京セラ株式会社（代表取締役社長：谷本 秀夫、以下：京セラ）は、このたび、LTE Category 4対応デバイス「KC4-C-100A」を本年3月から法人のお客様向けに販売開始しますのでお知らせします。

本製品は、通信エリアの広いLTE Category 4を採用しているため、国内の様々な場所での利用が可能です。また、ユースケースに対応したレシピ※2を書き込むことで、複雑なプログラムを必要とせず制御変更が簡単に行えます。さらに、本製品は多くのプロトコルに対応し、主要なクラウドへの接続が可能です。

このような特長により、例えば、工場の現場では機器の状態監視・制御や作業員の動態監視などを簡単に行えるようになり、異常発生時の迅速な対応や省人化に貢献します。またオフィスの現場では、従業員の出退勤管理や、温度センサーを合わせて使うことで人流や体温を可視化し、環境管理・混雑回避が可能です。

京セラのLTE Category 4対応デバイス「KC4-C-100A」は、工場や製造現場、オフィスなどのビジネスの現場における、各企業の課題やニーズに合わせたIoT化を実現します。

※1 LTE Category 4：国内の携帯会社各社で提供されているデータ通信方式「LTE」のカテゴリーの1つ。カテゴリーは、伝送速度など性能の違いを示す言葉。

※2レシピ：あらかじめ既定の動作をするように記述したプログラムデータ。

■LTE Category 4対応デバイス「KC4-C-100A」について

https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/office/iot/products/kc4-c-100a.html?atpress

■「KC4-C-100A」の特長

１．さまざまな機器との高い接続性

・LTE Category 4はLPWA※3に比べて大容量であるため、画像などデータ量の多い通信が可能です。

・GNSS※4やビーコンなどの無線の受信に加え、USB Type-A、シリアル通信、接点入出力などの各種インターフェースを備え、無線・有線接続を通してさまざまなモノやセンサーのデータを集約することが可能です。

※3 IoT機器向けに低消費電力で長距離通信を実現する無線通信技術。

※4 GNSS(Global  Navigation Satellite System)は人工衛星を使用して地上の

現在位置を計測する「衛星測位システム」のうち、全地球を測位対象と

することができるシステム。

２．ノーコード、ローコードプログラミングで導入が簡単

工場や物流の現場などでの機器の状態監視・制御や作業員の動態監視など、現場の課題に合わせたレシピを各種準備し、ノーコードでIoTを実現します。また、より詳細な設定が必要な場合はブロックの組み合わせで制御が変更出来るビジュアルプログラミングツールを用いて、デバイスの動作仕様をローコードでカスタマイズすることが出来ます。

３．各種クラウドと容易に接続が可能 

多くのプロトコルに対応し、難しいプログラミングの知識がなくても容易にデバイスとクラウドの接続が可能です。少ない手順で各種Webサービス、アプリケーションとの連携が実現出来ます。

■「KC4-C-100A」の製品情報とお問い合わせは、当社ホームページをご覧ください。    

https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/office/iot/products/kc4-c-100a.html?atpress

■「KC4-C-100A」の仕様      

【防塵について】

※5 IP4Xとは直径1.0mm以上 の大きさの外来固形物に対して保護していることを意味します。全ての状況での動作を保証するものではありません。また無破損・無故障を保証するものではありません。

※LTEは、ETSIの商標です。

※Bluetooth(R)ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG,Inc.が所有する登録商標であり、京セラ株式会社は、これら商標を使用する許可を受けています。

※その他社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。

※通信事業者との4G LTE回線契約が必要です。

※IoTプラットフォーム提供事業者とのサービス契約が別途必要です。

※位置の特定精度は電波環境に依存するため、環境によっては位置を特定できない場合があります。