もうすぐ新年度スタート!全教科のベースになる、 あの科目を 1 日 10 分で劇的に伸ばす方法とは
もうすぐ新年度がスタートします。新しい学年の勉強についていけるか心配、中学受験イヤーに突入して不安だらけという親御さんも多いのではないでしょうか。
普段の勉強でも、中学受験でも、すべての教科のベースになる科目があると言うのが、中学受験コンサルタントで、人気サイト「国語の達人」を主催する齋藤達也先生。
その科目とは、算数でも、理科でも、社会でもなく、国語。
国語は「日本語の文章を理解する」科目であり、すべての教科の問題は「日本語の文章」で書かれているというのがその理由。
国語力を身につけることで、ほかの教科の成績アップにもつながり、合格率が大きく変わってくるのだそうです。
実際、齋藤先生が数多くの中学受験生を指導するなかで、「合格していくのは、国語の成績がいい子が圧倒的に多い」とのこと。
著書『1 日 10 分!「音読」国語の成績は必ず上がる!』(あさ出版) http://www.asa21.com/book/b216816.htmlからそのポイントを紹介します。
普段の勉強でも、中学受験でも、すべての教科のベースになる科目があると言うのが、中学受験コンサルタントで、人気サイト「国語の達人」を主催する齋藤達也先生。
その科目とは、算数でも、理科でも、社会でもなく、国語。
国語は「日本語の文章を理解する」科目であり、すべての教科の問題は「日本語の文章」で書かれているというのがその理由。
国語力を身につけることで、ほかの教科の成績アップにもつながり、合格率が大きく変わってくるのだそうです。
実際、齋藤先生が数多くの中学受験生を指導するなかで、「合格していくのは、国語の成績がいい子が圧倒的に多い」とのこと。
著書『1 日 10 分!「音読」国語の成績は必ず上がる!』(あさ出版) http://www.asa21.com/book/b216816.htmlからそのポイントを紹介します。
1日10分でテキストや問題集を音読してみよう
読解問題を得意にするためには、最後まで集中を切らすことなく、問題文を正しく読む力が重要です。
そしてその力を身につけるためには、文章に慣れること。
そのためには、さまざまな長さやいろいろな種類の文章に触れる必要があります。
国語で点が取れない子の多くが、最後まで集中して文章を読みきる力がありません。
仮に最後まで読めたとしても、文章を読むだけで疲れきってしまい、設問を解くだけの気力が残っていないのです。
これは、たとえてみれば、「脳のスタミナ不足」です。
文章を読んでいる間に、もしくは問題を読みきった時点で脳のスタミナが切れてしまい、設問を解く時点では脳はとっくに休憩に入ってしまっているのです。
スポーツでもいきなり実践的な練習はしません。
まずは最初にランニングなどで体力づくりをすると思います。
勉強もこれと同じです。読解問題を解くというのは実践的な練習に当たります。
しかし、まずは難解な文章、長い文章が出てきてもちょっとやそっとでは集中を切らさないだけの「脳の体力づくり」をしなくてはいけません。
そしてその力を身につけるためには、文章に慣れること。
そのためには、さまざまな長さやいろいろな種類の文章に触れる必要があります。
国語で点が取れない子の多くが、最後まで集中して文章を読みきる力がありません。
仮に最後まで読めたとしても、文章を読むだけで疲れきってしまい、設問を解くだけの気力が残っていないのです。
これは、たとえてみれば、「脳のスタミナ不足」です。
文章を読んでいる間に、もしくは問題を読みきった時点で脳のスタミナが切れてしまい、設問を解く時点では脳はとっくに休憩に入ってしまっているのです。
スポーツでもいきなり実践的な練習はしません。
まずは最初にランニングなどで体力づくりをすると思います。
勉強もこれと同じです。読解問題を解くというのは実践的な練習に当たります。
しかし、まずは難解な文章、長い文章が出てきてもちょっとやそっとでは集中を切らさないだけの「脳の体力づくり」をしなくてはいけません。
どうやって「脳の体力づくり」をするか
そこで大事になってくるのが、入試レベルの文章を読む訓練です。
塾のテキストや問題集に載っている文章で構いませんから、できれば声に出して、毎日読むようにしてください。
毎日続けていけば、必ず、文章を読むことへの負担や苦痛は減っていきます。
国語の勉強をしたがらない要因は、「国語そのもの」というよりも、「文章を読むことへの嫌悪感」です。
文章を読みたくないから国語の勉強をしたくないのです。
塾のテキストや問題集に載っている文章で構いませんから、できれば声に出して、毎日読むようにしてください。
毎日続けていけば、必ず、文章を読むことへの負担や苦痛は減っていきます。
