建設業界の底上げを!ものつくり大学の「技能五輪全国大会を 目指す学生応援プロジェクト」がクラウドファンディングを開始 ~世界に通用する建築技術・技能者の育成を目指して~
2022.05.10 11:00
ものつくり大学(埼玉県行田市)技能工芸学部 建設学科(教授:小野 泰・三原 斉・澤本 武博、准教授:松岡 大介)で進める「技能五輪全国大会を目指す学生応援プロジェクト」では、大学を取り巻く環境が日々変わっていく中、更なる教育・研究・社会貢献の活性化のために、クラウドファンディングによる寄付募集に2022年4月1日より取り組んでいます。
「技能五輪全国大会を目指す学生応援プロジェクト」クラウドファンディングサイト
URL: https://readyfor.jp/projects/78522
■ものつくり大学と技能五輪の関わりについて
建設業の合理化が進む中、日本の伝統的な技能を必要とする建築大工や左官の技能者(職人)入職離れにより技能継承が困難となっております。我々の大学では開学当初から各職種の技能の習得を行い、技能をよく知る技術者(テクノロジストと言う)の育成に注力した教育を行っています。そして、日本の伝統的な仕事に興味を持ってもらい、その道のプロフェッショナルを目指し、世界に通用する建築技術・技能者として活躍してもらいたいという気持ちから「技能五輪全国大会」に参加しています。
技能五輪全国大会各賞メダル
■技能五輪について
技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性をアピールし、技能尊重の機運に資することを目的として実施する大会です。技能五輪全国大会の参加者は、学校(大学・高専・専門学校・高校)の学生や生徒、入職して間もない若手技能者たちです。本学からは以下の5業種に参加しています。○建築大工職種 ○左官職種 ○造園職種 ○タイル張り職種 ○とび職種
技能五輪全国大会 左官職種競技1
技能五輪全国大会 建築大工職種競技1
技能五輪全国大会 造園職種競技1
技能五輪全国大会 タイル職種競技1
技能五輪全国大会 とび職種競技1
■直面する課題
技能五輪全国大会に携わり約20年。その中で、主催者のJAVADAやものつくり大学からの支援金の減額が続き、一方で訓練に使用する材料の調達や処分費等が高騰し、コーチや指導員に適切な謝金を支払うこと等、適切な教育を行う費用が大きく不足している状況です。今後も技能五輪全国大会やWSC(=World Skills Competition、技能五輪国際大会)に若者たちがストレスなく出場してもらうため、教育・訓練ができる場をつくることが重要です。上記5職種技能五輪全国大会選手たちの教育訓練にかかる費用として、クラウドファンディングに応募することとしました。
■プロジェクトの展望・ビジョン
本プロジェクトの実施により、日本人の若者たちが、建築工事に興味を持ち、適切な作業方法を後世に伝えることができ、つまるところは「日本の建設業界の底上げを図ることができる」と考えています。
若者たちに建築の仕事を知ってもらい、世界で活躍できる人材の育成に注力していくために、皆様の応援が必要です。どうかよろしくお願いいたします。
■リターンについて
「選手を応援」
1万円 :感謝のメール。報告レポート(PDF)。寄付金領収書。
10万円 :感謝のメール。報告レポート(PDF)。ホームページにお名前掲載(中)、寄付金領収書。
100万円:感謝のメール。報告レポート(PDF)。ホームページにお名前掲載(大)、寄付金領収書。
■プロジェクト概要
プロジェクト名: 技能五輪全国大会を目指す学生応援プロジェクト
期間 : 2022年4月1日(金)~6月30日(木)午後11:00
URL : https://readyfor.jp/projects/78522
■学校概要
名称 : ものつくり大学
学長 : 國分 泰雄
所在地: 〒361-0038 埼玉県行田市前谷333
URL : http://www.iot.ac.jp