【清浄心院】1年に一度だけの秘仏公開。"秀吉の傘桜"の見ごろと共に「春の大護摩祈願祭」を開催します / 2022年4月18日(月)~20日(水)
ご本尊 廿日大師のご開帳に合わせた大護摩祈願祭です。
高野山 別格本山 清浄心院(本社:和歌山県伊都郡高野町、代表:池口恵観)は、2022年4月18日(月)~20日(水)にて、「春の大護摩祈願祭」を開催します。「春の大護摩祈願祭」では、1年に一度の秘仏、ご本尊のご開帳を行います。是非廿日大師さまの御前に参拝ください。
ご開帳に合わせて、大阿闍梨 池口恵観住職による商売繁盛・家門繁栄の護摩祈願、鎌倉時代中頃に高野山で刊行された「性霊集」高野版や令和3年夏に発見された江戸時代の中頃に清浄心院発行の版木「十二天曼荼羅」を展示する「春の寺宝特別展」、高野山大学名誉教授 山陰加春夫先生による「鎌倉殿の13人時代の高野山」の講演会を行います。
見頃を迎える高野山随一の桜、"秀吉の傘桜"とともにお楽しみください。
ご開帳に合わせて、大阿闍梨 池口恵観住職による商売繁盛・家門繁栄の護摩祈願、鎌倉時代中頃に高野山で刊行された「性霊集」高野版や令和3年夏に発見された江戸時代の中頃に清浄心院発行の版木「十二天曼荼羅」を展示する「春の寺宝特別展」、高野山大学名誉教授 山陰加春夫先生による「鎌倉殿の13人時代の高野山」の講演会を行います。
見頃を迎える高野山随一の桜、"秀吉の傘桜"とともにお楽しみください。
「春の大護摩祈願祭」の特徴
1,1年に一度の秘仏、廿日大師のご開帳
承和2年(835年)3月20日、弘法大師が入定される前日に自らの像を彫刻され「微雲管(みうんかん)」の3文字を像の後ろに刻まれました。この像は「廿日大師」と称され御本尊として今も私たちを見守ってくださっています。この秘仏の1年にたった一度だけのご開帳ですので、この機会に是非、ご参拝ください。
2,高野山宿老 池口恵観住職による大護摩祈願
毎年4月20日の縁日に合わせて3日間にわたり廿日大師様を本尊に、大阿闍梨 池口恵観住職による商売繫盛・家門繁栄祈願を行い、皆さま方のご多幸とご家門のご繁栄を祈願続けて今日に至っております。大護摩祈願では、祈祷札を授与いたします。 お札は、4月20日の廿日大師祈願祭後、護摩行でご祈祷した後、お送りさせていただきます。
3,見頃を迎える"秀吉の傘桜"
清浄心院の傘桜は、高野山随一の桜として知られています。
清浄心院の中でも満開時の形が傘に似ていることから「傘桜」と呼ばれ、別名「太閤桜」とも呼ばれることがあります。
文禄三年(1594年)豊臣秀吉が高野山で母の法要を執り行ったときに清浄心院で花見を催し、「年を経て老木も花や高野山」と傘のように咲いていたサクラのことを歌に詠んだと伝えられています。
清浄心院の中でも満開時の形が傘に似ていることから「傘桜」と呼ばれ、別名「太閤桜」とも呼ばれることがあります。
文禄三年(1594年)豊臣秀吉が高野山で母の法要を執り行ったときに清浄心院で花見を催し、「年を経て老木も花や高野山」と傘のように咲いていたサクラのことを歌に詠んだと伝えられています。
4,春の寺宝特別展
清浄心院・高野山文化歴史研究所にて当院の文化財の調査・研究を行っております。寺宝特別展では、こうした研究の中で発見された宝物を順次公開しています。
この度の春の寺宝特別展では、2つの寺宝を公開いたします。
この度の春の寺宝特別展では、2つの寺宝を公開いたします。
『性霊集』高野版(鎌倉時代)
令和3年12月、清浄心院・高野山文化歴史研究所が清浄心院の蔵で発見した「遍照発揮性霊集」。 鎌倉時代中頃に高野山で刊行された高野版で、 巻子本で仕立てられた大変珍しいものです。
