東アジア文人の風雅なくらしをかいま見る「特別企画展 東アジア...

東アジア文人の風雅なくらしをかいま見る 「特別企画展 東アジア文人の肖像―書画と文房具―」を開催します

~重要文化財指定品を含む、東アジアの書画と工芸53件を展示~

近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2022年2月18日(金)から4月3日(日)まで、「特別企画展 東アジア文人の肖像―書画と文房具―」を開催いたします。


 豊かな教養をもって詩書画に親しみ、自らもそれを作る「文人(ぶんじん)」は、古くから中国で文学、芸術といった文化の発展を促してきました。書画のみならず、書斎の文房具、飾り物などにも歴史の重みや雅趣をもとめた中国の文人趣味は、朝鮮や日本などに伝わり、それぞれの国で多彩な発展を遂げます。

 本展覧会は、12~20世紀の中国・朝鮮・日本における文人の書画と、書斎道具の計53件を一堂に展示し、東アジアで展開した豊かな文人文化をご覧いただくものです。

 また開催中には、館内の文華苑において、色とりどりの梅や桜などが開花し、春の花々の美しさを楽しむことができます。


                           黄地紫彩花卉人物文尊式瓶 景徳鎮窯 

                           中国・明時代 大和文華館蔵


                                 墨梅図冊(第12図) 汪士慎筆
                                    中国・清時代 大和文華館蔵


<1> 展覧会詳細について
1.名称   特別企画展 東アジア文人の肖像―書画と文房具―
2.会期   2022年2月18日(金)~4月3日(日)
3.休館日 毎週月曜日(但し3月21日〈月・祝〉は開館し、翌22日〈火〉が休館)
4.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
5.入館料  一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料
6.主催   大和文華館
7.出陳品数 53件
       
 (一例)※所蔵館表記のないものは、すべて当館蔵品です。
【1.古代憧憬】
 ・青銅怪獣文鎮子 中国・戦国時代
 ・故事人物図冊 伝・趙孟頫筆 中国・明末期-清初期 黒川古文化研究所蔵
 ・黄地紫彩花卉人物文尊式瓶 景徳鎮窯 中国・明時代 
 ・【重要文化財】 秋塘図 伝趙令穣筆 中国・北宋時代
【2.文房精粋】
 ・五彩荷葉硯 中国・明時代
 ・竜図墨 中国・明時代
 ・螺鈿花卉文筆 中国・明時代
 ・青花透彫蛙蓮華算木文角水滴 朝鮮・朝鮮時代
 ・藍色硝子獅子形鈕印材 中国・清時代 
【3.書画同源】
 ・七絶詩 文徴明筆 中国・明時代
 ・墨竹図 詹景鳳筆 中国・明時代 
 ・墨梅図冊 汪士慎筆 中国・清時代 
【4.山紫水明】
 ・紫竹庵図 伝管道昇筆 中国・元時代
 ・澗泉松声図 浦上玉堂筆 日本・江戸時代 

  
【5.伝神写照 ー清時代の文人肖像画ー】
 ・聴松図巻 王翬・楊晋合作 中国・清時代
 ・石林浄香図 李鴻仁写照・高鳳翰補景 中国・清時代 個人蔵
 ・坐石聴松図巻 湯貽汾筆 中国・清時代 黒川古文化研究所蔵
 ほか



<2> 会期中のイベントについて
1.特別講演「清代文人の苦楽―高鳳翰(こうほうかん)と汪(おう)士(し)慎(しん)―」
(1)日時・場所  3月13日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師     京都国立博物館研究員 森橋なつみ氏

2.日曜美術講座「中国の肖像表現にみる文人へのあこがれ」
(1)日時・場所  3月27日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師     大和文華館 学芸員 都甲さやか

3.講座 美術の窓 連続講座「広重―風土と旅情を描く―」
第5回「広重―生涯と画業〔後編〕~東海道五拾三次以降の画業について~」
(1)日時・場所  3月6日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師     大和文華館 館長 浅野秀剛

4.列品解説
(1)日時・場所  毎週土曜日 午後2時から展示場にて
(2)解説     大和文華館 学芸部
 ※新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、列品解説はスライドによる

  展覧会解説となる場合があります。
 ※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。

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