第1回「今こそ日本に必要な偉人」調査 ~意外?納得?今の日本に求められている人物、能力とは~
法人会員向けに与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下 リスモン)は、第1回「今こそ日本に必要な偉人」調査結果を発表いたしました。
[調査結果]
(1)今、日本に必要な偉人は誰だと思いますか?
「今こそ日本に必要な偉人」のランキング1位は「聖徳太子」(回答率12.2%)となりました。次いで「坂本龍馬」が2位(同8.2%)、「織田信長」(同6.5%)が3位となり、4位「徳川家康」(同6.1%)、5位「松下幸之助」(同5.7%)、6位「渋沢栄一」(同5.0%)、7位「空海」(同4.5%)、8位「野口英世」(同3.2%)、9位「福沢諭吉」(同2.9%)、10位「豊臣秀吉」(同2.8%)と続きました。
日本初の女性天皇である推古天皇の皇太子として摂政を務め、日本初の憲法である十七条憲法を制定した「聖徳太子」、戦国三英傑と呼ばれる「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」、現在の紙幣の肖像である「野口英世」、「福沢諭吉」など子供から大人までなじみ深い偉人が上位にランクインしたほか、「松下幸之助」、「渋沢栄一」といった近代日本の資本主義を形成した人物も名を連ねています。(図表A)
(2)その偉人に、現代でどのような活躍を期待しますか?
「今こそ日本に必要な偉人」で選択した偉人に対し、現代の日本で、どのような活躍を求めるかを自由回答で尋ねたところ、1位の「聖徳太子」は「一人一人の考え方に耳を傾けてほしい」、「相互理解できるように話し合いを促してほしい」など、十七条憲法の第一条「和を以て貴しと為す」の教えのもと、調和、協調を促す活躍をしてほしいとの意見が多く見られました。
2位「坂本龍馬」には「海外の状況を見据えた国内の改革」、「時代・社会の変革を推し進めてほしい」など、「明治維新」のきっかけを作った活躍ぶりを現代社会において望んでいる様子がうかがえるほか、3位「織田信長」は「色々な物事をスパッと決めてほしい」、「世界に対して日本の立場を鼓舞してリードしていってほしい」など激動の戦国時代で生き抜いたリーダーシップを現代でも発揮してほしいと回答に挙げられています。(図表B)
(3)活躍を期待する偉人別の属性比較
「今こそ日本に必要な偉人」のランキングベスト10を回答者属性別に集計したところ、1位の「聖徳太子」は男女別、年代別すべての属性において1位となっており、人気の高さがうかがえます。
男女別では、男性の2位が「坂本龍馬」(男性回答率7.8%)、次いで「徳川家康」(同7.4%)が3位、「織田信長」(同7.2%)が4位となりました。一方、女性の2位は男性と同様に「坂本龍馬」(女性回答率8.6%)でしたが、3位「松下幸之助」(同6.9%)、4位「織田信長」(同5.8%)となりました。
年代別では、全体5位の「松下幸之助」が、40代(回答率6.8%)と50代(同6.6%)で3位、60代でも5位(同6.4%)にランクインしており、40代、50代のミドル層を中心に「パナソニック」や「松下政経塾」を立ち上げた手腕を評価している様子がうかがえます。(図表C)
(4)日本を導く人に必要な要素は何ですか?
日本を導く人に必要な要素について調査したところ、「リーダーシップ」(回答率32.8%)が最も多く、次いで「広い視野」(同13.0%)、「努力」(同12.7%)となった。特に「リーダーシップ」は、男女別、年代別のすべてにおいて圧倒的な1位となっており、現代の日本人が強く求める要素であるといえます。
男女別でみると、「リーダーシップ」に次いで、男性は「努力」(男性回答率15.0%)、女性は「広い視野」(女性同14.7%)の回答率が高い結果となっています。
年代別では、若年層は「努力」、高齢層は「広い視野」の回答率が高くなる傾向が表れ、「リーダーシップ」に次いで求められている要素は年代によってばらつきが見られます。(図表D)
[総評]
「長引く経済の停滞」、「2025年問題」、「医療機関の逼迫」など、多くの課題を抱えている現代の日本において、時代の救世主として現れてほしい歴史上の偉人を調査すべく、リスモンが独自に「今こそ日本に必要な偉人」調査(11月24日~11月26日)を行ったところ、600人から回答が得られました。
今回の調査において、「聖徳太子」は男女別、年代別すべての属性で1位となり、圧倒的な支持を得ています。「聖徳太子」が制定し日本初の憲法となった十七条憲法は、「和を以て貴しと為す」から始まる「和の精神」によって政治に関わる人々の道徳的規範が示された憲法であり、回答者の選択理由からは、調和や協調が伴った政治力を現代で発揮してほしいという願望がうかがえます。
2位の「坂本龍馬」や3位の「織田信長」は、時代背景は異なるものの、突出した行動力と型破りな発想によって、時代に名を残した偉人である。「織田信長」のように「兵農分離」や「楽市楽座」など、それまでの常識を覆す政策を人々の先頭に立って実現させ、天下統一目前まで迫った強力な「リーダーシップ」や、「坂本龍馬」のような鎖国下で情報が限られていた中でも西洋流の合理性に気付ける「広い視野」を持つ人物が現代社会に求められているといえます。
その他「渋沢栄一」、「松下幸之助」、「本田宗一郎」のように経済界をリードし、世界経済における今の日本の地位を築いた人物は、日本経済の立て直しを望む人々から選ばれていると考えられます。
本調査においては、組織の中心となり、現代の礎となる発想や政策を築いた人物が多くランクインしており、日本を導く人物に対して「リーダーシップ」や「広い視野」を強く求めていることが表れています。
例えば、「松下幸之助」は、松下電器が不調にあった中で、周囲の反対を押し切り、日本で初めて週休二日制の導入を断行し、従業員のモチベーションや効率を向上させ、業績の回復につなげたとされています。現代のスタンダードとなっている週休二日制も、強力な「リーダーシップ」と「広い視野」によって実現されたものといえます。
多くの課題を抱えている現代日本のリーダーたちにも、これまでの時代を創造してきた偉人のように強いリーダーシップと広い視野を持って、世の中を明るい未来へ導き、数十年、数百年後に「今こそ日本に必要」と思われるような歴史に名を残す活躍を期待します。
※ 本編は以下掲載サイトでもご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-12070/
■リスモン調べ動画
今回発表の調査結果について、「今こそ日本に必要な偉人」動画を作成しました。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説をお楽しみいただけます。
掲載サイトよりご覧ください! https://youtu.be/dQE-NUfJkl8
[実施概要]
・調査名称 :第1回「今こそ日本に必要な偉人」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア:全国
・期間 :2021年11月24日(水)~11月26日(金)
・調査対象者:20歳~69歳の男女
・有効回収数:600サンプル
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら: https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2021年12月末時点で14,285(内、与信管理サービス等7,101、ビジネスポータルサイト等3,162、教育事業その他4,022)となっております。
ホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/
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