「十二天曼荼羅」(江戸時代)
令和3年夏に発見された清浄心院発行の版木で、江戸時代中期頃、流行した疫病に際し、疫病退散のために作られたものと考えられます。主尊は不動明王。十二天は帝釈天、水天、焔摩天、毘沙門天など東西南北を護る四天をはじめ、各方位を護る十二の護方神を意味し、主尊を中心とした曼荼羅世界を形成しています。
5,高野山大学名誉教授 山陰加春夫先生による「鎌倉殿の13人時代の高野山」講演会
鎌倉時代は高野山が幕府にとって大きな役割を果たしていました。北条政子が源頼朝や実朝の菩提を弔うために創建した金剛三昧院を拠点に、幕府の重臣である安達景盛(高野入道)が高野山にいながら幕府に参与していたと伝わっております。安達景盛は頼朝の流人時代からの側近であり、大河ドラマ「鎌倉の13人」の一人でもある安達盛長の子です。
平安時代末期、平宗盛によって再建された清浄心院のお話から始まり、鎌倉時代に高野山がどのような存在になっていたのかお話しいただきます。
平安時代末期、平宗盛によって再建された清浄心院のお話から始まり、鎌倉時代に高野山がどのような存在になっていたのかお話しいただきます。
山陰加春夫(やまかげかずお)氏 プロフィール
1951年和歌山県生まれ
高野山大学大学院博士課程中退、98年「中世高野山史の研究」で大阪市大文学博士。
高野山霊宝館副館長を経て、高野山大学名誉教授。専門は日本中世史。
著書に「歴史の旅 中世の高野山を歩く」、「 新編中世高野山史の研究」などがあります。
高野山大学大学院博士課程中退、98年「中世高野山史の研究」で大阪市大文学博士。
高野山霊宝館副館長を経て、高野山大学名誉教授。専門は日本中世史。
著書に「歴史の旅 中世の高野山を歩く」、「 新編中世高野山史の研究」などがあります。
「春の大護摩祈願祭」の実施概要
【 廿日大師ご開帳】
◇開催日時:2022年4月20日(水)9:30~
◇拝観料:お一人様2,000円
【大護摩祈願祭】
◇開催日:2022年4月18日(月)~20日(水)各日12時30分~
◇参加無料
◇Youtube『Koyasan 天風チャンネル』でも生配信します。遠隔にて護摩祈願参加可能です。
https://www.youtube.com/channel/UCbxS9k5d2_scERfopOIEQ0A
【春の寺宝 特別展】
◇開催日時:2022年4月1日(金)~6月30日(木)
① 11:00~
② 12:30~
③ 16:00~
◇拝観料:1,000円(護摩木1本付)(要予約)
◇予約:TEL 0763-56-2006(清浄心院)
【山陰加春夫先生講演会】
◇開催日時:2022年4月18日(月)11:00~12:00
◇場所:別格本山 清浄心院広間
◇司会:木下浩良氏(清浄心院・高野山文化歴史研究所 所長)
◇受講料:無料(要予約)
◇予約:TEL 0763-56-2006(清浄心院)
◇開催日時:2022年4月20日(水)9:30~
◇拝観料:お一人様2,000円
【大護摩祈願祭】
◇開催日:2022年4月18日(月)~20日(水)各日12時30分~
◇参加無料
◇Youtube『Koyasan 天風チャンネル』でも生配信します。遠隔にて護摩祈願参加可能です。
https://www.youtube.com/channel/UCbxS9k5d2_scERfopOIEQ0A
【春の寺宝 特別展】
◇開催日時:2022年4月1日(金)~6月30日(木)
① 11:00~
② 12:30~
③ 16:00~