国語の勉強をしたがらない要因は、「国語そのもの」というよりも、「文章を読むことへの嫌悪感」です。
文章を読みたくないから国語の勉強をしたくないのです。
ですから、文章を読むことへの苦痛を取り除くことが、国語を得意にするための第1歩なのです。
実際、国語が苦手だった子に毎日塾のテキストの文章を1日1題必ず読むように指導したところ、はじめは嫌々読んでいたようですが、3週間ほど経過したころからそれほど負担に感じなくなり、国語の勉強も嫌がらなくなりました。
この状態にまでなってくると、国語の勉強への嫌悪感が減っているので、国語の勉強にも前向きになり、目に見えて成績が上がっていきます。
音読の際のポイントは次の5つです。
【1】テキストレベルの文章を毎日読む(10分程度で読める長さ)。
【2】はっきりと聞き取れる速度と声の大きさで読む。
【3】読み飛ばしや読み間違いをしない(間違えたり飛ばしたりしたら必ず読み直す)。
【4】句読点を意識してしっかり止まる(読点は1秒、句点は3秒ぐらいが目安)。
【5】親が音読を聞いていてあげる(1人で読ませても効果は薄い)。
毎日、音読をするのはたしかに大変だと思いますが、何も1時間も2時間も音読しろと言っているわけではなく、1日あたり10分程度の話です。
文章に触れることで、苦手意識がなくなり、文章が読めるようになれば、国語を好きになってきます。成果が出るのはこれまで指導した子で実証済みですので、毎日の音読、ぜひ続けてみてください。
実際、国語が苦手だった子に毎日塾のテキストの文章を1日1題必ず読むように指導したところ、はじめは嫌々読んでいたようですが、3週間ほど経過したころからそれほど負担に感じなくなり、国語の勉強も嫌がらなくなりました。
この状態にまでなってくると、国語の勉強への嫌悪感が減っているので、国語の勉強にも前向きになり、目に見えて成績が上がっていきます。
音読の際のポイントは次の5つです。
【1】テキストレベルの文章を毎日読む(10分程度で読める長さ)。
【2】はっきりと聞き取れる速度と声の大きさで読む。
【3】読み飛ばしや読み間違いをしない(間違えたり飛ばしたりしたら必ず読み直す)。
【4】句読点を意識してしっかり止まる(読点は1秒、句点は3秒ぐらいが目安)。
【5】親が音読を聞いていてあげる(1人で読ませても効果は薄い)。
毎日、音読をするのはたしかに大変だと思いますが、何も1時間も2時間も音読しろと言っているわけではなく、1日あたり10分程度の話です。
文章に触れることで、苦手意識がなくなり、文章が読めるようになれば、国語を好きになってきます。成果が出るのはこれまで指導した子で実証済みですので、毎日の音読、ぜひ続けてみてください。
設問もしっかりと「音読」
設問は問題文に比べて軽視されがちです。
しかし、国語で誤った解答をする大きな原因は、「設問に正しく答えていない」ことにあります。
つまり設問を正しく読んでいないのです。
多くの子どもが、設問を読み違えたことを「ミス」だと思っています。
たしかに、一度や二度であればミスと言っていいかもしれません。
しかし、テストのたびに設問を読み違えるというのであれば、それはミスではなく、「能力の欠如」と言ってもいいと思います。
「能力の欠如」と言うと少し厳しく聞こえてしまうかもしれませんが、設問を正しく読むことの重要性を十分理解していないということです。
それくらい、「設問をしっかり読んで、理解する」ことは大切です。
設問をしっかりと読む意識を持つだけでも、国語の成績は上がっていきます。
普段の学習時から「設問を注意深く読んでいく」ことが重要です。
そのためにはまず問題文だけではなく設問も「音読」をする。
そう、ここでもやはり「音読」が効果を発揮します。
問題文は音読をするのに、設問を音読しないと、子どもは「設問は大事ではない」と勘違いをしてしまいます。
また、何より、設問を音読することで、解けなかった問題が解けるようになることもあるのです。
しかし、国語で誤った解答をする大きな原因は、「設問に正しく答えていない」ことにあります。
つまり設問を正しく読んでいないのです。
多くの子どもが、設問を読み違えたことを「ミス」だと思っています。
たしかに、一度や二度であればミスと言っていいかもしれません。
しかし、テストのたびに設問を読み違えるというのであれば、それはミスではなく、「能力の欠如」と言ってもいいと思います。
「能力の欠如」と言うと少し厳しく聞こえてしまうかもしれませんが、設問を正しく読むことの重要性を十分理解していないということです。
それくらい、「設問をしっかり読んで、理解する」ことは大切です。
設問をしっかりと読む意識を持つだけでも、国語の成績は上がっていきます。
普段の学習時から「設問を注意深く読んでいく」ことが重要です。
そのためにはまず問題文だけではなく設問も「音読」をする。
