インフラ老朽化対策へ貢献するヒロセ株式会社、 和歌山県水管橋崩落事故の緊急復旧工事を受注
2022.02.24 12:00
この度当社グループのヒロセ株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役社長:平野 精一)は、2021年10月3日に和歌山市を流れる紀の川に架かる六十谷水管橋の崩落を受け、緊急復旧工事に必要な「工事用仮設橋梁材」を受注いたしました。全体工事は昨年12月に着工し、6月中旬の完成を目指しています。現在一次協力会社株式会社淺川組様のもと、河川の両岸から仮設橋梁材「G桟橋(R)」が地元西村工業株式会社様によって架設中で、約2ケ月という短期間で河川をまたぐ工事用仮設橋梁が架け終わる予定です。
ヒロセは東日本大震災の津波で崩落した本橋の代用としての仮橋設置に多数関わるなど、長年災害発生時に、地域の皆様のライフライン確保へ貢献しています。これまでのノウハウを活かし、インフラ老朽化や国土強靭化といった社会課題の解決にこれからも取り組んでまいります。
1. 受注案件
現場名称:六十谷水管橋緊急工事
施主 :和歌山市企業局
2. 主な契約材料
工事用仮設橋梁材「G桟橋(R)」
(長さ350メートル、総重量2千t)及び杭材
工事全景
3. 工事概要
六十谷水管橋は和歌山市北部に水道水を送る唯一の水管橋であり、この崩落によって約6万戸が断水し、住民の生活に大きな影響を与えました。復旧は急務であり、崩落部分とその前後の計3箇所のアーチを架け替え、残りの部分を補修する計画となっています。
全体工事は昨年12月に着工し、6月中旬の完成を目指しています。現在一次協力会社株式会社淺川組様のもと、河川の両岸から仮設橋梁材「G桟橋(R)」が地元西村工業株式会社様によって架設中で、約2ケ月という短期間で河川をまたぐ工事用仮設橋梁が架け終わる予定です。
4. 仮設橋梁材について
・商品名「G桟橋(R)」(呼称:じーさんばし)
仮設橋梁材は、大型重機が走行しその重機の工事作業台として使用されるため、非常に高強度なものが要求されます。従来の大型H形鋼よりも軽くて丈夫な製作桁を使用することで、高強度が実現し、長スパンにも対応、支持杭本数の削減も図ることが可能なことから工期短縮のニーズにも叶う商材です。リース品で再利用可能な桁として持続可能な開発目標(SDGs)にも適合しています。
・特徴(在来工法との比較)
1. 全体質量の軽減
2. 支持杭本数が削減され、工期短縮が可能
3. 定尺品で現場合わせが少なく、施工が早い
5. 会社概要
商号 : ヒロセ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 平野 精一
所在地 : 〒135-0016 東京都江東区東陽4丁目1番13号
設立 : 2017年4月
事業内容: 仮設鋼材のリース・販売・加工
仮設構造物の計画・設計・提案・工事施工
工法の提案・工事施工
仮設橋梁材のリース・販売
資本金 : 1億円