◇拝観料:1,000円(護摩木1本付)(要予約)
◇予約:TEL 0763-56-2006(清浄心院)
【山陰加春夫先生講演会】
◇開催日時:2022年4月18日(月)11:00~12:00
◇場所:別格本山 清浄心院広間
◇司会:木下浩良氏(清浄心院・高野山文化歴史研究所 所長)
◇受講料:無料(要予約)
◇予約:TEL 0763-56-2006(清浄心院)
池口恵観住職について
恵観法主は、室町時代から五百年以上続く真言密教修験の第十八代目の相承者・薩摩の国の傳燈法師であり、相承秘伝の護摩を日々厳修、一切衆生の祈願に応えられています。また、真言密教最高秘法「焼八千枚護摩供」を百一回以上も修行、その絶大な法力は、広く内外に知られています。
昭和六十三年十二月には、真言密教最高厳儀「学修潅頂」に入壇受法され、傳燈大阿闍梨位にご昇供。翌、平成元年には、百日間にわたり、密教史上誰もなしえなかった秘法「百万枚護摩行」を御修行。一日に乳木一万本と添え護摩木三千枚を焚焼するという壮絶極まりない決死の行を無魔成満。
平成二十六年には、高野山 別格本山 清浄心院の住職に就任されています。
昭和六十三年十二月には、真言密教最高厳儀「学修潅頂」に入壇受法され、傳燈大阿闍梨位にご昇供。翌、平成元年には、百日間にわたり、密教史上誰もなしえなかった秘法「百万枚護摩行」を御修行。一日に乳木一万本と添え護摩木三千枚を焚焼するという壮絶極まりない決死の行を無魔成満。
平成二十六年には、高野山 別格本山 清浄心院の住職に就任されています。
清浄心院について
高野山真言宗別格本山。住職池口恵観。
当天長年間(八二四〜三四)に高祖弘法大師により草創される。
徳川時代には院領高三五石、上杉謙信、佐竹義宣などの諸大名が檀家となりました。その縁は深く、上杉謙信の祈願所、佐竹家の菩提所としての 役割を果たしており、奥之院にある上杉謙信霊屋一棟(国指定重要文化財)は当院の管理によるもの。御本尊廿日大師像は、承和二年(八三五)三月二十日、入定を明日に控えた高祖弘法大師により彫刻され、 像の背後に「微雲管」の三字が書かれていると伝わっています。境内には、運慶作の阿弥陀如来立像、中将姫筆の九品曼荼羅、当麻建立之図(以上、重要文化財)などがあり、門内の名木傘桜も見所のひとつです。 この傘桜には、太閤豊臣秀吉が花見を催したという逸話も残されています。
当院は、その名の如く清浄を極め、簡素にして優雅、高野山の伝統的な大釜のある台所など、 総本山金剛峰寺の参考となったと言われる建築様式を今に残しています。
当天長年間(八二四〜三四)に高祖弘法大師により草創される。
徳川時代には院領高三五石、上杉謙信、佐竹義宣などの諸大名が檀家となりました。その縁は深く、上杉謙信の祈願所、佐竹家の菩提所としての 役割を果たしており、奥之院にある上杉謙信霊屋一棟(国指定重要文化財)は当院の管理によるもの。御本尊廿日大師像は、承和二年(八三五)三月二十日、入定を明日に控えた高祖弘法大師により彫刻され、 像の背後に「微雲管」の三字が書かれていると伝わっています。境内には、運慶作の阿弥陀如来立像、中将姫筆の九品曼荼羅、当麻建立之図(以上、重要文化財)などがあり、門内の名木傘桜も見所のひとつです。 この傘桜には、太閤豊臣秀吉が花見を催したという逸話も残されています。
当院は、その名の如く清浄を極め、簡素にして優雅、高野山の伝統的な大釜のある台所など、 総本山金剛峰寺の参考となったと言われる建築様式を今に残しています。
寺院概要
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