そう、ここでもやはり「音読」が効果を発揮します。
問題文は音読をするのに、設問を音読しないと、子どもは「設問は大事ではない」と勘違いをしてしまいます。
また、何より、設問を音読することで、解けなかった問題が解けるようになることもあるのです。
直接国語を指導するときによくあることなのですが、ずっと「わからない」とうんうん唸っていた子が、私が設問を音読し始めると突然「わかった!」と言い出したり、設問を音読させると「あっ!」と声を上げて正解にたどり着いたりします。
そうです。私は何も教えていないのに、設問を音読しただけで正解にたどり着くのです。
音読をすることで、「今まで見えていなかったもの」が見えてくるのでしょう。
正確に言えば、「それまで設問を見ていたが、読んでいなかった」のです。
ですから設問に正しく答えられるようにするためには、「設問を見る」から「設問を声に出して読む」に意識を切り替えさせることが重要です。
しかし、ただお子さんに「設問をしっかりと読みなさい」と言ったところで、おそらく「読んでいるよ」と怒って応酬。親子バトルの原因になるだけです。
そうならないようにするためにも、「設問を音読する」という方法を取ることがいちばんです。
音読をする以上は文章をしっかりと確認する必要がありますし、また「設問を音読する」というルールであれば「音読した・しない」の争いにはならないので、親子バトルにつながる可能性は激減するでしょう。
そうです。私は何も教えていないのに、設問を音読しただけで正解にたどり着くのです。
音読をすることで、「今まで見えていなかったもの」が見えてくるのでしょう。
正確に言えば、「それまで設問を見ていたが、読んでいなかった」のです。
ですから設問に正しく答えられるようにするためには、「設問を見る」から「設問を声に出して読む」に意識を切り替えさせることが重要です。
しかし、ただお子さんに「設問をしっかりと読みなさい」と言ったところで、おそらく「読んでいるよ」と怒って応酬。親子バトルの原因になるだけです。
そうならないようにするためにも、「設問を音読する」という方法を取ることがいちばんです。
音読をする以上は文章をしっかりと確認する必要がありますし、また「設問を音読する」というルールであれば「音読した・しない」の争いにはならないので、親子バトルにつながる可能性は激減するでしょう。
設問を音読すると同時にやるべきこと
設問を音読すると同時に、「問題条件に印をつけていくこと」も大事です。
ここでの「条件」というのは大きく2つあります。
1つ目は、「主語」はもちろんのこと、「なぜ〇〇なのでしょうか」の「なぜ」や、「誰々はどう思ったのでしょうか」といった出題者が設問で「何について聞いているのか」「何を答えてほしいのか」ということです。
2つ目は文字通り、「条件」です。具体的に言うと「〇〇字以内で」といった文字数条件、「抜き出しなさい」「ふさわしいもの・ふさわしくないもの」「1文を」「〇〇という語を使って」などのものです。
設問の条件には、多くのヒントが隠されています。設問条件を丁寧に拾っていくことが正解にたどり着く近道になりますので、しっかりと習慣づけていきましょう。
最後に、「テスト中の音読方法」です。テストのときには当然口に出して設問を読むということはできません。ということで「口パク」が効果的。
実際には声に出さず、口だけ動かすということです。
もちろん設問条件に印をつけていくことも忘れないでください。
声は出さずに口だけ動かしながら読んでも、黙読をするよりは、しっかりと読み込む効果が高いです。
テストでは問題条件に気を配りつつ、1文字1文字、口を動かしながら設問を読ませてください。
設問をしっかりと読む習慣はひと月も繰り返せば身につきます。
しかし、一度身についたからと言って、安心はしないでください。
放っておくと子どもはすぐにめんどくさがって「音読」しなくなりますので、読解問題をやる前や設問に取り組む前には必ず、「声に出して読もうね」と確認しましょう。
ただ、それを行うだけの価値は十分にありますので、ぜひ「設問も、声に出してしっかりと読む」ことを徹底させてください。
ここでの「条件」というのは大きく2つあります。
1つ目は、「主語」はもちろんのこと、「なぜ〇〇なのでしょうか」の「なぜ」や、「誰々はどう思ったのでしょうか」といった出題者が設問で「何について聞いているのか」「何を答えてほしいのか」ということです。
2つ目は文字通り、「条件」です。具体的に言うと「〇〇字以内で」といった文字数条件、「抜き出しなさい」「ふさわしいもの・ふさわしくないもの」「1文を」「〇〇という語を使って」などのものです。
設問の条件には、多くのヒントが隠されています。設問条件を丁寧に拾っていくことが正解にたどり着く近道になりますので、しっかりと習慣づけていきましょう。
