宝塚市ゆかりのアーティストを紹介する企画展 「松井桂三展|化学反応実験|Made in Takarazuka vol.3」開催 2022年4月14日(木)~5月14日(土) 宝塚市立文化芸術センター(宝塚市武庫川町7-64)
2022.03.25 12:15
宝塚市立文化芸術センター(所在地:兵庫県宝塚市、館長:加藤義夫)は、日本を代表するアート・ディレクター、グラフィックデザイナー松井桂三氏の個展「松井桂三展|化学反応実験」を、2022年4月14日(木)~5月14日(土)の期間、開催いたします。
詳細URL: https://takarazuka-arts-center.jp/post-exhibition/post-exhibition-1705/
本展は、松井桂三氏が手がけた圧巻のポスターや、平面と立体を軽快に行き交うポップアップ作品など、魅力あふれる200点以上の作品を一堂に展示します。常に新しい表現に挑戦し続ける作品の変遷からは、社会状況・時代の流れも伝わります。ぜひご覧ください。
松井桂三氏は、アパレル企業や文化施設、国際的なイベントのポスターをはじめ、パッケージやロゴマークなど、さまざまなデザインを手がけてきました。2003~2015年まで、大阪芸術大学大学院での指導ならびに大学においてデザイン学科教授を務め、2015年から現在まで、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科学科長として、後進の育成にあたっています。また、宝塚市立文化芸術センターのロゴマークの制作者でもあります。概要は以下の通りです。
メイン画像
▼『Made in Takarazuka』シリーズについて
宝塚市立文化芸術センターは、宝塚市内の芸術家にスポットを当てることを目的に、2020年度から宝塚市ゆかりのアーティストを紹介する『Made in Takarazuka』シリーズを展開しています。(第一弾は、2020年11月14日(土)~12月20日(日)に開催した展覧会「辻司七〇年の絵路ーメアンドロの光芒ー」。第二弾は、2021年9月4日(土)~10月11日(月)に開催した企画展「中辻悦子展ーWHOISTHIS?あなたは、誰れー」。)
■開催概要
タイトル :Made in Takarazuka vol.3 「松井桂三展|化学反応実験」
会期 :2022年4月14日(木)~5月14日(土)
休館日 :毎週水曜日(5月4日は開館)
開館時間 :10:00~18:00(入館は17:30まで)
※開幕日(4月14日)は13:00から
会場 :宝塚市立文化芸術センター2Fメインギャラリー
(〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-64)
公式WEBサイト https://takarazuka-arts-center.jp
観覧料 :一般(高校生以上)800円、中学生以下無料
※障がい者手帳提示でご本人様、付添の方1名まで無料
問い合わせ:宝塚市立文化芸術センター
TEL 0797-62-6800
主催 :宝塚市立文化芸術センター
(指定管理者:宝塚みらい創造ファクトリー)
協力 :大阪芸術大学短期大学部
後援 :神戸新聞社
■関連イベント
〇パートナーズサロン対談松井桂三×加藤義夫(宝塚市立文化芸術センター 館長)
開催日時:2022年4月29日(金・祝)14:00~15:30
会場 :宝塚市立文化芸術センター ガーデンハウス
※定員20名 要予約、パートナー(有料会員)限定。
入場時に、パートナーの会員証をご提示ください。
パートナー入会については、 当センター公式WEBサイトをご確認ください。
※予約方法 受付開始2022年4月1日(金)10:00から
公式WEBサイト専用フォームよりお申込みください。
■プロフィール
松井桂三
Keizo MATSUI
広島市出身。米国アップル社Macのパッケージデザインシステム構築をはじめ、政府広報や関西国際空港(株)のシンボルマークなど制作。プレタポルテ「ヒロココシノ」のブランディング、ロート製薬[肌研ハダラボ]のコンセプト企画、ロゴやパッケージ群のデザインなどさまざまな企業・ブランドのアートディレクションを手がけている。国内外で多数の受賞歴を重ね、MoMA(ニューヨーク近代美術館)をはじめ世界各地の美術館に作品が収蔵されている。2003~2015年まで大阪芸術大学大学院での指導ならびに大学においてデザイン学科教授を務め、2015年から現在まで、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科学科長として、後進の育成にも貢献している。
また、宝塚市立文化芸術センターロゴマークの制作者でもある。宝塚市在住。
松井桂三氏
▼松井桂三氏コメント
デザイン、アート、立体、ガラス、陶芸、映像など、限界をつくらず、ジャンルにこだわらず、挑んできた表現活動。心のおもむくままに発信した先でさまざまな奇跡が起こり、私の世界は広がりました。見る人を戸惑わせ、驚嘆させ、共感させる、脳内遊戯がカタチとなり、人を引き寄せるチカラとなる。そんな作品を創造し続けたい。
この会場で私の作品の変遷をめぐり、HAPPYな化学反応を体感していただければうれしく思います。
▲ガラス作品作りの様子
■作品紹介
「惨劇への発令」(1980)
ニューヨーク近代美術館(MoMA)永久コレクション
アメリカ国立公文書館所蔵「原爆投下命令書」をモチーフとしており、被爆地である広島で育った松井氏の根底に流れる、平和への思いが伝わる作品です。
「悲惨の発令」(1980)ニューヨーク近代美術館(MoMA)永久コレクション
「Fete du graphisme」(2015)
パリ市から参加アーティストとして招聘され、制作された本作は、パリ市街を飾りました。「The Earth was Blue」の言葉からも、環境問題へのメッセージが伝わります。
「Fete du graphisme」(2015)
「(株)ワールド プロモーションツール」(1986)
東京アートディレクターズクラブ賞を受賞した本作は、開くと電話機や蓄音器が飛び出すポップアップ作品です。平面と立体の境界を越えた、松井氏の自由で豊かな発想力が伝わります。
「(株)ワールド プロモーションツール」(1986)
「【祈り】No more Hiroshimaを願って」(1995)
モスクワ国際グラフィックデザインビエンナーレ(ロシア)ゴールデン・ビー賞受賞作。シルクスクリーン11版刷りで作られている。美しくも怪しげな印象が、タイトルを知ることでさらに見る者の胸に刺さります。
「【祈り】No more Hiroshimaを願って」(1995)
(参考)
「LUMEN DIGITAL INSTALLATIONパラダイムシフト/KEIZO MATSUI+STARRYWORKS inc.」(2020)
※本展では、インスタレーショ ン作品は出品されません。
宝塚市立文化芸術センター開館記念展に出品された映像作品。松井氏の作品は映像、彫刻、陶、ガラスと、グラフィックにとどまらない広がりを見せています。
本展では、この映像作品をのぞき型のボックスでご覧いただきます。
(参考)「LUMEN DIGITAL INSTALLATIONパラダイムシフト/KEIZO MATSUI+STARRYWORKS inc.」(2020)
宝塚市立文化芸術センターWEBサイト
URL: https://takarazuka-arts-center.jp
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