練馬区で『中国語で生活する』中国残留邦人等の 医療・介護のための通訳サービス実施に向けて クラウドファンディングを開始
2022.04.11 11:00
居宅介護支援事業所/訪問介護事業所を行う特定非営利活動法人 柏の友(所在地:東京都練馬区、代表理事:小宮 立先)は、「練馬区で『中国語で生活する』中国残留邦人等の医療・介護のための通訳サービス」を実施するためのクラウドファンディングを開始しました。
「練馬区で『中国語で生活する』中国残留邦人等の医療・介護のための通訳サービス」クラウドファンディングサイト:
https://camp-fire.jp/projects/view/565873
■募集の趣旨
柏の友は、2004年にNPO法人として認可を受けた、居宅介護支援事業所/訪問介護事業所です。練馬区内には、「中国語を母語とする」多数の帰国者とそのご家族等がお住まいです。これらの方々へも介護サービスを提供しています。
職員にも、中国残留邦人だった者が数名おりますが、将来にわたって、日本語しか使えない職員がサービスの担い手となるためには、日本語-中国語の通訳者を雇用し、医療・介護に関わる知識を豊富にしていけるよう、育てていかなければなりません。
その経費を賄うために、多くの皆さまからの寄付を求めています。
■背景
1945年8月の終戦時、旧満州国(中国東北地方)をはじめ、中国各地には、「開拓団」など多数の日本人が生活していました。敗戦による混乱の中、中国に取り残された多数の邦人は、戦後、日中国交回復後、ようやく家族とともに日本に帰ることができました。練馬区には、多数の元残留邦人が生活しています。これらの方々が高齢や障がいで支援を求める際には、医療・介護に詳しい通訳が必要です。
■特徴
*「中国語で生活する」中国残留邦人等
中国残留邦人等帰国者の多くは、日本語の習得の機会も乏しく、中国語で生活しています。医療や介護の現場に、中国語を母語とする職員が対応することで、日本人である帰国者も、安心して地域社会の中で生活していくことができます。
*新たに通訳事業を開始
日本人や外国人永住者など、職業選択が自由な人たちを除くと、介護福祉士資格がないと訪問介護事業に就労できるビザが認められません。今後も、介護を必要する「中国語で生活する人」は確実に増えます。新たに専従の通訳者を雇い、地域の方たちの力になるよう医療・介護の通訳のスキルを磨きます。
*コロナ禍が収束すれば
日本への入国が厳しい状況が続いています。かつては、高度先進医療受診のために来日する中国人が多数いました。今後、又多くの中国人が来日できるようになると、養成した専従通訳は、これらの方々の医療受診にも大きな力となります。専門性を持つ通訳の養成は、新たなビジネスとして成立します。それまでの間、地域の方々の力になる通訳者を養成するためのクラウドファンディングです。
■リターンについて
寄付型のクラウドファンディングです。リターンとして、何か商品価値のあるものをお返しすることは、申し訳ありませんができません。サンクスメールをお送りいたします
■プロジェクト概要
練馬区で『中国語で生活する』中国残留邦人等の医療・介護のための通訳サービス
期間 : 2022年4月4日(月)~5月31日(火)
URL : http://camp-fire.jp/projects/view/565873
(社会問題と向き合う人のクラウドファンディング GoodMorning)
■会社概要
商号 : 特定非営利活動法人 柏の友
代表者 : 代表理事 小宮 立先
所在地 : 〒176-0021 東京都練馬区貫井3-5-6 ドンズビル302
設立 : 2006年2月
事業内容: 居宅介護支援事業所/訪問介護事業所/通訳事業
URL : http://kasiwanotomo.com