製造・生産現場での業務改善に ネクストシステムが、AIで高度な作業解析が可能なシステム 「VP-Motion」を2022年5月12日より販売開始
~骨格情報から現在の行動をリアルタイムで解析。データ蓄積で現場の課題発見~
株式会社ネクストシステム(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:藤田 義生、以下「当社」)は、AIで高度な作業解析や行動解析が可能なシステム「VP-Motion」の提供を2022年5月12日より開始しました。
作業解析システムを自ら構築する場合、大掛かりな開発が必要でしたが、「VP-Motion」ではお客様ご自身で検知したい作業を学習させることで、AIを活用したオリジナルの作業解析システムを低コストで構築できます。
現場のニーズに合わせてお客様側にて自由に学習できるため、さまざまなケースでの活用が可能です。
1) 作業ミスの検知(定形作業など)
2) 急病人、転倒事故の早期発見
3) 事故へつながる行動の検知(運転中の携帯利用など)
4) 不審行動の検知
5) 分析目的でデータを蓄積(ビッグデータ活用)
6) シンプルな監視カメラシステムとしての利用、など
■行動解析システム「VP-Motion」とは?
「VP-Motion」とは、検出したい行動や作業、動作に名前(ラベル)をつけて、あらかじめAIに学習させることで、骨格情報から対象の人物がどんな行動や作業をしているかをリアルタイムで判別できる最新のAI行動解析システムです。
<行動解析システム「VP-Motion」WEBページ>
https://www.next-system.com/vp-motion
<行動解析システム「VP-Motion」イメージ動画>
近年の少子高齢化による労働力不足を背景に、ITを活用してムダやムラを発見し業務改善を行いたいというニーズが高まっています。当社は、これらの問題を解決するオールインワンパッケージシステムとして「VP-Motion」を開発しました。実際にお客様からの要望も多く、リリース前にもかかわらず、既に20社を超えるお客様から販売を期待する声をいただいています。
作業解析を行う事前準備として、教師データ作成ツール「VP-Motion Annotator」を利用し、お手持ちの動画素材から、検出したい行動にお客様ご自身で名前(ラベル)を設定します。その後、学習システム「VP-Motion Trainer」で学習を行うと、オリジナルのAIモデル(学習済モデル)を自動生成できます。
実際に作業解析を行う際には、現場にカメラを設置し、監視システム「VP-Motion Monitor」に前述したオリジナルのAIモデル(学習済モデル)を適用すると、あらかじめ学習させた作業を対象の人物が行った際にリアルタイムで検出できます。同時に解析できるカメラ台数は最大で8台です。(※1)
※1:利用するPCのスペックにより変動します。
▼教師データ作成ツール「VP-Motion Annotator」イメージ
▼学習システム「VP-Motion Trainer」イメージ
▼監視システム「VP-Motion Monitor」イメージ
■行動解析システム「VP-Motion」の活用例
「VP-Motion」は生産・製造現場での業務改善をはじめ、さまざまなケースで活用できます。
例えば「VP-Motion」で取得した行動解析データを蓄積(ビッグデータ化)しておき、その後BIツール(※2)などで分析を行うと、作業工程での課題発見への活用も可能です。また、ソケット通信機能を利用すると、カメラから検知したログデータをリアルタイムで外部アプリケーションへ送信できます。特定の行動が検知された際に機械を停止するなど、作業の自動化も可能です。
監視カメラシステムを所持していない場合でも、「VP-Motion」は動画データの記録が可能なため、シンプルな監視カメラシステムとして利用できます。まずは動画データのみを蓄積しておき、将来的にAI導入を検討するという使い方も可能です。
<データ蓄積活用例(ビッグデータ化)>
・物を探している時間が長い → 置き場所の固定化を検討
・頻繁に間違える作業工程がある → 作業の簡略化検討、など
<ソケット通信機能活用例>
・作業工程の順番を間違った → 自動で機械を停止
・急病人と思われる行動を検知した → 監視室に自動で通知し、早期発見
・特定の不審な行動を検知した → 監視室に自動で通知して警備員を派遣、など
※2:BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとは、蓄積した大量のデータ(ビッグデータ)から必要な情報を集約し、ひと目でわかるように可視化する分析を目的としたツールです。
■行動解析システム「VP-Motion」の特長
従来のAIを利用した行動解析システムでは、映像データとして学習させることが一般的でしたが、データサイズや、学習時間、労力が課題となっていました。
一方「VP-Motion」では、当社が独自に開発する姿勢推定AIエンジン「VisionPose(R)(※3)」で検出された骨格情報を元に行動を解析しています。映像データを骨格データに変換することで、学習時間の大幅な短縮や、教師データの軽量化、推論時間の高速化を実現しています。
<VP-Motionの特長>
・学習した時のカメラアングルと異なる視点のカメラアングルであっても検知が可能
・短時間で学習可能
・教師データが軽量
・解析速度が速い(リアルタイムで認識が可能)
・動画ベースの教師データ作成ツールと学習システムが付属
・最大8台のカメラを同時に監視可能
・複数人で教師データの作成が可能
※3:VisionPose(R)は、株式会社ネクストシステムの登録商標です。
■行動解析システム「VP-Motion」製品概要
<基本パッケージ>
価格:798,000円(税抜)/1パッケージあたり
内容:・教師データ作成ツール「VP-Motion Annotator」(※4)
・学習システム「VP-Motion Trainer」
・監視システム「VP-Motion Monitor」
・学習システム用プロダクトキー/PC1台分
・監視システム用プロダクトキー/PC1台分
※4:「VP-Motion Annotator」の実行にプロダクトキーは不要です。
<追加ライセンス>
価格:98,000円(税抜)/1PCあたり
内容:・監視システム用プロダクトキー/PC1台分
<年間サポート契約(※5)>
価格:240,000円(税抜)/1年間
・初回オリエンテーション(使い方などの説明)
・営業時間内でのメール対応(翌営業日回答)
・契約期間は、ご契約いただいた日から1年
※5:サポート契約がない場合はベストエフォート対応とします。
■姿勢推定AIエンジン「VisionPose(R)」とは?
本システムで人物の骨格情報を検出するために使用されている「VisionPose(R)」は、マーカーや深度センサなどを使わずに、カメラ映像や静止画・動画を使用して複数人の骨格情報を検出可能な高精度の姿勢推定AIエンジンです。商用利用を含め用途に制限はなく、Windows/Linux/iOS/Jetsonなど幅広いプラットフォームでの動作が可能です。現在は国内大手企業を中心に、シリーズ累計250社を超える企業、販売数にして380本以上をご導入いただいています。(2022年4月時点)
<VisionPose(R) WEBサイト>
URL: https://www.next-system.com/visionpose
<VisionPose(R)プロモーションビデオ>
URL: https://youtu.be/3Hr7sx9NCQ8
■株式会社ネクストシステム 概要
代表者 : 代表取締役社長 藤田 義生
所在地 : 福岡市南区井尻3丁目12番33号
設立 : 2002年8月
事業内容 : 姿勢推定AIエンジン「VisionPose」の開発・販売
AIによる行動解析、エルゴノミクスシステムの研究開発
xR(AR/VR/MR)などの最先端システムの研究開発
ARサイネージ「Kinesys」の開発・販売
WEBサイト: https://www.next-system.com/
Facebook : https://www.facebook.com/nextsystemcom/
Twitter : @next_kinesys( https://twitter.com/next_kinesys )
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