最後に、「テスト中の音読方法」です。テストのときには当然口に出して設問を読むということはできません。ということで「口パク」が効果的。
実際には声に出さず、口だけ動かすということです。
もちろん設問条件に印をつけていくことも忘れないでください。
声は出さずに口だけ動かしながら読んでも、黙読をするよりは、しっかりと読み込む効果が高いです。
テストでは問題条件に気を配りつつ、1文字1文字、口を動かしながら設問を読ませてください。
設問をしっかりと読む習慣はひと月も繰り返せば身につきます。
しかし、一度身についたからと言って、安心はしないでください。
放っておくと子どもはすぐにめんどくさがって「音読」しなくなりますので、読解問題をやる前や設問に取り組む前には必ず、「声に出して読もうね」と確認しましょう。
ただ、それを行うだけの価値は十分にありますので、ぜひ「設問も、声に出してしっかりと読む」ことを徹底させてください。
著者プロフィール
齋藤 達也(さいとう・たつや)
1976年、横浜市生まれ。 新5年生の2月から日能研町田校に通い始めるも偏差値は50をいったりきたりの状態が半年以上続く。このままではマズいと思った母親の試行錯誤のおかげで偏差値は一気に70まで跳ね上がり、見事に聖光学院中学校に合格。聖光学院高等学校卒業後、東京都立大学(現・首都大学東京)法学部に入学。
大学卒業後は一般企業に勤めるも趣味で中学受験関係のホームページをつくったところ受験相談が殺到するようになる。 相談に応えるうちに一生懸命に勉強をしている受験生および中学受験に悩む保護者の力になりたいと決意し中学受験コンサルタントとして独立。これまでアドバイスをした中学受験生及び保護者は700組以上。直接指導した生徒は100名近く(2018年3月時点)。
著書に『小6からでも偏差値が15上がる中学受験合格法』『1日10分の「音読」で国語の成績は必ず上がる! 』(ともに、あさ出版)がある。
大学卒業後は一般企業に勤めるも趣味で中学受験関係のホームページをつくったところ受験相談が殺到するようになる。 相談に応えるうちに一生懸命に勉強をしている受験生および中学受験に悩む保護者の力になりたいと決意し中学受験コンサルタントとして独立。これまでアドバイスをした中学受験生及び保護者は700組以上。直接指導した生徒は100名近く(2018年3月時点)。
著書に『小6からでも偏差値が15上がる中学受験合格法』『1日10分の「音読」で国語の成績は必ず上がる! 』(ともに、あさ出版)がある。
書籍情報
タイトル:1日10分の「音読」で国語の成績は必ず上がる!
著者:齋藤 達也
ページ数:223ページ
価格:1,540円(10%税込)
発行日:2013年4月12日
ISBN:978-4-86063-603-6
http://www.asa21.com/book/b216816.html
amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860636031/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/12281179/?l-id=search-c-item-text-01
著者:齋藤 達也
ページ数:223ページ
価格:1,540円(10%税込)
発行日:2013年4月12日
ISBN:978-4-86063-603-6
http://www.asa21.com/book/b216816.html
amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860636031/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/12281179/?l-id=search-c-item-text-01
目次
第1章 誰もが持っている「5つの力」で国語力は必ず上がる!
第2章 国語が苦手な子の「国語力」がどんどん伸びる勉強法
第3章 どんな難しい文章でもスラスラ読み解ける!“説明文”7つのルール
第4章 登場人物の気持ちがおもしろいほどつかめる!“物語文”5つのルール
第5章 答えるツボを押さえて、得点アップを目指そう!
特別問題 問題を解いて、力試しをしてみよう!
第2章 国語が苦手な子の「国語力」がどんどん伸びる勉強法
第3章 どんな難しい文章でもスラスラ読み解ける!“説明文”7つのルール
第4章 登場人物の気持ちがおもしろいほどつかめる!“物語文”5つのルール
第5章 答えるツボを押さえて、得点アップを目指そう!
特別問題 問題を解いて、力試しをしてみよう!
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