低コストで手軽にハイビジョンライブ中継を実施したい映像制作会社、コンテンツ制作会社、イベント会社や映像機器レンタル事業者など、さまざまな分野のニーズに応えるべく拡販を進め、2013年夏までの1年間に200セットの販売を目標としています。
◆「BOND(TM)」
●価格 オープン
●発売日 2012年9月1日
●製品の特長
・USBタイプデータ通信端末を最大5つまで接続可能
・トランプ一組サイズ、わずか200gの軽量ユニット
・低消費電力設計
・Linuxで動作するSputnikサーバーソフトウェア付属
●製品の主な仕様
・「BOND(TM)」の使用には、「CUBE(TM)」エンコーダならびに対応するUSBデータ通信端末*1が必要
またCUBEデコーダへの配信には、別途MPEG-TSオプションが必要
*1:対応するUSBデータ通信端末(2012年8月現在)
NTT docomo L-03D、L-02C
UQ WiMAX WM3600R
イー・モバイル GL03D、GD01
・Sputnikサーバーソフトウェアの動作環境
対応OS Amazon Linux2011 (Amazon EC2使用)
Fedora 13、14、15
CentOS 6
Debian 6 (Squeeze)
システム要件 1GHz Pentium (III)以上
2GB RAM
250GBのHDD空き容量
推奨設定 2GHz Pentium (IV)以上
2GB RAM
500GBのHDD空き容量
【会社概要】
会社名 : 株式会社キャムキャスト7
代表者 : 代表取締役 西岡 紳一
資本金 : 1千万円
設立 : 2008年10月15日
所在地 : 〒550-0003 大阪市西区京町堀1-4-3 TCFビル5F
TEL : 06-6131-9995
FAX : 06-6131-9996
URL : http://www.camcast.jp/
事業内容: インターネットライブ中継・受託サービスの提供
インターネットライブ中継用機器、関連製品の販売