84歳現役、国際エコノミストの予言 革命前夜の2022年、日本経済はどうなるのか 『2022日本のゆくえ』1月24日発売
脱炭素化でインフレに進む日本
フォレスト出版株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:太田 宏)は、『2022日本のゆくえ』(著者:今井 澂)を2021年1月24日に発売いたします。
■脱炭素化で各国の思惑がうごめく真実
COP26で採択された地球温暖化対策。カーボンニュートラル(炭素の排出量と吸収量を同じにすること)を目指して、各国が目標を定めました。
日本は、岸田政権のもと、菅前政権が掲げた「2030年に温室効果ガスを2013年比で46%削減、2050年にカーボンニュートラル達成」という方針を引き継ぎました。
長期目標では、パリ協定で先進国は「2050年にカーボンニュートラル達成」で足並みをそろえていますが、アメリカは2017年に脱退を表明。その際に、中国は「2060年までのカーボンニュートラル」を表明しました。この脱炭素化をめぐっては、本気で地球温暖化を目指すよりも政治的な要素が大きく、各国の思惑がうごめいています。次の中間選挙で早くもレームダック化しそうなバイデン政権のアメリカでは、共和党が息を吹き返せば、脱炭素化を規制強化しない方針に傾いていきます。
一方、世界はカーボンニュートラルの目標を達成できないと見る中国は、目標を達成してもしなくても自国に理があると踏んでいます。脱炭素化は、今のところ中国に有利に働いています。
また、アフリカなどでは太陽光パネルよりも、石炭火力のほうが断然コストが軽減され、安い賃金で雇われている労働者にとって、太陽光パネルは賃金面、エネルギー代など生活を圧迫しています。太陽光パネルに必要な多結晶シリコンの生産には大量の電気が必要で、その生産過程においては大気・土壌・水質等への悪影響が懸念されているのです。その多結晶シリコンの生産において、中国では新疆ウイグルの工場で、ウイグル人を強制的に働かせています。
これが脱炭素化の現実で、今後エネルギー問題が私たちの生活になんらかの影響を与えていく時代となるのです。
■岸田政権は長期政権となるのか?世界の転換期となる革命前夜の2022年
岸田政権が掲げた「新しい資本主義」と「成長と分配の好循環」は、キシダノミクスと呼ばれ、富の再分配や所得の拡大に経済政策の重心を置く方針として、これからの日本を占う重要なファクターとなりました。
「新しい資本主義」では、2022年1月19日から始まった通常国会で、アベノミクスとの違いは何かなどの議論が始まりました。2021年10月8日の岸田首相の所信表明演説では、「マクロ経済運営ではデフレからの脱却が最大の目標で、大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の推進に努める」としました。
そのうえで、「成長と分配」を表明し、翌11月に岸田政権が創設した資本主義実現会議より緊急提言がまとめられました。それが成長の4本柱と分配の4本柱です。
そして、経済対策として過去最大規模の55.7兆円の投入を決定しました。この大型経済対策は成功するのか。岸田首相が短期で終わるのか、長期政権となるのかは、ひとえにここにかかっています。
そうしたなかで、日本は世界に比してどうなっていくのか。本書では“日本のゆくえ”を考察していきます。
■そして、世界にはブラックスワン出現の火種が……
2022年、世界には世界同時不況をもたらす様々な要因がひしめいています。
中国が香港の次に狙う台湾における有事、韓国の大統領選挙、中東の原油高、英国のデジタル通貨による預金流出、米国トランプ前大統領の復活など、予測できない事態が待ち受けています。そのなかでも、通貨安に苦しむ新興国5カ国の「フラジャイル・ファイブ」や10カ国「トラブルド10」など、次なる金融危機を迎える国も存在します。
日本においては、グリーンエネルギーに替えてクリーンエネルギーを標榜する原発への依存、少子化・技術革新におけるこれまでの仕事の激変など、脱炭素化と同時に、この10年で私たちの生活が一変していきます。
そうした人類における革命の前夜となる年が2022年なのです。
私たちのライフスタイルが刻々と変化を遂げる元年として、知っておきたい情報が得られる1冊です。
■著者プロフィール
国際エコノミスト。マネードクター。
1935年東京生まれ。浦和高校、慶應義塾大学経済学部卒業後、山一證券入社。山一證券経済研究所、山一投資顧問を経て、日本債券信用銀行顧問に転職。「証券から銀行へのめずらしい転職」として脚光を浴びると、英国との合併会社である日債銀ガートモア会長、日債銀投資顧問専務、慶應義塾大学商学部講師、白鴎大学経営学部教授などを歴任。証券と銀行の両業務を経験、一貫して「情報」と「市場の資産運用」をつなげる仕事に携わる。また、世界で初のヘッジファンドについての書籍を執筆、日本で初めてヘッジファンドを買った人物としても知られる。
TBS「サンデーモーニング」、テレビ朝日「サンデープロジェクト」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」などの番組で活躍、自身の名を冠した「今井澂の美女とヤジ馬」は好評を博し長寿番組に。現在も、講演を年間80回以上行うなど、活発に活動。公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構理事、NPO法人金融知力普及協会理事を務める。
主な著書に『シェールガス革命で復活するアメリカと日本』(岩波出版サービスセンター)、『経済大動乱下!定年後の生活を守る方法』(中経出版)、『日本株「超」強気論』(毎日新聞社)、『米中の新冷戦時代 漁夫の利を得る日本株』『2020の危機 勝つ株・負ける株』『2021コロナ危機にチャンスをつかむ日本株』『日経平均4万円時代 最強株に投資せよ!』(以上、フォレスト出版)などがある。本書は48冊目の著書となる。
■書籍概要
書名 : 2022日本のゆくえ
著者 : 今井 澂
ページ数: 204ページ
価格 : 1,760円(税込)
出版社 : フォレスト出版株式会社
ISBN : 978-4866801629
発売日 : 2022年1月24日
URL : https://www.forestpub.co.jp/author/imai/book/B-2020
■会社概要
商号 : フォレスト出版株式会社
所在地 : 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル5F
設立年月日: 1996年4月1日
代表取締役: 太田 宏
業務内容 : 出版物の企画・制作及び販売
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)