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3回目ワクチン接種でも作業性・安全性を確認

〜 「クイックフィラーフレックス」導入でワクチン充填作業のパフォーマンス向上〜

医療現場の課題解決に取り組む三田理化メディカル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:千種潤也)は、コロナワクチンの注射器への充填作業が安全かつ効率よく行える「クイックフィラーフレックス」の販売を昨年秋より開始した。このほどワクチン接種容量が半減したモデルナの3回目ワクチン接種においても、本機を導入いただいた病院や集団接種会場において、充填の作業性や安全性が向上していることを確認した。

■達成までの経緯
モデルナワクチンの3回目接種では、1人当たりの1回接種量が、従来0.5mlから0.25mlになった。薬瓶1本あたりからワクチンを取り分ける本数が20本分(2回目接種までの2倍)となったことから、薬瓶の狭いゴム栓部分に針を刺す回数が増え、異物混入を防止するために針刺し場所を微妙にずらしながら充填を行うため、作業が難しくなった。しかし本機導入により、従来の方法と比較し、安全性、清潔性、確実性の点で有益との報告があった。

クイックフィラーフレックス(全体)
クイックフィラーフレックス紹介【動画】
クイックフィラーフレックス紹介Web
https://racoon-medical.co.jp/product/Quick_Filler/
■これまでの実績
【ファイザー対応】
上川町(北海道)、能代市(秋田県)、久慈市(岩手県)、奥州市(岩手県)、三浦病院(宮城県)、五泉市(新潟県)、坂東市(茨城県)、邑楽町(群馬県)、小牧市(愛知県)、石川県立中央病院(石川県)、笠置町(京都府)、相楽郡南山城村(京都府)、相楽郡精華町(京都府)、木津川市(京都府)、藍里病院(徳島県)、川崎町(福岡県)、大分市保健所(大分県)、粟国村(沖縄県)
【モデルナ対応】
京都大規模接種会場(京都府)、新潟市集団接種会場(新潟県)、金沢健康福祉財団(石川県)、三浦病院(宮城県)、笠置町(京都府)、相楽郡南山城町(京都府)、幸手市(埼玉県)、小牧市(愛知県)富士通㈱(神奈川県)、東京海上日動火災保険㈱(東京都)、㈱ウエルネストコミュニケーションズ(東京都)、IT関東ソフトウエア健康保険組合(東京都)、ブラザー工業㈱(愛知県)、竹中工務店(大阪府)、香川県財務省共済組合高松国税局(香川県)、広島県財務省共済組合広島国税局(広島県)

■今後の展開・目標
日本政府は今後、ファイザーとモデルナの確保数の問題から、3回目のワクチン接種ではモデルナの接種数を増やす必要があり、地方自治体の集団接種においてもモデルナを増やしていく方針を示している。また、小児用ワクチン接種の計画も進められており、さらに1回あたりの接種量が減ることから、薬瓶の狭いゴム栓部分に針を刺す回数が増え、充填作業が難しくなるのでクイックフィラーフレックスの導入が増加すると期待している。

■クイックフィラー・フレックスの3つの特長
1. 両手で注射器を操作するため、計量と薬液充填操作が確実かつ容易になります。また、手で薬瓶を保持しないため、体温による薬瓶内液の温度上昇を防止します。さらに、注射針キャップのリキャップ時に針刺し事故が起きないよう、リキャップ専用の針キャップホルダーを新機能として追加しています。

2. 薬瓶をワンタッチでセットでき、手を手指サポート(手指を支える板状の構造)に添えながら充填作業を行うため、安全性・作業スピードが向上し、充填作業のストレス・疲労を軽減(改善)します。注射器への充填作業が不得手な人でも簡単に充填作業が行えるようになり、作業者のローテーションをサポートします。

3. 薬瓶の角度を調整するとゴム栓を直視できるため、充填回数が増加しても重複穿刺を防ぎやすくなりました。また、薬瓶を逆さ向きに保持しているため、瓶内の薬液が下部に集まり充填しやすくなり、注射器内に混入した泡沫を排出しやすくなりました。作業スピード向上と薬液の残量増加により、充填作業に余裕ができます。
手指しサポートに掌を預け両手で注射器を操作するのでストレス軽減
注射器キャップを一時保持するホルダーがあるので針刺し事故防止できる
薬瓶に何度も触れずに充填でき清潔。掌による薬液温度上昇を防ぐ
薬瓶のゴム栓の針刺し位置をしっかり確認できる。
薬瓶に刺さった針先がよく見える
薬瓶の傾き角度調整は自在
■クイックフィラー・フレックスの使い方・利用シーン
集団接種会場、大規模接種会場、職域接種会場において、注射器充填手技が不得手な人でも簡単に充填作業ができ、作業者のパフォーマンスが向上します。接種会場からは、「助かった」「導入してよかった」との声が聞かれています。使い慣れてきてコツをつかむと、1本あたりの充填作業にかかる時間が従来の方法のおよそ半分まで低減できています(当社調べ)。
3回目モデルナ接種(幸手市(埼玉県)集団接種会場 作業者に使用感をインタビュー【動画】
京都府大規模接種会場(ただし、従来型機種使用)【動画】
東京海上日動火災保険株式会社様 職域接種の練習の様子 但し従来型機種使用 【動画】
■クイックフィラー・フレックス誕生の背景
ペインクリニック等(痛みを治療する専門の診療所)においては、薬瓶を逆さに保持固定して注射器へ注射器充填するための器具が、「薬液容器ホルダー」として従前より利用されていました。この「薬瓶を逆さに保持固定する手法」が注射器充填手技を大幅に改善し、スピードを上げつつ、作業者のストレスを軽減することが分かっていました。今回大量のワクチン接種が行わることになったので、「薬液容器ホルダー」のコンセプトはそのままに、集団接種会場の会議机等で利用しやすい「コロナワクチン対応の機器」の開発しました。
■「クイックフィラー・フレックス」製品概要
価格: 65,000円 /台(消費税別・送料別)
販売方法:直接販売、代理店販売
販売店:医療機器流通業者、医療機器流通卸
想定ユーザー:地方自治体、職域接種企業、職域接種大学、個別接種病院・クリニック、病院 等
仕様:本機は薬機法に基づく医療機器に該当しません。
本体寸法:W200×H420×D200
バイアル瓶最大セット数: 2本まで
材質:SUS304
重量:5.5kg
商品規格 品名・型式: クイックフィラー・フレックスP(ファイザー対応)  QFF-P2-1 
            クイックフィラー・フレックスM(モデルナ対応) QFF-M2-1

■会社概要
会社名: 三田理化メディカル株式会社
代表者: 代表取締役 千種 潤也
所在地: 東京都文京区本郷2丁目17-13-102
設立:   2014年9月1日
事業内容:医療機器の開発・製造販売・マーケティングおよび海外展開・輸出。特に、医薬・看護・医療安全・整形外科・ペインクリニック・検査等分野における新商品開発に強みもつ。
URL:   https://racoon-medical.co.jp

【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
三田理化メディカル株式会社
TEL:03-3812-5394
e-mail:jchigusa@racoon-medical.co.jp

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
三田理化メディカル株式会社 代表取締役 千種潤也
TEL:090-4626-6495
e-mail:jchigusa@racoon-medical.co.jp
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