中国・四川省が余剰水力発電による グリーン水素製造プロジェクトを本格始動 日本のパートナー企業の募集を開始
水素の製造・輸送、水素充填ステーションおよび 関連機器の製造や運用を行う企業との協力・連携を希望
2022.05.31 10:30
三国志の聖地、美食の都、中国を代表する観光地として知られる四川省は、水力、天然ガス、風力、太陽光などのエネルギー資源が豊富な地域で、水力による発電においては中国一の規模を誇っています。
経済成長が著しい四川省の首都・成都市。大型商業施設や金融機関、ハイテク産業関連企業などが集まる
近年、水力発電の能力が需要を上回り、非効率な利用が懸念されています。そのような状況下で、安価な水力発電を利用して水素を製造することはたいへん有意義な選択肢のひとつです。四川省、成都市は、ともに水素エネルギー産業発展計画を発表し、開発・製造および普及を強化する方針を示しており、国内外の企業が水素エネルギー関連産業に参入するのに非常に良い環境が整っています。
四川省では、水素エネルギーを燃料とする燃料電池車や燃料電池などの開発・製造・普及事業が積極的に進められている
GSEO(GREEN&SMART ENERGY ORGANIZATION)は、2021年5月に中国で開催され、日本の有力企業も多数参加した水素エネルギー会議に続き、“CH2Now”プラットフォームの構築を進めています。このプラットフォームでは、GSEOの幅広いネットワークを活用し、政府、大手エネルギー企業、水素エネルギー・燃料電池・自動車メーカー、投資銀行、研究機関などと協力して水素エネルギー事業に取り組んでいます。
エネオスの前田 征児氏によるオンライン講演(『2021国際水素エネルギー産業協力大会』会場)
そのひとつが、四川省の水力発電で製造したグリーン水素を、陸路で深センの大湾区(グレイターベイエリア)に、水路で日本に輸送するプロジェクトで、現在、計画・運用リソース形成の初期段階にあります。
水素エネルギーの国際協力を推進する“CH2Now”プラットフォーム
本プロジェクトを積極的に推進するため、GSEOでは協力や連携を目的として、以下の事業を行う日本のパートナー企業を募集しています。
●水素製造・貯蔵・供給の設備・材料メーカーおよび開発機構
●水素ステーションの部品・材料メーカー
●燃料電池の部品・材料メーカー
●水素自動車の主要部品メーカー
●水素設備評価・測定・分析機器メーカー
本プロジェクトおよびGSEO、“CH2Now”プラットフォームに関心をお持ちいただける日本企業の皆様からのお問い合わせをお待ちしています。
【GSEOについて】
「カーボンゼロの未来」の実現に向けて設立した非営利組織で、クリーンエネルギー分野の国際的なプラットフォームとしての役割を果たす
【会社概要】
会社名 : Green & Smart Energy Organization
代表者 : オ(ウ)剣波
所在地 : Vienna office:Kaerntner Ring 5-7, Vienna A-1010, Austria
中国オフィス: 25F,企業天地2,化龍橋,渝中区 重慶市 中国
設立 : 2020年9月
事業内容 : スマートエネルギー技術推進およびプロジェクト協力のための
金融・人材・情報サービスの提供
会社URL : http://jp.igseo.org/
※「烏邑」は特殊文字にあたるため代替文字として使用しております
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